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2014年8月31日 (日)

「LUCY ルーシー」:荒唐無稽で笑えます

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映画『LUCY ルーシー』は映画監督廃業宣言がいつの間にやらなかったことになっているかのようなリュック・ベッソン監督作品。まあ確かに戦闘系女性“ヒーロー”映画が大好きな人だから、このネタは自分で撮りたかったのでしょうけど、いやー、かなりの怪作です。

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序盤の娯楽映画としてのキレの良さはさすがだったのですが、段々とおかしなことになっていきました。だって、脳が覚醒して未使用領域まで使うようになるほどに、超能力者になっていくってのは・・・頭脳を10%程度しか使用していない凡人には、とても理解が及びません。しかもその能力ってのが、「髪形がいきなり変わる」とか「相手の武器を天井に吸い上げる」とか、あまりにも頭脳の活性化と無関係なものなので、観ている方としては唖然とするしかありません。へんなの。

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(以降ネタバレあり) クライマックスにはルーシーがなんだかうにょうにょした黒い物体(次世代のコンピューターなのだとか)と同体になったり、もうやりたい放題。さらにその後には、タイムマシン人間になって、過去へ過去へとさかのぼるという超絶展開。しかもなぜか人類の祖先の方が恐竜より古い年代に出てくるし。人類の祖先とミケランジェロの『アダムの創造』(指と指をくっつける)をやっちゃって、知恵を伝授するというタイム・パラドックスも入れ込んじゃうし。また全編を通して挿入される『ナショナル・ジオグラフィック』的生物映像なんか見てると、ベッソンはエド・ウッドになっちゃったのか?と思わざるを得ませんでした。

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でもロケットランチャー(? あまり武器の名前を知らぬので間違ってたらゴメン)でドアを吹っ飛ばすとか、チェ・ミンシクがどことなくゲイリー・オールドマンの悪徳刑事を思わせるとかの『レオン』的場面にニヤリとしちゃったりもしました。

まあある時点以降のすべてが合成麻薬によるいまわの際の幻覚だっていう解釈も成り立つのでしょうから、この荒唐無稽ワールドもとりあえず笑って許してあげちゃいましょうかねえ。

それにしても最近1時間半前後の作品がやけに多いですねえ(本作も89分)。大江戸は歓迎しますよ、コンパクトでムダの少ない作品。ハシゴもしやすいですし。

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2014年8月30日 (土)

カラテ教室

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新宿にて。

ふーん、「病弱者かんげい」なんですね。

どんな感じで練習するのかなーと、想像の翼が羽ばたきます。

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2014年8月29日 (金)

「片岡鶴太郎展」:色とセンスと椿と金魚

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松屋銀座で『画業20周年 片岡鶴太郎展 還暦紅(かんれきくれない)』(~9/8)を鑑賞。鶴太郎さんが今や芸人、俳優というよりも立派な絵描きさんだということは知っておりましたが、その作品をまとめて見たことはなかったので、正直驚きました。ここまで素晴らしいとは思っていなかったもので・・・。不明を恥じねば。

会場を入ってすぐのご挨拶パネルに描いてある牡丹の花びらが落ち、金魚が泳ぎ出すのでびっくり。反対側から映像を投影しているのでありました。

魚、野菜、トンボ、徳利、桜、江戸前寿司などをモチーフに、墨と岩絵具や顔彩、パステルなどで自由に描き、そこに大胆な文字で洒落た言葉を合わせたりもします。何作品か見ているとすぐに、大きな才能を感じることができます。芸能人の余技なんてレベルでないことは明らかです。

とにかく色がいいのです! 自然の色の再現も、独自の夢幻的な色彩も見事に美しく、天才的センスを感じさせます。サンマの色なんか、作品ごとに趣向の違う色遣いがことごとく素晴らしいのです。 にじみやぼかしの使い方の巧みさ、そして文字の良さ! 多くの先人に学びながらも、独自の鶴太郎ワールドを築き上げています。

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そしてセンスの良さに脱帽です。最後の方にあったエビを描いた絵をはじめ、落款の位置の「具合の良さ」に何度か唸らされました。ゴリラの顔の絵なんかもそうですが、デザイン的センスもしっかりお持ちなのでしょう。

そんな彼のライフワーク的モチーフが「椿」。そしてこの還暦展のモチーフが「金魚」(メイン作品とも言うべき金魚だらけの二曲屏風はやはり見事で、見入ってしまいました)。そう、入口のパネルから、それを示してあったのですね。椿と金魚に関しては、映像コーナーでも、本人が饒舌に語っておりました。

着物の染め絵とか焼きものとかもいちいち見事で、これが「マッチで~す」とか言ってた人なのかと思うと、人間って変わるものだなあという思いに打たれたりします。

まあ全てを手放しで絶賛できるかというとそんなこともなく、こってりと描きこんだ花木の絵などはともするとアニメの背景画風に見えましたし、ちょっと構図が甘いんじゃないの?ってな作品も散見されました。

それでもここ半年ぐらいは油絵具を使った創作(これはまだこれから、という印象)に傾くなど、まだまだ新境地を拓いていきそうな鶴太郎氏。彼の作品群を、こうしてまとめて見ることができて良かったと思った大江戸なのでした(本日夕方、小生が見ていた時にちょうど鶴太郎さんがおつきの方々と共に会場内を歩いていらっしゃいました)。

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2014年8月28日 (木)

「ジェノサイド」:怒涛の超エンタテインメント

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2011年3月に単行本が出た際のの広告とか書評とかで気にはなっていたものの未読だった高野和明の小説『ジェノサイド』(上・下巻/角川文庫)をようやく読みました。

いや、面白い! 日本、アメリカ、コンゴを舞台に、スケールの大きなある種の冒険譚が、緻密なエンタテインメントとして語られていきます。でっかいウソをつくためのリアリスティックな細部の調査量のとてつもなさに圧倒されます。そして日本側とアメリカ側を交互に描きながら、次第に全貌を判明させていき、コンゴでの凄惨なバトルへ突き進んでいく見事な構成力。さらに、物語を骨太にしているサイエンス・フィクション&ポリティカル・フィクション&人間のダークサイドの要素を、きっちりと織り込むその構築力。まさに怒涛のスーパー・エンタテインメントです。

