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2014年10月12日 (日)

「ジェラシー」:恋愛に関するスケッチ

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映画『ジェラシー』はモノクロ77分のフランス映画。恋愛映画ではなく、「恋愛に関する映画」と言えましょう。ただ淡々と男と女の関係性とその周辺を描いています。

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フィリップ・ガレル監督は、1964年(50年前!)、16歳!の頃からの映画監督なのですが、この映画にもその頃のようなムードが濃厚に感じられます。ヌーヴェル・バーグ後のヌーヴェル・バーグをずっと引きずっているような・・・。なにしろ淡々としたスケッチの如く、エピソードをさらさらと連ねただけの映画なのですが、そのつなげ方が映画の文法に則っていないのです。時間と空間が不自然に飛びますし、常識的に必要なカットの長さとかシークェンスの内容とかがないんです。ちょっと見、普通に見えるのですが、いえいえ、自由過ぎます。

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でも描写自体はリアルで適切で、結構唸っちゃいます。恋愛のディテールの描き方、子どもの描き方、人間と人間の醸し出す空気、感情の揺らぎ、そこらの描写は実に達者なものです。

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作品をやわらかく、豊かなものにしているのが、小さな女の子(主人公の娘)の存在。この(いかにもフランスの女の子って感じの)ちょっとオトナな感じとコドモ感のバランスがまたリアルです。

いきなりな感じのラストと長めの溶暗もまた、「そして人生は続く」っていう味わいなのでありました。

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