「メイジーの瞳」:オナタちゃんを見る映画
映画『メイジーの瞳』は、少女メイジー役のオナタ・アプリールちゃんを見る映画。かーいいーーーったらありゃしない!! この子のけなげな一挙手一投足から目が離せません。
整いきった美少女ではなく、ちょっとサルっぽさもあるんだけど、それでも目とか鼻とか口元とか、かわいさ全開です。寂しげな雰囲気とか、はかなげな声もいいではありませんか。彼女の衣装もまたステキなんですよねー。
ジュリアン・ムーア演じる有名なロック歌手の母親が、まあひどい奴でして、子育ての「おいしいいとこだけ取り」というか、ネグレクトしつつペットのようにかわいがる、それも子供のためではなく自己満足のために、って感じで、ジュリアン・ムーアもよくこんな役引き受けたもんですって思っちゃうぐらいイラッとくる奴なんです。
まあダンナの方も子供への愛情薄い人で、自分の仕事にしか興味のないタイプ。困ったもんです。こういう複雑な家庭環境で、いろんな問題に直面しながら育っているメイジーちゃん、大人になったら結構ココロの問題抱えた人になっちゃうんじゃないかと心配です。
ラストだって解決にはなっていません。でもなんか爽やかなんです。風が、陽光が、あたたかいんです。そういう感覚が、この映画の美点です。メイジーちゃんはけなげに元気に生きていくのです。
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