こういうの読んでると、小説家としての頭脳と剛腕に感嘆します。私小説の純文学を書いた方が、一般に世間の評価は高いのでしょうが、手間もアタマも筆力も、こっちの方が段違いにかかっていて、並大抵の作家には書けない凄みがあります。ああ、だからこっち書いた方が儲かるわけですね。まあそれも当然でしょう。

これ角川文庫ですし、もともとは角川の『野性時代』に連載されていたのだそうですが、昔の角川だったら絶対超大作映画にしていましたよね。それぐらい鮮やかに映像が目に浮かぶ作品ですし、現代のVFX技術でなら比較的そこそこのバジェットでも制作できちゃうのではないでしょうか。もちろんハリウッドが総力を結集して作ってもいい、それぐらいの作品ではあります。

日本のエンタテインメント・ノベルで、これに匹敵する、または凌駕するものというと、村上龍の『半島を出よ』でしょうね。スケールが大きく、リアルで骨太な剛速球エンターテインメント巨編。随分前に韓国で映画化しているような話を聞いたのですが、あれはポシャッちゃったんでしょうかねえ?

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2014年8月27日 (水)

「STAND BY ME ドラえもん」:ウェルメイドな3DCG作品

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映画『STAND BY ME  ドラえもん』を3D版で観ました。原作へのリスペクトに溢れていて、3DCGも違和感なし。懐かしくも普遍的な「ドラえもん」ワールドをコンパクトに凝縮した感じで、これは海外で売りやすいパッケージです。

348264_002予告編の時から、ジャイアンのセーターのニットの編み目までがキッチリ描きこまれていたことに感動しましたが、そういった細かい努力とこだわりはさすがです。一方で、あえて(従来のアニメ版や原作に敬意を示し、異質なものとならないように)マンガっぽく、ラフに処理した部分も多く、そこがピクサー作品とは違うユニークさでありましょう。

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3DCGならではの迫力ってことで言えば、のび太が初めてタケコプターで空を飛んだ時の圧倒的な長回しアクションがお見事! 山崎貴監督つながりってことで言えば、『ALWAYS 三丁目の夕日』第3作(あれも3Dでした)冒頭の模型飛行機飛翔シーンを思い出しました。

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泣きのエピソードをいろいろと盛り込んでましたし、まあ確かに「大人が見て泣ける」ドラえもんになっておりました。傑作ではないけれど、」よく出来ています。 そして22世紀の未来世界にも、トヨタとパナソニックは生き残っているのでした。

エンドタイトルを見たら、「大人のび太」の声は妻夫木聡だったのですね。うーむ、なるほど。

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2014年8月26日 (火)

「喰女 クイメ」:私が至らぬばかりに・・・

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映画『喰女 クイメ』は三池崇史が『四谷怪談』を現代アレンジで映画化したわけですが、確かに今の時代に正攻法で映画化しても古めかしい印象になってしまうので、アプローチとしては正解ですね(脚本は山岸きくみ)。ちなみに深作欣二監督『忠臣蔵外伝 四谷怪談』が1994年、蜷川幸雄監督『嗤う伊右衛門』が2004年、本作が2014年と、「十年に一度の映画プロジェクト」となっております。

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海老蔵の伊右衛門はまさにピッタリのキャスティング。この生まれついての「色悪」ぶりを全存在で表現できるお方です(つまり「まんま」ってことですが)。 対するお岩の柴崎コウも頑張っております。彼女がだんだん狂気の世界へ入っていくあたりの、さりげなくも恐ろしい描写の積み重ね(大量の妊娠検査薬とか大量の食事とか大量の薬とか・・・)は、本作における現代的な恐怖の表現として一番気に入った部分です。

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一方で映画全体としては(小生のようなスレた観客にしてみれば)ほとんどコワくないし、三池崇史特有の「嫌な感じ」も極めて薄味でした。妙にきれいにまとまっているのです。あえて夢と現(うつつ)を混濁させたり、説明のつかない部分や曖昧な部分を残したりしているのですけど、いつもの三池作品のような「食べ心地の悪さ」はないのです。

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予告編にも使われていた『私が至らぬばかりに、申し訳ないことでございます。』の場面はかなりの不気味さではありますが、その昔の東映だったら、この惹句(コピー)でバンバン宣伝を押して、流行語に仕立てあげて、ヒットに持って行ったろうなあと思われてなりませんでした。だって、かなり応用が効いて使いでがありますよ、このフレーズ。初日舞台挨拶で、間違いを連発してボロボロだったという海老蔵も、これ使えば良かったのにね。

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2014年8月25日 (月)

(番外編)明治村と旧帝国ホテル

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今日は「番外編」。名古屋から電車とバスを乗り継いで1時間ほど、愛知県犬山市にある「明治村」に行って来ました。

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明治(を中心とした)建築のテーマパークとして、広大な敷地を1丁目~5丁目までのゾーンに分け、西洋建築から和風民家まで64棟に及ぶ建物を移設再現展示しています。

類似のコンセプトとしては小金井市の「江戸東京たてもの園」がありますが、段違いの広さを誇ります。

前々から行きたかった所なのですが、ようやく叶いました。

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あんまり凄いものが多過ぎて段々と不感症になってしまうのですが、その中でも一番の目玉は、フランク・ロイド・ライト設計の旧「帝国ホテル」中央玄関です。

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正面ファサードから入口を入ってのメイン・ロビーと、階段を上がっての2階レベル、3階レベルの回廊が大谷石や透かしテラコッタなどを用いた独特の作りで眼前に存在します。

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ポーツマス条約調印式のテーブルなども置いてあり、奇妙なタイムスリップ感。

2階の窓際が喫茶店になっていて、F・R・ライトの椅子に座ってアイスコーヒーを飲みました。うーん、素敵な空間と時間です。

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その他にも隅田川の新大橋(全長の1/8だけ)ですとか、夏目漱石住居ですとか、芝居小屋の「呉服座(くれはざ)」ですとか、金沢監獄の独房ですとか、面白い建築物が次から次へと出て来て、もうたまりません。SLや京都市電も園内を走っていますしね。

