「キネマ旬報」の14年度ベストテン発表
恒例の『キネマ旬報』ベストテンが発表になりましたね。 ↓
http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/2014/award/
邦画、洋画ともに割と納得のいく選出結果ですね。なにしろ前年は『ペコロスの母に会いに行く』と『愛、アムール』が邦洋のベスト1になったので、かなり驚きながら失望した大江戸でしたから。それに比べれば今年のは「ああ、なるほど。まあ、それはアリですよね」って感じで、自分の結果(落ち穂拾いを終えてから、後日発表)とは違うけど腑に落ちるものなのでした。まあ逆に「えっ!? あれが入ってないの?」ってのはありましたけど。
邦画の1位『そこのみにて光輝く』、2位『0.5ミリ』、3位『紙の月』をはじめ、今年は質的にしっかりした作品が揃ったと思います。ただ9位の『水の声を聞く』だけはまったくノーマークでした。東京ではマイナーな単館での地味な公開だったし、話題にもなっていなかったので、ほとんど気付かなかったレベルの作品です。逆に言えば、その悪条件をひっくり返すほど良い作品に違いないってことですね。
主演女優賞は宮沢りえではなく安藤サクラが取りましたが、作品を観れば納得ですし、『キネ旬』方式で『0.5ミリ』と『百円の恋』の合わせ技なので、それじゃあ勝っちゃいますよ。 主演男優賞の綾野剛と合わせて、実に今の時代を反映した役者の揃い踏みとなりました。
洋画1位はまたしてもクリント・イーストウッドの『ジャージャイー・ボーイズ』。すげーな、クリントじいさん。2位以下の作品も、好き嫌いは別として「え~っ」ってなっちゃう作品がないのは邦画同様で、結構なことです。
こうなると11位以下の作品や読者のベストテンも気になるところですが、それは2/5発売の『キネマ旬報』を待つといたしましょう。 大江戸のベストテンも、もうしばらくお待ちくださいね。
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