« 2015年7月 | トップページ | 2015年9月 »

2015年8月31日 (月)

「ミニオンズ」:カワイくって、笑えて、英国ロック

351145_013
映画『ミニオンズ』はフジテレビやTOHOシネマズとのタイアップが印象深いので日本製みたいな印象になってしまいますが、立派なメイド・イン・ハリウッド。それにしても1作目から3作目で、タイトルが『怪盗グルーの月泥棒』→『怪盗グルーのミニオン危機一発』(「一髪」じゃないのね)→『ミニオンズ』と、ミニオンズ人気によって変遷しています。これはその昔の『宇宙猿人ゴリ』→『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』→『スペクトルマン』という変遷(連続しているTVシリーズの中で変わって行った!)と同じですね。

351145_002
日本語吹き替え版がやたらと多いので、いつもながら苦労しましたが、しっかりと字幕版(2D)で鑑賞しました。

巻頭のユニバーサル映画のタイトルからして、いつものじゃなくて、ミニオンたちが合唱しているバージョン! いきなりやってくれます!

今回は太古の時代にさかのぼって、ミニオンたちの誕生と歴史を明らかにしてくれます。そうかー、強いボスが必要なんだー。

351145_004
とにかくカワイイし、いっぱいいて楽しいし、笑えます。ギャグの仕込みがなかなかしっかりしていて、きちんと笑えるようにできています。

そして1968年のニューヨークからロンドンへというわけで、全盛期のブリティッシュ・ロックが次々とかかるのも魅力(まあ米国の曲もありますが)。小さな子供たちはともかく、その親の世代でも知らない時代なんですけど、ここらの古典ロックは英米の人たちには「一般教養」として浸透しているのでしょうね。ストーンズもビートルズもザ・フーもキンクスも・・・いろんな形で出て来て、オトナとして楽しいです。上がります。 スカーレットの彼氏なんて、モッズ・スーツのピート・タウンゼントそっくりなんです!

351145_006
(以降ネタバレあり) ラストで女王からもらったエレキギターをノリノリで演奏してから叩き壊しちゃうってのも、ザ・フーじゃないですか!嬉しいなあ。そしてその後で、突然登場したのはあの人! そう、ミニオンたちと若き怪盗グルーとの出会いが描かれているのです! これにはびっくり。うまく考えたものです。

エンドタイトルでかかったのがビートルズの“Got to Get You into My Life”。大江戸がビートルズの曲の中でも5指に入るほど好きな曲です。嬉しい嬉しい。 そしてタイトル後のオマケ的にミニオンたちが演奏する曲も、ビートルズの“Revolution”。  いやー、いい大人が観てこそ、深く楽しめる作品でした。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2015年8月30日 (日)

「日本のいちばん長い日」:見事なクォリティーの緊密ドラマ

350989_008映画『日本のいちばん長い日』は意外と戦争映画大作が作られなかった戦後70年の目玉的作品。岡本喜八作品のリメイクと言っても、もう半世紀近くたっているのですから、現代の視点から1本の作品として評価すべきでしょう。

で、見事なクォリティーの作品でした。近年の原田眞人監督作品の例にもれず、脚本、演出、編集、撮影、音楽、演技、美術などすべてにわたって、現在の日本映画で達成できる最上級のレベルの仕事になっています。映画が美しく、タイトかつ懐の深さも併せ持ち、2時間16分の作品なのに、その密度の濃さで3時間ほどにまで感じられました。全編を貫く緊張感には只ならぬものがあります。

350989_003政府や軍のトップ、そして昭和天皇と、物語の中心はあくまでも国の中枢の人々。その終戦への数か月間の苦闘、逡巡、抗争を描きます。本作を見て「庶民の視点や殺されていった兵士の視点が無い」なんていうのはナンセンスで、一方では『この国の空』や『野火』みたいな映画があっていいし、もう一方ではこういう映画があってもいいのです。描こうとしていることが違うんですから。昔、黒澤明が言った言葉を使えば「赤い色を塗っているのに、青くないじゃないか!と文句をつけられ」ても困ります。

350989_002

あのような状況下で、人々の心が狂ってしまっている中で、戦争を終結させるために粉骨砕身する男たちのドラマ。それは『金融腐蝕列島 呪縛』や『突入せよ! あさま山荘事件』や『クライマーズ・ハイ』とも共通する原田眞人監督お得意のフィールドです。戦争だって恋愛だって会社だって、全て始めるよりも終わる時の方が大変なんです。

350989_005

鈴木貫太郎首相のタヌキぶりを老獪に演じ切った山﨑努の役者っぷりには、ほとほと感心しましたし、役所広司のいつもながらの安定感と奥行きもさすがでした。舞台中心でほとんど知らなかった中嶋しゅうが演じる東条英機のそっくり感(顔のみならず、そのものだと感じさせる演技全体)にも驚きました。 しかし最大の驚きは本木雅弘演じる昭和天皇で、顔が似ているわけでもないのに、完全にヒロヒトでした。発声、物腰、そして何よりも品格。本木さんって品があるなあと改めて感服しました。イッセー尾形や片岡孝太郎など過去の天皇役者に比べても、勝っていると思います。