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なぜかネコバスも停まってました。

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2014年8月23日 (土)

奇跡の大逆転

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しばらく前の話になりますけれど、夏の高校野球の石川県大会決勝のスコアボードです(朝日新聞より)。5回までに8-0とし、もう勝ったも同然、祝勝会の手配は?状態だった先攻チームが、9回裏に一挙9失点して負けました。

『ルーズヴェルト・ゲーム』の8対7を上回る一挙大逆転です。奇跡です。こんなことが起こるんですねー。勝った方のチームもさることながら、敗れたチームの心境を察するにあまりあるものがあります。油断、スキ・・・どう悔やんでも悔やみきれない大魚の逃し方です。

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もう1試合、こちらは甲子園本大会に入っての第1試合、藤代vs.大垣日大。1回表に8点取って、「さて2回戦の相手は?」状態だった先攻チームが、試合が終わってみれば10-12で負けていたという摩訶不思議(こちらも朝日新聞より)。

高校野球にはまったく興味が無い大江戸ですが、これらのスコア展開にはぶっとびましたね。世の中、何が起こるかわかりません。 1回戦でこの他にも大逆転の試合があったと思いますが、今年は異常気象同様、高校球界にも異常の嵐が吹き荒れているのでしょうか?そして人はこういったスコアから何を読み取るのでしょうか。いずれにしても、人生の教訓になりそうな、見てるだけで3杯ぐらいごはん食べられそうなスコアだということは確かでしょう。

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2014年8月22日 (金)

「イントゥ・ザ・ストーム」:ド迫力の竜巻映像!

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映画『イントゥ・ザ・ストーム』は、現代のVFX技術の凄さをこれでもかと見せつける典型的なディザスター・ムービー。1時間29分というコンパクトな上映時間もいいじゃありませんか。ダレる間もなく、楽しませてくれます。

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竜巻の映画といえば、何と言っても『ツイスター』(ヤン・デ・ボン監督が『スピード』の次回作として撮って、多くの人をガッカリさせた'96年作品)。そう、牛が竜巻のグルグルの中を吹っ飛んでいる映画です。そこから18年経って、竜巻描写の迫力は圧倒的に凄いことになっています。観ていて気がつくと、奥歯を噛みしめていました。ワンカット、牛が吹っ飛んでいる遠景があったのは『ツイスター』へのオマージュに違いありません。

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物語はまあどうでもいいようなものでして、手垢のついたものをいくつか寄せ集めた感じ。まあ序盤の人物紹介パートが終わると、あとはシンプルに見せ場をつないで、ひたすら竜巻の猛威を見せていきます。その見せ場に次ぐ見せ場の映像(と音響)の凄さでもたせる映画です。そこは成功していますし、作った方としてもそれでOKなのでしょう。観てる方も、まあOKです。

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やれ台風だ集中豪雨だ、それ以前に大地震だ、津波だと近年は自然の怖さを思い出した、というか自然が狂ったように襲いかかって来るこの日本。実際千葉や埼玉で竜巻の被害が起きたりもしています。そういった意味では、他人事ではないコワさを感じました。

これ4D体験型映画館で風をブオブオ吹かせて上映したら、最高にアメイジング&エキサイティングなんじゃないですかねえ?

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2014年8月21日 (木)

「罪の手ざわり」:怒りと暴力

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映画『罪の手ざわり』は、ジャ・ジャンク-監督作品。あの淡々とドキュメンタリー風だった『長江哀歌』に較べると、随分毛色の違うハード&ヴァイオレントな作品です。血もドバドバ出ます。これ最初に公開されたのはBunkamuraル・シネマだったのですが、あの「松濤夫人」とでも命名できそうな上品なお客様方は、本作にどう反応したものかさぞや戸惑ったことでしょう。

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経済=金が民族の培ってきた美風を破壊するというのは、どこの国でも言えることでしょうが、こと中国に関してはあまりに歪(いびつ)な形での急激な経済発展と、都会のIT層を中心とした冨の偏りによって、かなりとんでもないことになっていることは、断片的な情報からでも容易に想像がつきます。

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実際の事件をもとにしたという4つのエピソードを通してジャ・ジャンクーが描き出す絶望寸前の怒りは、突発的でリアルな暴力として暴発します。中国の現在への嘆きと憤怒が、街頭で演じられる京劇の台詞を寓意として用いながら、人間世界の普遍的なものへと昇華しているのです。

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貧しく馬鹿にされている炭坑作業員のエピソードは、抑圧の果ての暴発と狂気においてキューブリックの『フルメタル・ジャケット』前半のエピソードを連想しました。

寡黙で無愛想かつスタイリッシュなテイストと突発的でリアルな暴力性において、さすがはオフィス北野が関与した作品だなあと、妙に納得してしまった大江戸なのでありました。

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2014年8月20日 (水)

天皇杯、ベルマーレ散る

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今日は仕事帰りに大宮に駆けつけて、NACK5スタジアムで天皇杯3回戦の大宮-湘南戦。試合前の腹ごしらえにはホルモン丼(600円)と生ビール。売店の鉄板でわんさかホルモンを甘辛く焼いて、ご飯の上にたっぷり乗っけて、お好みで七味と海苔と紅ショウガ。これ、いかにものB級グルメで、ニンニク利いててうまいっす。

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試合はベルマーレがいつも通り激しいプレスと球際の強さと滑らかなパス回しで、アルディージャを押し込んでいきます。このままなら勝てる!という感触で、しかしながら前半は0-0。動きが悪くミスも多かった吉濱は、前半終了間際に岡田と交代になってしまいました。

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後半に入って56分にCKから湘南の三竿がヘディングで先制! このゲーム、もらった!と思ったのですが・・・。

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その後2点目を決めることができず、65分に大宮のズラタンが交代で入った後、80分、86分と連続して奴にゴールを決められてしまい、結果は1-2の敗戦。残念ながら今年の天皇杯はここまでとなりました。

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勝てた試合を残り10分程でひっくり返され、なんとも悔しい思いです。内容的にも湘南が勝(まさ)っていたと思います。ただ、向こうには決定力のある切り札がいたってこと。そこがJ1ですね。

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今日のサポーターは、アウェイ湘南の方が数が多かったんです。それだけに、かえすがえすも残念至極です。嗚呼。 それにしてもここはサッカー専用の、いいスタジアムですよねえ。客席とピッチの近さ、うらやましいです。

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サポ席には昨年のベルマーレクイーン、みっさちゃんがいました。今もなおホントに熱心で、アウェイでも足を運んでくれています。ありがとう!だから、やっぱり勝ちたかったですよねえ。

悔しい気持ちは、次のジュビロ戦で爆発させましょう!

