連ドラ感想からの・・・感動の「もえあず」
遅ればせながら・・・、3月に終わった連ドラについて少々。主にスタートしばらく後に言及した作品(↓)についてです。
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-d215.html
まずは日テレの「○○妻」。いやー、もう遊川和彦脚本のドラマなんて2度と見ません! 最低のヒロインをぐちゃぐちゃと描いた「純と愛」に続いて、ひどい出来です。奇妙なタイトルと、意味ありげな「謎」で引っ張っといて、結局大した謎じゃないし、その後の更なる謎とかひっくり返しはなくて、とんだ期待外れ。まあラストをああしなきゃバカみたいだし、ああしてもバカみたいだし、とにかくそれまでがダメダメ過ぎました。シリアスなのに、変にコミカルなトーンを織り交ぜている意味がわからないし、何よりも東山紀之のニュースキャスターがやたらと偉そうで暑苦しいだけの自分勝手なサイテー男。こいつに何の共鳴もできない以上ドラマが成り立たないという、あたかもバックドアが開いたまま自動車が走って、目的地に着いたら積んでた荷物が全部なくなっていたような作品でした。
フジの「問題のあるレストラン」は最後まで坂元裕二脚本が素晴らしく、正義の怒りをあおりながらも、ハートフルなほっこり感でまとめていく構成と、微に入り細に入り巧みなダイアローグに感心しまくりました。女優陣も真木よう子はもとより、みんな持ち味やら新しい味やらを発揮し、高畑充希はやっぱり巧いのでありました。杉本哲太をはじめとするセクハラ、パワハラ男性陣には腹が立ってしょうがありませんでしたし、東出君もバカで偉そうでしょーもない奴だったので、人気ダウンしちゃうんじゃないかしらん。 まあ視聴率は悪かったようですが、社会性と娯楽性の噛み合った素晴らしいドラマでした。「いくらなんでも、それ脱がないでしょ」とか「閉店に至る理由が納得できるように描かれていない」とか、根本部分での疑問はあるんですけどね・・・。
フジの「デート ~恋とはどんなものかしら~」は、もうひたすら古沢良太の天才の証明でした。この変化球ぶり! そして「×日前」「△時間前」みたいな時制の交錯による効果。杏(不細工にしかならないアヒル口!)や長谷川博己の長台詞および二人の絶妙な掛け合いのおかしさ。周囲の人物にもいろいろと配慮が行き届いていて、もう「さすが」としか言いようがありません。最終回の「恋」に関するひねりっぷりも、まさに天才的でしたね。
NHK朝ドラは「マッサン」から「まれ」へと移りましたが、今秋からの「あさが来た」が楽しみです! だって、大好きな波瑠さんが主役なんだもーん。 「あまちゃん」以来久々に15分早く起きて見続けるかも知れません。
ところで先日のテレビ東京「元祖!大食い王決定戦 新爆食女王襲名戦」は(途中から見たのですが)これまでにも増しての凄絶なフードバトルに圧倒されました。なんか大食い女子たちのビジュアルもどんどん進化しておりますし、大江戸も応援している「もえあず」ことアイドルもえのあずきさんが、かわいいったらありゃしません。でも、こと勝負になると、その執念と根性には驚くべきものがあり、鬼気迫ります。 決勝の番組史上に残る灼熱の大激闘におけるギリギリの差での勝利には、小生泣きました(比喩ではなく、ほんとに)。いやー、この「胃袋のアスリート」たちの体を張った真剣勝負の凄さには、毎回感動させれます。特に今回は、きゃしゃで小柄な挑戦者「もえあず」が、絶対的王者の服部さんに挑み、いろんな駆け引きを含む凄絶なバトルの末に本当に僅差で勝利を勝ち取るという、心震えるまでの劇的展開でした。 もえあず、おめでとう!!
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