「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」:ゆる甘だけどクロエちゃんを見る映画
映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』は、またしてもクロエ・グレース・モレッツを見る映画(『キャリー』や『キックアスジャスティス・フォーエバー』のごとく)。17歳になったクロエちゃんの女子学生っぽさやアヒル口を堪能すべき作品でです。
お話自体はゆるゆるの甘あまで、なんだか少女マンガ風です。今一つ世の中になじめない私、才能を持っている私、王子様が向こうからやって来る私、悲劇の主人公の私、死んじゃうかもしれない私・・・。クロエちゃんじゃなかったら、かなりしんどい設定かも知れません。
そんな主人公の「王子様」役(ジェイミー・ブラックリー)が、えー?この人カッコイイですかい?かなり微妙じゃありません??って感じで、老け顔だしへんな眉毛だし、額のハゲが既に進行しております。
おじいちゃん役のステイシー・キーチ!は、味わい深い好演でしたね。
現在形の進行の合間に、長いフラッシュバックを挟み込むスタイル。しかしながらこれが映画の進む流れを分断してしまって、あまり良い効果が得られていません。更には会話場面になるとやけに長くて、途中から飽きてきます。ここらへん、ドキュメンタリー出身だというR.J.カトラー監督の劇映画演出の弱さだと言えるのではないでしょうか。
チェロ演奏シーンでは、実際にクロエちゃんが弾いている全身ショットも出てきます。手元の見えないショットやプロが弾いているであろうショットとモンタージュすることにより、なかなか見事な演奏シーンとなりました。7ケ月かけて練習したんだそうです。よくできました。
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