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2014年2月 3日 (月)

「ROOM237」:パンチのないゴタク

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映画『ROOM237』はスタンリー・キューブリックの『シャイニング』を巡るマニアたちの考察と深読みを103分にわたって披歴します。まさに映画マニア向けの映画であり、キューブリック・ファン、『シャイニング』ファンである小生としては非常に期待したのですが、果たして・・・。

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うーん、開巻一番の昔のワーナーブラザース・ロゴのパロディーには「おっ!」と身を乗り出したのですが、そこから先は期待ほどには興奮しなかったというか・・・。鋭い指摘が全然なくて拍子抜けしました。かと言って大笑いできるほどのおバカ分析があるわけでもないし、なんかマジメなんだかふざけてんだかも中途半端。驚くに驚けず、笑うに笑えずってところでした。どうせならもっと徹底的に荒唐無稽な深読みでもしていただければよかったのですが・・・。 それに『シャイニング』の中で小生にとって最大の不可解シーン=着ぐるみ男とタキシード男のベッド場面 への言及が一切なかったのも不満です。最終的に「ゴタクを並べてるだけのパンチのない作品」になってしまいました。

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それにしてもキューブリック財団や遺族やワーナー・ブラザーズが認めていないのに、こんなに作品のフッテージって使えちゃうものなんですね。『シャイニング』のみならずキューブリックの全作品から様々な場面を抜き出して、編集しております。でも、ここらのモンタージュにおいても、鋭いのはほとんどなし(冒頭のトム・クルーズがらみが良かったぐらい)。 結局、『シャイニング』をはじめとするキューブリック作品の映像が、時代を経ても全く古びないこと、その素晴らしさが再確認できたということだけが本作の取り柄なのでした。

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