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2014年8月19日 (火)

「FORMA」:不快さと離れ業(わざ)

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映画『FORMA』は類を見ない作品。不穏な空気が支配する日常が、どんどん悪意に満たされていく様が、とてつもなく不快です。しかし、それは途中まで。終盤の予期せぬ展開によって、今まで描かれてきたことが、観客の目にした事実が、全く違う貌(かお)を見せてくるのです。その離れ業に唸りながら、はしごを外されたような不安定さに茫然としてしまう作品です。

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坂本あゆみ監督は、決してクロースアップを使うことなく、フルショットまたはロングショットで人物を捉えるため、主役の女性二人の顔がはっきりわからないほどです。それは意図的にそうしているのです。あまり顔の知られていない(しかも一般人的容貌の)女優を使い、その顔立ちすらはっきり見せないことによって、セミ・ドキュメンタリー的なリアル感と、視覚的なフラストレーションの両方を醸し出しています。

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それにしても中盤までのリアルかつ悪夢のような「嫌な感じ」は凄まじく、観ていて「なんなんだ、このメンヘラ女は!」と恐怖と怒りを感じてしまいましたが、そうなるともう坂本監督の術中にはまってしまっているわけですね。

(以降ややネタバレあり) 全編にわたって長回しを多用していますが、終盤のクライマックスにおける固定カメラ24分の長回しは、ナマナマしい緊張と共に、観客の頭脳と心を揺さぶり、様々なことを考える時間を確保しているわけです。観ながら、「これまで観てきたことを疑え」と迫られるわけです。そのために余計な情報を入れないで、じっくりと映画がこれまで描いてきたことを反芻させてくれる、そのための固定カメラであり長回しなのですが、そんな手法なんて映画史上かつて存在したでしょうか?

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あえて限定的に描かずに、いろんな解釈を可能にしたラストを含めて、ミステリアスで憂鬱な映画です。そこが女性監督らしいと言ってはいけないのでしょうが、西川美和監督などとも共通する坂本あゆみ監督の「底意地の悪さ」は、(海外でも評価されたことですし)今後の期待大と言って間違いないでしょう。

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2014年8月18日 (月)

今日の点取占い213

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今日は握手をして別れよう   6点

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2014年8月17日 (日)

「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」:ケン・ラッセルが生きてたらなあ

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映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』のエンド・クレジットの最期には「ケン・ラッセルに捧ぐ」という献辞が置かれていますが、むしろケン・ラッセルに撮ってほしかった作品ですね(2011年に他界しているので、そう言っても詮無きことなのですが)。 『エルガー~ある作曲家の肖像~』、『『ソング・オブ・サマー』(デリアス)、恋人たちの曲<悲愴>』(チャイコフスキー)、『マーラー』、『リストマニア』と、クラシックの音楽家とその狂気を過激に描き続けてきたラッセルに、ピッタリすぎるほどピッタリの題材です。ロジャー・ダルトリーのパガニーニに、オリバー・リードのウルバーニなんて、アリじゃないですか! 本作の原題が“The Devil's Violinist”だというのも、ラッセルの『肉体の悪魔』(“The Devils”)を意識したようで・・・。

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まあラッセルの毒気たっぷりの、人によっては「トゥー・マッチ」と感じて受け容れない個性、過剰な映像の爆発に較べると、本作のバーナード・ローズ監督はお行儀良くてたかが知れているって感じ。『不滅の恋 ベートーヴェン』もそうでしたが、ある程度現代的にアレンジしても、まあ常識的な範囲内ってところ。小生などには、そこが何ともつまらないのです。

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とは言え当代一のカリスマ・ヴァイオリニストであるデイヴィッド・ギャレットを主演に据えた時点で、この作品はOKとなりました。超絶プレイを見せる演奏シーンの凄さで、大抵のことは許されてしまいます。でも彼を元祖ロック・スターとして描いているのですが、そこらも物足りないというか・・・。ラッセルだったら、この人物をハチャメチャにいじり倒していたでしょうねえ。まあ本作は、制作総指揮の一人がデイヴィッド・ギャレットなので、普通にカッコ良く作らなきゃダメだったのでしょうけれど。

348679_008あの、ヘルムート・バーガーが出ていたことにエンドロールで気がついてビックリ。後から調べ直して、またビックリ。あのロンドンの興業出資者様でしたかあ。人間は年を取り、変化していくものなのですね。ああ無常。

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2014年8月16日 (土)

「ホットロード」:相米さんが生きてたらなあ

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映画『ホットロード』の初日。能年ちゃんファンの大江戸としては丸の内ピカデリーの舞台挨拶つきの回に行きたかったのですが、仕事があったため夕方の回に駆けつけたら、けっこう空いてました。

ここ十日ほど映画の宣伝で毎日のようにバラエティーや情報番組に出まくっていた能年さん。それをことごとくフォローしていた小生。なかなか言葉が出て来ないヒヤヒヤハラハラな振る舞いは、いつまでたっても変わりませんね。

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原作漫画を読んだことがないから何の思い入れもない小生にしてみると、「不安的中」というか「あ~あ」って感じでした。'80年代の時代色はあえて出さないようにしているのでしょうけど、この連中のグレ方とか母娘の確執とか、なんだか古臭くてねえ。しかも暴走族の奴らも、母とその恋人も、そして肝腎の主人公たちも、みんな隔靴掻痒にしょーもない人々で、観てる方としてはじれったいと言うか腹立たしいと言うか、もう大変です。

