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2014年3月25日 (火)

http://tokokonats.exblog.jp/tb/22019984「リベンジ・マッチ」:上出来な娯楽作

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映画『リベンジ・マッチ』を試写会で観ました。原題は“Grudge Match”=遺恨試合ですね。映画の中でも“Judement Day”=「最後の審判の日」に引っかけて、“Grudgement Day”などとやっております。ちなみに清水崇監督『呪怨』のハリウッド版セルフリメイク『THE JUON  呪怨』の英語題は“The Grudge”でした。

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スタローン×デ・ニーロ、つまり『ロッキー』×『レイジング・ブル』ってことで、ここに目をつけた製作者ってなかなかのキレ者ですね。とはいえ、なんか雰囲気的には「無惨な出来」になりかねないと思いきや、意外なほどウェルメイドな娯楽作として成功していました。かなり楽しめました。

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67歳(スタ)×70歳(デニ)ですって。泣けますね。ほぼローリング・ストーンズの年代なわけですけれど、ミックみたいに節制を重ねているわけではありませんから・・・。それでも最後には延々と戦っちゃうわけですから、大したものです。試合の場面も、(きっとスタローンが色々と口出ししたのでしょうけれど)きっちりと上出来です。

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30年来の年寄り二人のいがみ合いで笑わせ、そこに上手に孫や老父をからませた脚本がよく出来ているんですよね。 タマゴや食肉にからめた『ロッキー』のパロディーなんか笑えたなぁ(スタローン本人がやっちゃってますから)。 アラン・アーキンって『リトル・ミス・サンシャイン』以来、こういうエロ爺キャラの王者になりましたね。

347966_001エンドロールの途中に出てくる「あの人」と「あの人」にはビックリしました(試写会場でも「おお!」という声が上がりました)。お見逃しなく。

昔だったら東劇・渋谷東急系にかかったタイプの作品=ベストテンに入ったりはしないけれど、気楽に楽しませてくれる良質なアメリカ娯楽作。もろにそんな匂いがしました。

それにしてもスタローンって人は、結局「生涯ロッキー」なんですねえ。

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