新宿ミラノの閉館発表
ああ、ついにこの発表を目にすることになってしまいました。昨日の朝刊に載っていましたが、今年の12月31日で新宿ミラノの1,2,3とシネマスクエアとうきゅうがビル建て替えに伴い閉館!ついでに丸の内ルーブルも8月3日で閉館だそうです ↓
http://www.tokyu-rec.co.jp/company/news/2014/news_vision_shinjuku_org2014_5_13.pdf
うーん、ミラノ座のビルが開館したのは1956(昭和31)年ですか。享年58歳ってことになるのですね。淋しいなあ。 小生にとっては今の館名よりも、ミラノ座、新宿東急、名画座ミラノ(その後シネマミラノ)の方がなじみ深いのですが、今日では歌舞伎町に残る最後の映画館となっていただけに、残念至極です。これで新年から来春にコマ劇場跡地のTOHOシネマズがオープンするまで、あの歌舞伎町に映画館ゼロの日々が続くのですね。信じられません。まあ、確かにTOHOシネマズがオープンしたら、もう太刀打ちはできないので、その前にケリをつけたってところなんでしょうね。
近年は土日祝でも話題作でも、いつ行っても楽に座れる(ガラガラで)ってことが貴重な映画館でもあったので、残念さも募ります。これでますます指定席じゃない映画館って壊滅状態ですよね。
新宿ミラノ1はキャパシティ1,064席。今でこそ座席を大きくしたり、座席間をゆったりさせたりしているのでこの席数ですが、昔は1,300ぐらいあったんじゃなかったかなあ。それでも都内に唯一残った(だと思うんですけど)キャパ千人オーバーの映画館だっただけに、貴重な文化遺産を失う思いです。悲しいことです。
近年、務めて出来るだけ使うようにしていたのですが、これからも閉館までの日々、せっせと通うようにいたしましょう。
ルーブルの方は賃貸借契約期間満了のため閉館ってことですから、儲かってなかったんでしょうねえ。確かにいつも割とゆったり鑑賞できて、そこがありがたかっただけに残念です。あの天井のムーヴィング・シャンデリア! 享年26歳。まだまだ若過ぎる最期なだけに、悔やまれます。
東急レクリエーションさん、商売のみならず映画文化への愛をベースにした次なる展開をどうぞよろしくお願いします。
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