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基本的に物語として「よくある」凡庸なものでありますし、細部はご都合主義過ぎますし、なかなか観ていて辛いものがあります。脚本も演出も、一所懸命映画を救おうとしていることは感じられましたが、まあ無理でしたね。ほんと、この時代に「この作品を能年ちゃんで」って企画した人、ズレてます。違ってます。

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能年ちゃんはキス・シーンが事務所的にNGだったのでしょうか?その場面は不自然なつなぎで描かれていました。で、それを見たら、『あまちゃん』における天野アキ初主演映画での前髪クネ男とのキス・シーンのあれこれを思い出しちゃいますよね。笑えました。

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能年玲奈にとって『あまちゃん』後初の女優仕事・・・、ああ相米慎二が生きていたら、まかせたかったところです。きっと、きっちりシゴいて、しっかりと女優のきらめきをスクリーンに定着させてくれたことでしょう。 なのに今回は・・・、素晴らしい松坂牛があったのに、それで肉野菜炒めを作っちゃったみたいな印象です。とほほ。

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2014年8月15日 (金)

東京大江戸化計画24

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てんやにて

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                                      新聞広告

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中央区内にて

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2014年8月14日 (木)

ひき肉のうちわ

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家の近くのステーキハウス前に「ご自由にお取りください」ってなっていた円形うちわ。ちょっとすごいでしょ。目にも鮮やかな全面ひき肉ビジュアル! リアルです。グロいです。いくらハンバーグもやってる店とはいえ、これは・・・。

電車の中とかでこんなもんであおいでいたら、周りから人がいなくなっちゃいそうです。生肉ドレスのレディ・ガガなら、似合うかもしれません。

確かにインパクトはあるけれど、社会への挑戦かヤケクソとしか思えないような、悪夢の販促グッズ(裏面はステーキや店舗の紹介)なのでした。

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2014年8月13日 (水)

「マレフィセント」:進化する老舗

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映画『マレフィセント』は、『アナと雪の女王』の変奏曲みたいに、新時代のディズニーを宣言しています。そこでは女たちが生き生きと、堂々と、守るべきものを守り、貫くべきものを貫いています。そこでは男たちが、ただただしょーもない連中です。

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『アナ雪』と本作の連打で、ディズニーは自分たちのルールを本気でひっくり返しています。新時代のディズニー映画にアップデートしているのです。悪役とされていた者を正義や善に読み替え、王様や王子様は悪者だったり心が卑しかったり・・・。そもそも本作の英文キャッチコピーは「Don't trust the fairy tale.(おとぎ話を信じるな)」ですから。

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アンジーの頬骨がシャープにとんがっていて、触るとケガしそうですね(特殊メイクだそうですが)。良かったですよ、アンジェリーナ・ジョリー。悲哀やら決意やらの表現が見事で。 

一方のエル・ファニングは、コッポラの『Virginia ヴァージニア』の時の方が魅力的なお姫様っぽかったんですけど、ここでも実に「無菌でまっすぐ育ったいい子」って感じで、結構でした。この姫が幼少時に崖から落ちそうになる場面って、「あ、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』だ!」と思いました。子どもって何かに夢中になってると、まわりなんか見ちゃいないから、崖から落ちそうになる。そこを崖のそばで待ち構えていて、落ちないように子どもを捕まえてやるっていうアレです。まさにそういう絵でしたね。

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新時代のディズニーはただ伊達や酔狂で過去をひっくり返しているわけではなく、現代に通じる形で愛や正義や志を描いています。羊羹の虎屋さんが言っていましたが、「老舗というのは、ただ古いものを守っているだけじゃダメで、常に革新していかないと続かない」のだそうです。実際、あの古典的な虎屋の羊羹も、実は時代に合わせて味を変えているのだそうです! ここに来てのディズニー映画の動きって、まさにそういうことなんでしょうね。

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2014年8月12日 (火)

「サンシャイン 歌声が響く街」:物足りないミュージカル

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映画『サンシャイン 歌声が響く街』は、今どき正統派のミュージカル映画。普通に会話していて突然歌い出すという、タモリなんかが嫌がる古典的なミュージカルの感覚、久しぶりです。もちろん小生はそういうの、嫌いじゃありません。原作も舞台ミュージカルなんだそうですね。

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若者世代の2組のカップルと初老世代の銀婚式カップルをめぐるお話ですけど、割とベタに痴話ゲンカの類が繰り返され、しかも妙に「無理矢理」感のあるお話なので、観ていてちょっと嫌な感じです。わざわざトラブル作らなくたっていいじゃん、納得できないなー、みたいな。

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ピーター・ミュランが結婚25周年っていうのは、随分と晩婚・・・と思ったら、なんとまだ55歳だったんですね、この人! それなら納得ですけど、いやー、75歳位に見えるんだもん。 ちなみに奥さん役の人もまだ50歳っていうんだから、うーん、英国の人って老けてますねー。びっくりだ。

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ミュージカルとしての欠点は、コレオグラフィー(振り付け)が大したことないってこと(まあ楽曲も弱いんですけど)。それと関連して、群舞が少ないってこと。ラストになって遂に群舞が登場したと思ったら、なんかありきたりで地味なコレオグラフィー。躍動感も独創性もコンビネーションも、全然物足りません。ハリウッドだったら、もっとしっかり気合い入れて盛り上げますよ。

結局物語もダメで、曲もダメで、振り付けもダメってことじゃありませんか。あらあら。おまけに役者に華が無い。残念な作品なのでありました。

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2014年8月11日 (月)

「るろうに剣心 京都大火編」:ダースベイダー志々雄

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映画『るろうに剣心 京都大火編』は、まあ「前編」としての扱いなんですけど、滅法面白く2時間19分を駆け抜けます。現代のチャンバラ・エンタテインメントとしてはほぼ完璧なんじゃないでしょうか。正直同じ「剣がらみ」でも『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズとか『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなんかよりも、よっぽど面白いと思います。

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日本の殺陣を一新した、カンフーや武侠の影響下のアスリート系チャンバラ・アクションには、ますます磨きがかかって凄いことになっちゃってます。決闘場面の多いこと多いこと。飽きさせぬように、武器を替えたり色々と工夫してますね。もちろん多くのカットでスタントマンを使っておりますけど、それにしても佐藤健をはじめとする役者の皆さんも、本当に走り、本当に跳び、本当に斬り合っていて、「お芝居感」を感じさせない迫力が出ています。

