三軒茶屋の夢の跡
この三軒茶屋中央劇場、既に2013年の2月14日で営業を終了しております。 で、久々にここらへんに来たら、まだありました。
男女(?)のカッパのマークはどういう由来なんでしょね。その間に「映画は中劇」という堂々たるキャッチフレーズが。
屋上のサインなんか右から左に読む横書きですよ! 一部欠けてますが、「特選映画封切場」でしょうか。「封切劇場」じゃなくて「「封切場」なんですね。
いいですねえ、一戸建ての映画館って。
よく見るとステキにモダーンな建築です。縦長の窓の意匠なんか素晴らしいじゃありませんか。
アメリカの郊外(田舎?)にある映画館のようでもありますね。
閉館後ほったらかしってことは、開発のための閉館じゃなくて、あくまでも経営不振ってことだったんでしょうか。あとは「デジタル上映機材が買えなくて」ってやつなんでしょう。うーん、哀しいことです。2-3回しか来たことありませんでしたけど。
そのすぐそばの三軒茶屋シネマ(もと三軒茶屋東映)も今年の7月20日で閉館していたのですね。
こちらも2-3回しか入ったこと無かったですけど、いかにも地元密着の映画館でした。ビルの中なんで、建物としての魅力には乏しいのですが。
先ほども書いたように、フィルム上映が世の流れでデジタルに移行したため、数千万円するという新しい機材が買えない古くて弱小な映画館は廃業するしかない状況なのです。
シネコンにはないサムシングがあるんですけどねえ。残念なことです。
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