キレイな等々力で、湘南悔しい逆転負け(および疑惑のノー・ゴール)
メインスタンドの拡大改修が完成して、今期から見事なスタジアム(まあ主にメインスタンド部分がってことですけどね)に生まれ変わった等々力競技場に行って来ました。ベルマーレvs.フロンターレ戦です。今日はメインスタンド中央付近の良い席で見たのですが、いやー、総屋根付きの快適な環境。コンコースも雨風を遮断し外光を取り入れられるガラス張りですし、トイレも広々としてキレイだし、座席もゆったりだし。そして外観がまた豪華客船のようで、木材を使ったウッディーな見え方もステキだという・・・いやー、うらやましい限りです。
公園内の市営陸上競技場という点では、BMWスタジアム(平塚市陸上競技場)と同じなんだから、なんとかこれに刺激を受けて、見習って、平塚市さんも早く動いていただきたいものです(署名運動は数年前からやっているのですが・・・)。 試合前の栄養補給中を撮らせていただいたアウエイ遠征のベルマーレクイーンだって、そう思っていることでしょう(頭上のお花がかわいいですね)。
試合前の献血イベントにあの8.6秒バズーカーが来ていて、仮設ステージで「ラッスンゴレライ」の替え歌バージョンなどをやってました。彼らはゲーム開始直前の始球式にも登場しました、
そうそう、ゲーム前にはキングベル一世も登場し、ふろん太くんたちと丁寧なおじぎ合戦を繰り広げていらっしゃいました。礼儀正しい神様(&王様)です。
イベントの多いこのスタジアムですが、ハーフタイムにはF1のレーシングカー2台が陸上競技のトラックを爆走するというオドロキの企画(中島悟さんが挨拶してました)もありました。結構びっくりの奇景でした。
さて肝腎の試合ですが、とにかく悔しい 川崎2-1湘南 の敗戦でした。というのも・・・
1.前からの全員守備と球際の強さという湘南の特徴を出して、とにかくボール奪取の嵐。川崎には後ろの方で横パスを回させるだけで、前へ来るところを全て分断していくことに成功してました。前半はほぼ完璧。後半も、そんなに悪くはなかった(憲剛が投入されてしばらくの間はフロンターレ・ペースになりましたが)のに・・・。つまり、ゲームの大勢は支配していたのです。逆に言えば川崎は「全然うまくいってなかった」試合だったのです。
2.後半、湘南・菊池大介のシュートがクロスバーに当たって落下してゴールラインを越えたのに、認められなかったという誤審。認められていれば2-0と湘南リードになった局面だったのに、副審が認めたゴールを西村雄一主審が取り消したように見えました(そのように書いてある現場の声のツイッターなどもありました)。あれは謎です。曺監督も試合後のインタビューで、「我々に勝点3をもたらしてくれない、何か見えないもの」という表現を使っておりましたが、何とも悔し過ぎる判定でした。シュートからクロスバーに当たって1バウンド目までの球速が速すぎて見えにくかったのではというのが、現場にいた大江戸の感想です。
3.その後、憲剛に取られたPKを大久保に決められて1-1の同点。内容的には完全に勝ってる試合だけど、「アウェイの勝ち点1」ならまあ良しとしよう・・・と思っていたら、アディショナルタイムの最後にエウシーニョに決められて、「え? なんだよ、それ?!」っていう納得できない逆転負け。久々に失点し、しかも複数失点で敗戦と、ほとんどの時間帯をきっちり押さえていただけに、信じられない展開でした。
そういう不条理も含めてサッカーだということはわかっているつもりなのですが、それでも悔しいってのもサポーター。それでもゴール裏の湘南サポたちは、熱戦後の選手たちを拍手とベルマーレ・コールでねぎらいました。キャプテン永木亮太が累積警告で出られなかった試合なのに、「誰が出ても同じサッカーができる」ようになってきたと実感できました。ボランチの菊地俊介と石川俊輝が、いい仕事してましたもん。それに、多くの選手たちが感嘆すべきトラップやパスを見せてましたもん。技術的にも川崎を凌駕していました。まあ、これでも勝てないってのは、決め切る選手の不在ってことでもあるのですが…。
そして今日の菊池大介は、本当に頑張ってましたよ。水曜のナビスコ杯にもフル出場したのに、相変わらずの上下動と長い距離のドリブルで、攻守に大奮闘でした。頼もしくなったなあ。するするとペナルティーエリアをかき回した時は、シュートまで行ってほしかったですけどね。 菊池のシュートの判定について、湘南は意見書を出すようです。
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