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藤原竜也の志々雄は、まさにダースベイダー。異様な仮面の男であり、顔も全身も焼かれちゃってるあたりも、まさにダースベイダー。ダークサイドof剣心なのですね。まあ、父親ではありませんが・・・。 

神木隆之介くんは、かなり「一(ニノマエ)」キャラだったので、決闘の最中に時間を止めたりできちゃうんじゃないかと思いました。

田中泯さんにこのアクションをやらせようとした人、よく気づきましたね。正解です。

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とにかく『伝説の最期編』が観たくなりますね。そして、本作のラストに突如登場してきた「あの男」!! いやー、予備知識なしで観ていたので、かなり驚きました。今年でいうと、『複製された男』のラストの次に驚きました。ああ、そういえば大友啓史監督ですもんね、なるほど。

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2014年8月10日 (日)

能年玲奈「ぐりぐりぐるみ」と展覧会

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裏原宿にあるデザインフェスタギャラリーで開催中(~8/17)の『能年玲奈 ぐりぐりぐるみ展』を観ました。スペースも小さく、展示点数も少ないですけど、一応有料の展覧会です。台風のためか、すぐ見終わってしまうためかお客さんがいなくて、スタッフ3人vs.小生一人といういささか気まずい構図ではありました。

雑誌『B.L.T.』の連載企画をフォトブックにまとめた『ぐりぐりぐるみ』が先日発売されたのですが、能年ちゃんが「爆発パーマ」とか「くらげ」とか「もこもこひつじ」とか「ヒゲの王様」とか「まちむすめ」とか、いろんな衣装や小物でカラフルに変身・・・って趣向。それらの展示なのですが、本のラストはピンクのうさぎの着ぐるみですもんねー(ここでのV字型のカッパ口がまた見事なんだ)。かわいいったらありゃしない。 まあ、この本も展覧会場で買い求めたんですけど(おまけとしてフォトカードが1枚ついておりました)。

それにしても最近小生が肩入れする子は、きゃりーぱみゅぱみゅといい能年ちゃんといい、へんてこりん&ファッショナブル&なぜかヒゲがお好きで、自分でもつけちゃいます。

能年さんは最近、映画『ホットロード』の宣伝で、多くのバラエティ番組に出まくっておりますが、ますますもって不思議ちゃんパワーに磨きがかかっていて結構なことです。ただ・・・、もうちょっとちゃんとしゃべれよ!ですね。あんなに言葉が出てこないと、放送事故とは言えずとも、共演者泣かせではありましょう。ハラハラさせて、全部もってっちゃいますけど。

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2014年8月 9日 (土)

渋谷LUSHのwearer

渋谷のライブハウス「LUSH」に、当ブログでも何度かご紹介したwearer(ウェアラー)の出演を見に行って来ました。今日はユームラウトというバンドのCDリリース記念で、他の3つのバンドも祝福!ってかたち。

5月の下北沢の時もそうでしたが、今回も男5人によるメンズwearer。ベース&ヴォーカルのえいちゃんは、まだ育休中なのです。その分YKが多くの曲で2人分のヴォーカルを務めなければならないので、疲れそうです。高温多湿のブラジルW杯での試合ぐらい疲れそうです。

YKは(そういった疲れのためか?)一回り華奢(きゃしゃ)になった感じで登場。Tシャツは今回もえいちゃんをモデルにしたマンガ風キャラクターが描かれたwearerオリジナル。デニムをロールアップして、素足に黒のローファーです。ちょっと石田純一です。ボストンフレームの黒ぶちメガネは先日も1曲目だけでしたが(本人曰く、「頭を振るんでずっとかけていられない」んだそうです)、今日は1曲目の途中でふっ飛んで行ってしまいました。今日もギター弾きながら、ガンガン頭振ってました。 そして彼のヴォーカルの表現力はどんどん向上しているように感じます(時として、「表現」に傾きすぎのきらいもあったりしましたけどね)。

『the blue album』からの定番ナンバーのほかに、次のアルバムに入るのであろう2曲も披露。どちらもミディアム・テンポ、都会的、センチメンタルというwearerらしい曲です。新しい曲に関しては、ヴォーカルもまだ少々不安定なところがありましたが、まあ数こなしていくうちにキマッていくのでしょう。

会場にはおそらくユームラウトのファンが多かったのでしょう、女子率がかなり高かったですね。現在の「男くさい」wearerの硬派な演奏とのミスマッチがある意味面白かったかも。ただYKとwearerは、求道者のようにどんどん研ぎ澄まされていく印象。でもまだ固まるには早過ぎるので、この先もどんどん暴れてくれることでしょう。バンドの次なる展開に期待したいと思います。

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2014年8月 8日 (金)

「幕末高校生」:ゆるゆるのだめだめ

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映画『幕末高校生』は、タイトルからすると『戦国自衛隊』みたいに時代をクロスオーバーさせた対位法で人目を惹きます。とは言え『超高速!参勤交代』ほどにはカッ飛んでないので、集客力のあるタイトルとまでは言えますまい。

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なんだかどこかで見たような、さんざん手垢のついたタイムスリップものといった様相。しかもタイムスリップをめぐるドキドキやハラハラが通り一遍で、ほとんど重視されていないので、観てる方は肩すかしをくらったような感じです。とにかくあまりにゆるゆると欠点だらけの脚本な上に、いったい何を描きたかったのかがさっぱりわかりません。どうにもTVのスペシャル2時間枠ドラマみたいで、観てて気恥ずかしい感じすらします。

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だいたい今どきあの「うわぁ~、グルグルグル、ピカッ、キラキラ、ドーン!」みたいなタイムスリップ描写はどうなのよ。その後に出てくる「あと○時間。シャキーーン!」みたいな文字エフェクトも「30年前ならカッコ良かった感じ」で、何ともはや。

役者たちも浪費された感じ。石原さとみはバカみたいだはキレイに撮れていないはで散々ですし、こんなにもったいない使われ方をした佐藤浩市ってのも見たことがありませんでした。

