サッカーA代表戦&U-22代表戦
いやあ、フル→U-22へ、日テレ→フジへと2本立ての代表戦。見る方も大変でした。
まずは東京スタジアム(国際試合なんかでは「味の素スタジアム」って言わないんですね)でのA代表のウズベキスタン戦。3日前のチュニジア戦に続いて、面白かったなあ。今日はチュニジア戦に較べれば、先発メンバーに見慣れた顔が多かったわけですが、それでも青山、太田宏介、昌子らを使ってきました。結局試合が終わってみれば、フィールドプレイヤーはこの2試合で25人全員を使い切りました(さすがにGKは西川と東口を余らせましたが)。
やはり力の差が大きい親善試合ではありましたが、青山のロングボレーに始まる5点のゴールラッシュは、非常に気分が上がる得点ばかり(ただし青山のシュートはいまいち球速がなかったので。一流GKなら止めてたかも)。太田のクロスから「やっぱりそこにいるんだね、ちゃんと」な岡崎のヘッドで2点目。で、その岡崎が「優しい」と評判になった柴崎のロング・ループシュート(相手GKの飛び出しを見逃さず、さすがのセンスでした)で3点目。宇佐美が代表初ゴールを決めた4点目はまさに彼の個人技で、抜群の能力を見せつけました。最後の5点目は、競り合いから川又の頭。柴崎、宇佐美、川又は交代で入って次々と決める形。今日もいろんな意味で采配の妙を見せたハリルホジッチ監督なのでした。
初戦に続いてプレスの激しさ、タテへの意識、ミドルシュートの意識がとても良い結果につながり、あとはしばしば乱れる連係が上がっていけば、さらに良くなることは確実という感じ。みんなが試合に出て、大勝してってこともあるでしょうけど、ベンチやチームの雰囲気もとても良いように見受けられました。「チーム」って感じで。
これは、ハリルホジッチって、望外の大当たりだったかも知れません。こんな短期間で、戦術や用兵でこれだけ冴えてて、チームを活性化させるのを見るにつけ、ザッケローニっていったい何やってたんだろう?と思ってしまいました(いい人でしたけどね)。
続いてのU-22代表のマレーシア戦は、まあ1-0で勝てたことだけが良かったねっていう試合。問題多いっす。確かに中1日の3連戦ですから、ベストのメンバーを組めていないのですが、そしてピッチ悪すぎ!ですが、そしてマレーシアががっちり引いて守りを固め続けましたが、それでもマレーシアにここまで苦戦するようじゃあ先が思いやられます。
チームとしてバラバラと言いましょうか、何をやりたいのかが見えて来ません。個人技頼みで、連係が悪くてミスが多い。困ったものです。横パス、バックパスが多いし、誰かが孤立しててもサポートに行かない、出し手と受け手の呼吸が合わない。うーん、課題多いっすねえ。左サイドの安在、小野の得点をアシストしたとはいえ、かなりひどいプレイが多かったですよ。
この試合でもキャプテン遠藤航(湘南)は落ち着いた動きで、ピンチの芽を摘みまくるし、攻撃のアクセントにもなっていくし、素晴らしかったです。なんだか澤穂希のプレイを彷彿とさせました。
さあて来年1月の最終予選にはどうなっていくのでしょうか、このチーム。期待と不安が入り混じりますねえ。
| 固定リンク
コメント