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2015年1月10日 (土)

「シン・シティ 復讐の女神」:やっぱりカッコイイんだけど・・・

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映画『シン・シティ 復讐の女神』、2005年の前作からもう10年にもなるのですね。あのブラック&ホワイト+鮮やかな人工着色的パートカラーのビジュアルはそのまんま。グラフィック・ノヴェルの映画化作品としてのビジュアル重視は健在です。それにしてもスタイリッシュでカッコイイ絵作りですねえ。黒がいいんだよなあ。それは当然、物語のノワールなタッチとも相まって、黒が深くなったり輝いたりしてるわけでしてね。

ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ、パワーズ・ブースらの連続出演組に、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、エヴァ・グリーン、ジョシュ・ブローリンらの新顔が350523_005からみ、『シックス・センス』的立ち位置のブルース・ウィリスや、眉毛ぶっといレディ・ガガまで加わって、充実のキャスティングです。みんなそれぞれに、ハードボイルド・ヴァイオレンスの国の住人として魅力的です。新入りのジョゼフ、エヴァ、ジョシュがそれぞれにピッタリはまっていて、お見事です。

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とにかく殴られる、撃たれる、斬られる・・・と、「痛そうな」描写のオン・パレード(目玉までくりぬかれちゃう人もいますし)。でもミホが日本刀で大暴れするところなんか、いくら首が飛んでも血の色が白なので、残酷さはありません(他の場面も同様)。まあ、あえて悪人の残酷さを強調するために色をつけているシーンはありますけどね。

350523_004ビリングのトップはミッキー・ローク(特殊メイクのマーヴ役)でしたが、確かに彼が一番出番も多く、弁慶のような(?)圧倒的強さと主役にふさわしい義侠心で、心に残りました。

(以降少々ネタバレあり) 心に残ると言えば、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのギャンブラーも印象的なキャラでしたが、最期があまりにもあっけなくて・・・。 そして悪の帝王とも呼ぶべきロアーク(パワーズ・ブース)の最期もあっけなくって驚きました。ここはメチャメチャいたぶってほしかったところです。そう、前作におけるイライジャ・ウッドの最期のように(ゾッ)。

てなこともあるので、大江戸としては前作の方が良かったですね。やはり原作の「一番いい所」から映画化したのでしょうから、それも当然と言えば当然なのですが・・・。

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コメント

前作がわからないと、本作のストーリーがわかりませんので
DVDで 見てみました。

アルバ演じたナンシーの復讐へとつながってますが 
前作で そういうことねって納得しました。

ロアーク一族は 町全体の有力支配者だから 逆らえば消されるのは確実 が それでも 立ち向かう義侠心ある無法者たち。

枢機卿ロアーク、ロアークJrは死んでも ロアーク一族は 一人でも残ってる以上 影響力は消えないわな・・・

投稿: zebra | 2015年1月24日 (土) 01時07分

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