「25 NIJYU-GO」:ベタで垢抜けない世界
映画『25 NIJYU-GO』は東映Vシネマ25周年記念作をスクリーンで、という企画。映画はスクリーンで、が大原則の大江戸は今までVシネマを見たことがなかったんですけど、イベント作とはいえようやくお目もじすることができました。
ま、基本'70年代あたりの東映B級アクションって感じですよね。柄が悪くて垢抜けないんです。ギャグはベタだし滑るし、アクションは古典的だし、台詞はくだらなかったりキザだったりで笑っちゃいますし。後には何も残らない、その場限りのお楽しみってところです。
「全員悪人」ってのは『アウトレイジ』の広告コピーでしたが、本作にも当てはまります。でも時々こういう映画、観たくなるんですよね。こういうのだけでも困りますけれど、今の映画って行儀よく成り過ぎちゃってるので、たまにはこういう悪くてゲスでバカで・・・っていう世界も味わいたくなるんです。
以下感想10連発--
・哀川翔って、いつまでたっても大物感出ないなあ。
・小沢和義って、小沢仁志に「おにいちゃん、おにいちゃん」って言ってるくせに、ご本人の顔がやけにおじいちゃん(まだ49歳なのに)。
・半グレの連中、弱っ! でかい口たたいてたくせに。
・黒ずくめの殺し屋はゾンビなのか?
・嶋田久作の死に顔はギャグなのか?
・温水さん、金の使い方ヘタすぎ!
・高岡早紀、妙に「安い」感じになっちゃって・・・。
・銃器を数丁買ったオマケがロケットランチャーって、・・・笹野さん気前良過ぎ!
・(中国語を翻訳した)字幕の文字がワイルドな手書き風粗暴フォントなのにはびっくり。
・あの距離から額に入った弾丸が貫通しないとは、竹中直人の頭には鉛の板でも入っているのか?
| 固定リンク
コメント