「DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』:またもや傑作
これまで大江戸の年間ベストテンでも1位、1位、2位と全てが傑作だったAKBドキュメンタリー映画第4弾『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』は、やはり傑作でした。でも今までのように「ニッポンの今が描かれている」ってことよりもむしろ、「世の中の本質と真実が描かれている」と感じました。
これまでは毎年1月末~2月頭の公開だったのに、今回は1年半あいて7月頭の公開。その分削ったエピソードも多かったことと思います。大島優子の卒業を大きな縦糸として通して、前作同様「成長と世代交代」を描きこんでいきます。そして相変わらずですが、高橋みなみ総監督の「男前」とリーダーシップが凄すぎます。本作では更に時として「お母さんの顔」も! 彼女には将来「国政」を担ってほしいと、冗談でなく思います。
たかみなを支える「中間管理職」として、峯岸みなみや松井玲奈や指原莉乃が機能している様子や、新しいメンバーに先輩が社会人マナーのABCを教える様子を見るにつけ、AKBグループって企業社会と似てるよなあと改めて思いました。その最たる部分が「大組閣」という人事異動だったりします。なんともスリリングかつ悲喜こもごもで、涙を誘う見せ場ともなっておりました。
でもやはり最大の見ものは、大島優子の卒業セレモニー@国立競技場が荒天中止となった舞台裏の様子。ああ無情です。落涙を禁じ得ませんでした。
そして本年5月25日の握手会でのメンバー襲撃事件と、その後の総選挙、味の素スタジアムでの大島優子ファイナルなど直近の出来事までもきっちり入ってます。映画の公開決まってからの出来事ですよねえ。ギリギリまで頑張って編集し直したであろう舞台裏が想像できて、そちらもかなりスリリングです。
それにしても今回は秋元さん、出て来なかったなあ・・・。
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