リオープンした庭園美術館
目黒の庭園美術館が約3年の改修を終え、リオープンしたというので見て来ました。
この建物や内装自体を見せ、また修復の過程を映像などで紹介する記念展『アーキテクツ/1933/shirokane アール・デコ建築をみる』は、11/22~12/25の開催です。
ここは建物が一番の売りとも言える美術館なだけに、嬉しい企画です。
期間中、平日は館内の撮影OKなのだそうですが、土日祝はNG。なので残念ながら外からの写真しかありません。
いずれにしても、外装を全部削って、左官で塗り直し、非常にきれいになりました。
内部のシャンデリアなども全て解体・洗浄・補修されて、往時のキレイな姿になりました。
ため息が出るほどと言いましょうか、見事です。アールデコ好きの大江戸としては、もうステキでステキでたまりません。
部屋ごとの個性の違いも楽しいところ。和室の要素を取り入れた部屋もあったりして・・・。
そして、本館の奥に隣接する新館は改築されて、ガラスと白を基調としたモダンな建物になりました。
その中にギャラリー1とギャラリー2、およびカフェとミュージアム・ショップがあるのです(ミュージアム・ショップは入口付近にもありますが)。
ギャラリー1では内藤礼の展覧会『信の感情』を開催中。白いキャンバスに白で描きつつ、遠くから見るとぼんやりと影のような形象が浮かぶという内藤らしい作品。心がニュートラルになります。
またそれのみならず、館内のそこかしこに、5cmぐらいの小さな木の人形が配置されていて、それもまたこの展覧会の構成要素になっているのです。
ギャラリー2では3年間の改修のあれこれおを16分にまとめた映像を上映してて、じっと見てしまいました。
庭園部分はまだ改修中で、しばらくは入れない状態でしたが、いやいやそれがなくても十分に満足しました。堪能いたしました。
| 固定リンク
コメント