J1&J2終盤の悲喜こもごもと奇跡
J1、J2ともここ2週間かそこら、最終盤に入ってから、驚くべきことが次々と起こって、エキサイティング!です。 毎年Jの最終盤、優勝や昇格や降格の行方ってのは、相当もつれあって数々のドラマを生んで来ましたが、今年はそういった中でも凄い年になりました。
まずは我らが湘南ベルマーレから言えば、昇格決定後および優勝決定後に少々失速しましたが、最後は4連勝で締めて、なんと勝ち点101達成です! 42試合で31勝8分け3敗という圧倒的な成績。しかも得失点差が+61で、失点がわずか25ってのが、凄いですね。見事なぶっちぎりっぷりでした。
J1に関しては、先週の第32節に行われた浦和レッズvs.ガンバ大阪の頂上対決。引き分けで勝ち点差5をキープでOKと踏んでいたレッズが、88分まで堅く守り通していたところを、最後に88分の倉田、90+3分の佐藤のゴールで2-0と撃破した試合! いやー、ガンバの勢いを感じました。
これで残り2試合で勝ち点差2となった両チームが迎えた第33節。ガンバが3-1で神戸に勝ち、レッズは鳥栖との対戦で1-0の勝利を99%手中にしながら、90+4分にCKから頭で合わせた小林のゴールで同点とされ、その直後に笛。勝ち点2がするりと滑り落ちた感じで、ガンバと勝ち点で並び、得失点差7でガンバ大阪がとうとう首位に立ちました! ワールドカップ中断前は16位だったというのですから、驚くべき後半のまくりっぷり(及び終盤の浦和の失速)です。しかも最終戦のガンバの相手はぶっちぎり最下位の徳島(浦和の相手は名古屋)。取りこぼしは考えにくいと思いますので、勝てばこのまま自力Vというわけです。 更にガンバは先日ナビスコ杯で優勝していて、天皇杯決勝はJ2山形との対戦というわけで、かなりの確率で3冠が見えております。いやー、凄いことです。
降格の方も徳島に次いでセレッソ大阪が決まり、同じ大阪の中で明暗を分けました。シーズン開始前には優勝候補の一つだったのに、フォルラン入れたのに、みんな巧いのに・・・やはり柿谷をシーズン途中でスイスに行かせちゃったのと、夏から山口蛍が長期離脱しちゃったのが大きかったし、監督を簡単に替え過ぎました。そのため戦術も何もなくなってしまいました。サポーターの悲しみと怒りもよくわかります。
残る降格1枠がどこになるかで、今のところ15位清水と16位大宮の勝ち点差は3ありますが、最終戦は清水が甲府(最近好調だし、城福監督ラストマッチだし)と戦い、大宮はセレッソ(意気消沈)と当たるので、勝ち点で並ぶ可能性は大アリです。そうなった場合は得失点差で大宮がまたもしぶとく残り、清水が降格となるのです。そうなると磐田、清水という静岡県の両名門が来期はJ2ということになります。 うーん、最終戦にはやはり上と下、両方でドラマが待っていますね。
一方でJ2から湘南、松本に加えて昇格する最後の1チームを決めるプレーオフ。まずは本日の磐田(4位)vs.山形(6位)の勝者を決めて、来週その勝者と千葉(3位)とで戦い、勝った方がJ1昇格となります(引き分けの場合は年間順位上位チームが勝ち抜ける)。で、これまた劇的な試合でして、90分終えた時点では1-1の同点。つまりジュビロが勝ち上がるはずだったのですが、アディショナルタイム+2分のモンテディオのCKにGK山岸が出て行って、頭で決めて2-1の勝利! 次週の千葉戦にJ1への夢をつなぎました。 昨日の浦和戦の鳥栖もGK林が最後のCKの時に出て来ていましたし、いやー、必死の思いが実る奇跡の瞬間!これがあるからサッカー観戦はやめられないのです(ただこれらの試合もほとんどニュース映像やwebや新聞で得た情報だったりするのですけれどね。すんません)。
最終節では、そして入れ替え決勝戦では、どんなドラマや奇跡が待っているのでしょうか。
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