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ただ勝海舟と西郷隆盛が蕎麦屋で出会う場面でちょっとだけ感心したのは、そばのたぐり方。江戸人の勝はつゆをそばの先の方にちょっとつけてすすり込みますが、薩摩の西郷はつゆにそばを沈めてから食べます。これは演出だったのか役者の手柄なのかわかりませんが、こういう気配りがもっと随所にあれば良かったんですけどね。

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2014年8月 7日 (木)

「くまのプーさん展」@松屋銀座

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松屋銀座で昨日から始まった『くまのプーさん展』(~8/25)を仕事帰りに見て来ました。夕方にしてはそこそこお客さんも入ってましたね。

このプーさんとはちみつのポスター・イメージは、会場の各所でアレンジして使われています。やっぱりプーさんっていえば、はちみつですもんね。

会場は100エーカーの森のイメージから始まって、ミルンの本の素朴な挿絵、ディズニー・アニメーションのプーさん、そして世界のプーさん絵本や現代日本のクリエーターによるオマージュ作品など、いろんな角度からプーの全貌に迫ります。

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大人が見るに耐える展覧会になっているのは、ここ松屋の常。でも、なんか少々あっさりした印象もありました。特に欠落した要素があるわけではありませんし、展示点数だってなんだかんだ合わせると相当あるのですけれどねえ。でも、プーさんファンの小生としては十分楽しめました。プーさんいいですよねえ、あのおとぼけ感が。おなかの出具合とかも。

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会場を出ると、「500アイテム以上」というプーさんグッズの数々の販売コーナーが! 相変わらずの充実ぶりです。欲を言えば、「はちみつカフェ」的なコーナーもあったら嬉しかったかなってところです。「はちみつを食べてると、とってもしあわせ」ですからね。

松屋銀座の店内各所にはこれまたおなじみの、キャラクターと写真を撮れるフォト・スポットなども用意されているのでありました。

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2014年8月 6日 (水)

「2つ目の窓」:吉永淳が羽ばたきます

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映画『2つ目の窓』は、セミドキュメンタリーに近いタッチで人間の生と死と自然を対比させるという、いかにも河瀬直美監督らしい作品。 少年と少女を現代の神話的ニュアンスで描いています。

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とにかく主演の二人、特に少女役の吉永淳がみずみずしくって、素晴らしいです。ちょっと早見優を彷彿とさせます。でもピュアでリアルな感覚は『翔んだカップル』の薬師丸ひろ子を連想させます(色黒だし)。そういえば、本作も『翔んだカップル』も自転車の印象的なシーンがありますね。 劇場用デビュー作『萌の朱雀』で尾野真千子を見出した河瀬監督だけに、吉永さんもきっと立派な女優に育っていくんだろうなあと感じました。

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ちょっと観念的に成り過ぎてしまうのも、いつもの河瀬直美なんですけど、吉永さんのピュアな魅力がそこらをカバーしています。とにかく、女の子と男の子が奄美の青い海をハダカで泳ぐ美しい映像を見せられたら、これはもう降参です。でもあの場面って、死が遠くない常田富士男の夢想かも・・・って気もしちゃいますね。

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杉本哲太の顔が、今まで見たことのない慈愛に満ちた「いい顔」でした。なんか村上春樹さんみたいなニュアンスの・・・。縁側での杉本、松田美由紀、吉永という一家3人のナチュラルな場面、良いですねー。

それにしても(多くの人が指摘しておりますが)、この『2つ目の窓』ってタイトル、わかりにくいですよねー。まあ、ここにも河瀬さんの特徴が出ているってことなのですけれど(『萌の朱雀』とか『殯(もがり)の森』とか『朱花(はねづ)の月』とか・・・)。

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2014年8月 5日 (火)

赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界

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京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで、展覧会『赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界』(~8/10)を見ました。映画のタイトル文字などのデザイナーとして知られる赤松陽構造(ひこぞう)さんの業績を振り返ると共に、日本映画のタイトルデザインの歴史も紹介する企画展です。

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オープニングのメインタイトル文字は、広告に使われることも多く、その作品と切り離せない、いや作品の一部のようなものですが、エンドクレジットタイトルにも作品に合わせた工夫があるのです。そういえば最近はメインタイトルがラストシーンの後に出る映画が(洋画を中心に)やたらと増えましたよね。小生の感覚だと、本と同じで原則は頭にあって欲しいと思うのですけど・・・。

こういう人もいて映画作品というのは成り立っているのです。昔からスタッフ・タイトルにお名前を発見しては「なんだ?陽構造(ようこうぞう)??」と気になっていた人です。赤松さんは1948年生まれですから、今年66歳。まだまだご活躍していただきたいものです。

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2014年8月 4日 (月)

治一郎のバウムクーヘン+おまけ

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最近食べた中ですんごくおいしかったお菓子。

羽田空港売店で売っているという「治一郎(じいちろう)」のバウムクーヘン。

浜松市で作られているようですが、その実態は・・・

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いやー、うまいです! 大江戸はバウムクーヘン好きですが、基本はやはりハードタイプだと思っております。

ところがこいつはふわふわのソフトタイプ。でもでも、そのふわふわが空気でふわふわな感じではなく、水分の多さでじゅわっとしているのです。

で、お味がとにかく濃厚。タマゴ感が強く出ていて、強い味ではないのに芳醇。いやー、お見事です。

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で、治一郎とは何の関係もありませんが、もう一つおまけ。

最近食べた中ですんごくかわいかったお菓子。

シフォンケーキの中央にくりぬかれた穴から、小動物(ミーアキャット?)がぴょこんと顔を出しています。きゃー! かーわーいーいー、ですね。

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2014年8月 3日 (日)

湘南、今季ホーム初の引き分け

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BMWスタジアム平塚で、ベルマーレ対ジェフを観戦しました。4月のアウェイ戦は6-0と圧勝した湘南ですが、だからこそ今日の試合はタフになるだろうとみんな思っていたことと思います。
果たしてその通りで、酷暑の中9日間で3試合目だというのに、両チームともガンガン走って、
前線からのプレスはきつく、球際は激しく、気合いが入っていました。

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前半を0-0で折り返した湘南は、後半樋口に替わって入った岡田翔平が先制ゴール! その後も何度もあった決定機をつぶしつ続けている間にジェフに同点ゴールを奪われ、結局そのまま1-1の引き分けとなりました。

 

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くやしいで試合でした。選手たちも(菊池、ウェリントンをはじめ)ちゃんと走ってるんですけど、ここぞのチャンスにゴール前であと一人足りていない感じ。勝負どころを見極めての思い切りが欲しかったなどと思ってしまいます。 今季ホームでは全勝だった記録も、ここで途絶えてしまいました。でも8月までホーム全勝だったってことが、むしろ凄過ぎなんですよね。 負けたわけではないので、またここからホーム無敗の記録を続けていきましょう!

