展覧会「ティム・バートンの世界」
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで展覧会『ティム・バートンの世界』(~1/4)を鑑賞しました。平日の午後6時ぐらいだというのに、かなりの客数。ここは毎日22時(土日は23時)までやっているので、夕方以降のお客さんも多いのでしょうねけっこうじっくり見る人が列を作っていたので、大江戸は多くの場所で人の後ろから見ておりました。
監督デビュー作『ヴィンセント』から近作までのアートワークやそのもととなるスケッチ等を展示。随所に映像もありましたが、時間や空間と人数の関係で、なかなか全てを見るわけにもいかないのが悩ましいところ。
バートン独自の震えたような細い線で描く陰鬱キュートな世界(俗に言う「キモカワ」ですね)。平面作品と立体作品と映像作品を通して、彼の変わらない特質が明らかになります。ほんとにずっと変わらない人ですねー。同じ歌を歌い続けています。
ウンパルンパのフィギュアが3体並んでました。
ところどころに彼の手紙やメモが展示されていますが、欧米人って意外と一文字づつ字を書く人が多いのに、ティムはマニュスクリプト(筆記)体の見本みたいな感じです。
権利の関係かキュレーションの方針か、映画の映像はほとんど無かったのがちょっと物足りないところ。あくまでもティムの個人技の世界となっております。
終盤にあった大型ポラロイドによるティムの「息抜きのための」写真は、アーティスティックなグランギニョール趣味で、でもまさにこれぞティム・バートンで、素晴らしかったです。
会場出口の所にはこの展覧会特別仕様のクリスマスツリーがあって、幻想的な光のショーが見られました。
で、会場を出ればけやき坂はいつものクリスマス・イルミネーション・・・からの東京タワー。キレイですね。
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