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ちなみに、今日の主審はブラジル帰りの西村雄一さんでした。さすがの貫禄とフットワークでした。レフェリーイングもさすがで、適正に試合をコントロールしていました。

 

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試合前のベルマーレクイーンたちは、客席に向かって応援(コール&レスポンス)のお願い。

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放送部のロンドさんと「かすみん」さんもいつも通り全力投球。

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そして試合終了後、やけに暗い所でビールの販促に励んでいたベルマーレクイーンたちは、とってもくやしそうでした。何しろ初めて勝利のダンスを踊れなかったわけですから。でもね、去年のクイーンなんて3回しか踊れなかったんだから、キミたちは幸せなんだよー。また次からも勝利のアシストを頼んます!(ちゃんとベルマーレ・ビール買って帰りました。)

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2014年8月 2日 (土)

「イーダ」:新たな古典の誕生

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ポーランド映画『イーダ』は、モノクロ・スタンダードの画面があたかも数十年前の作品であるかのような錯覚を与えます。いや、それよりもむしろ端正で繊細で見事な映像演出の手技が、古典のような風格を醸し出しているからこその錯覚なのでしょう。

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画面の構図--人物や物の配置だとか切り取り方、画角--の素晴らしいセンス。同じように見えてもベルイマンの絵と決定的に違うのは「温度」。本作の映像(撮影監督=ウカシュ・ジャル、リシャルト・レンチェフスキ)には、ほんのりとしたぬくもりがあるのです。クロースアップもロングショットも見事なフレーミングで、多くのショットにおいてずっと見続けたくなる衝動に駆られます。

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主役のイーダを演じるアガタ・チュシェブホフスカ('92年生まれ)は、本作前には演技経験が無く、今後も演技は続けないそうなので、まさに一期一会的な好演となっています。映画的な良い顔をしています。なんだか見飽きない顔。美しい人間性が滲み出ている顔。聖なる顔。

そもそもこの映画自体が、数年に1本しかない「聖なる映画」だと言えるでしょう。修道女が出てくるとかいうことではなく、作品がピュアで尊さを湛えていて、混ざり気や邪心のない純粋映画なのです。

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パヴェウ・パヴリコフスキ監督の演出は、説明を少な目に抑え、映像で物語っていきます。まさに上質の映画だと言える抑制の効いた表現と、その効果の豊かさ。ほんのちょっとした表情やしぐさやカメラワークがどれだけ雄弁であることか。そして映画的センスの良さ。

今回の日本公開は「新しい古典の誕生」であり、「新たな名匠の発見」であると言えるでしょう。たとえば『ミツバチのささやき』(ビクトル・エリセ監督)初公開時のような・・・。

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2014年8月 1日 (金)

「人生はマラソンだ!」:オランダのイメージダウン

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映画『人生はマラソンだ!』は、なんとも雑で通俗的な娯楽作。正直オランダ人のイメージが悪くなるような輩ばかりが出てくる(主人公たちのみならず、周辺の人物たちも)作品です。あのロッベンやファン・ペルシーの美しいプレイに較べると、「がっかりだぜ、オランダ」となってしまうダメ人たちの物語です。

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ランニングを少しかじったことがある小生からすると(フルマラソンも何度か走りました)、かなりイラッと来ますね。「マラソンをなめんなよ」って感じです。こんな程度(と推測できる)の仕上がりでは、フルなんか無理です。ゲイのあの人以外は、みんな途中リタイア組ではないでしょうか。逆に言えば、完走が納得できるようには練習を描いていませんでした。ま、レースの描き方自体もあっさりし過ぎて物足りない感じでしたし。

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さらに言えば、広告を少しかじったことがある小生からすると、「広告をなめんなよ」って感じでもありますね。こんな奴らに広告主がつくわけないじゃないですか(それを言っちゃあおしまいですが)。ユニフォームの広告自体も妙に地味で、これで告知の目的を達成できるのか心配なほどですし、ユニの背中側に何も入れてないってのが??です。広告効果考えたら、そこ入れなきゃダメでしょ。 おまけにこの人たちだけ背中にナンバーカードをつけてなかったけど(前だけで)、それ背中もつけないとダメなんですよ(まあ注意程度で罰則はないでしょうが)。周囲のランナーたちはちゃんと背中にもナンバーカードつけていましたもん。

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主人公のおじさんが「オランダのトム・ハンクス」といった風情だったので、最後まで顔を見続けちゃいました(腹の出方もね)。 そしてマラソンの映画なのにサッカーが隠し味で入っているあたり、さすがはオランダなのであります。

冒頭にも書いた通り、話も台詞も演出もどうにも洗練の対極にあって、つまりゲス感満点でありまして、この監督って「オランダの鈴木則文」みたいな人なのかなあと思っちまった大江戸なのでした。

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パチンコ屋の貞子

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有楽町の駅前に、衝撃的な人が!

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後ろから見ると怖さ半減ですね。

お召し物もちょっと透けてますし。

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そう、『リング』の貞子ちゃんなのでしたー。

新しいパチンコ台の屋外広告なのでしたー。

2体出てましたー。

氷柱と貞子。

あー、涼しげ。

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写真見て気がついたけど、清めの盛り塩ですかね?

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ポスター(パネル)からは立体的に髪の毛が出てきたりと、いろいろ頑張ってました。

すごいですねー。

「7777」が出た人は、みんな死んじゃうとか・・・(ウソ)

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