若手の軍人たちが皆丸刈りになっていたのも、しっかりした映画作りとしてポイントの高いところです。近年の戦争映画ではなかなかコントロールできていない部分だったりするのですが、本作では(大人たちの髪型も含めて)見事でした。

戦争の継続へと暴走する軍部や青年将校たちを見ていると怒りがこみ上げますが、そんなモンスターたちを生んでしまった教育と報道と軍隊組織の怖ろしさを思うと、今の世相と照らし合わせて不安を感じないわけにはいきません。2度とこんな時代の訪れぬよう切に願い、日本が変な方向に進まぬように、それぞれ自らができることをやっていかねばならないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2015年8月29日 (土)

「ロマンス」:ロマンス要素はない映画です

351817_001
映画『ロマンス』は、小田急グループの全面協力ってことで、ロマンスカーのPRはもとより、露骨な程に箱根(+小田原)の観光映画となっております。たまたま大涌谷噴火の影響で箱根観光客が激減しているタイミングの公開となりましたが、宣伝になればよろしいのではないでしょうか。それが作品の質を損なっているようなことは一切ないと思いますので。 むしろ車内販売アテンダントに関しては、ロッカーでの身づくろい、ホームでの入線お迎え、クレーム対応などがリアルに描かれていて興味深く見ることができました。

351817_005

大倉孝二が胡散臭い男を最初から最後まで微妙な感じで演じるのですが、本当に微妙過ぎて、一貫性がなくなっているというか、少々リアルから遠ざかっています。借金まみれのこの男のオトシマエや今後については、尻切れトンボになっていますし・・・。こいつがもっと血の通った厚みのあるキャラクターだったら、ダメ男だけどどこか魅力的な奴だったら、作品のクォリティーもアップしたろうにと思うと残念です。

351817_004

大島優子に関しては、非常にナチュラルに20代半ばの女性を演じていて、悪くはありません。ただ『紙の月』でもそうでしたが、絶賛するほどの演技ではないことも確かです。褒め殺しはよくありません。「資質を生かして及第」というところだと思うのです。

351817_007

タナダユキ監督(オリジナル脚本も)らしい、脱力系のオフビート・コメディー。ツッコミ所も多い脚本で、あっさり薄味で、物足りなくはありますが、クスクス笑いながら一応は楽しめました。

ただタイトルの『ロマンス』ってのは、どうなんでしょ? いくらロマンスカーから取ったにせよ、ラブロマンスの要素の無いこの映画のタイトルとしては、ちょっとアウトなんじゃないでしょうかねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (7)

2015年8月28日 (金)

「ナイトクローラー」:J.ギレンホールがビョーキなんです

350931_005

映画『ナイトクローラー』は、かなりの毒気を持った異色作。ジェイク・ギレンホールがモラルの崩壊したゲス男を激演します。見てくれからして、いつものジェイクの倍ほどキモイです。やせこけて、目がギョロギョロと落ち着かず、って五七五になってしまいましたが(笑)、お近づきになりたくないタイプです。病的な役柄の時のアル・パチーノ風でもあります。

350931_002この男が、アンチ・ヒーローどころじゃなくて、どうにも擁護しようのないモンスターなんですね。しかも「ネットで勉強した」ビジネス書の「出世するためには・・・」みたいな、もっともらしい借り物の言葉をそのまんま引用してしゃべるあたりに、歪んだ薄っぺらさが滲み出ています。ジェイクって、変な役ほど燃えるタイプなんでしょうねえ。鏡に向かって咆哮するシーンの狂気ときたら!

350931_004

重要な役どころで還暦過ぎのレネ・ルッソが出て来るのですが、なんと監督の奥さんなのだそうです。うーん、年齢的にムリあるなあと思ったら・・・、だからかよっ! ここは作品のマイナス・ポイントになっています。このトゥー・マッチなバリキャリ業界人の存在は、結構作品のキーなんですけどねえ。

350931_001

TVナマ中継中のキャスターとカメラマンがインタビュイーに射殺され、その模様がネットに出回る という、あまりにタイミングのいい事件がアメリカで起こりましたが、やはり「映画は時代と社会の鏡」だというところですね。 辟易する時代の辟易する作品ではありますが・・・。

 

| | コメント (0) | トラックバック (10)

2015年8月27日 (木)

松屋銀座の「スポコン展!」

1440678944042

松屋銀座で開催中の『スポコン展!』(~9/7)という変わった展覧会に行ってみました。「スポーツ根性もの」略してスポコン! アニメ制作会社トムス・エンタテインメントのスポコン4作品(あしたのジョー、エースをねらえ!、アタックNo.1、巨人の星)の原作原稿、マンガ原稿、絵コンテ、セル画、アニメの映像などによる展覧会です。この都会派百貨店のイメージの真逆を行くような、なかなかアナクロかつキッチュな企画ですね。

会場デザインは、装丁家でありグラフィックデザイナーでもある怪人・祖父江慎さんだそうです。会場壁面には原作マンガのコマを引き延ばした絵が壁紙になっていて、作品ごとにテーマカラーが分かれています。アタックNo.1→巨人の星→エースをねらえ!→巨人の星という順にコーナーが設けられています。

最初の『アタックNo.1』では、いきなりビンタの嵐(笑)。モニターに映るアニメ版の映像及び壁紙のマンガが、女子同士のビンタ、コーチから生徒へのビンタ・・・と、いやー今見るとすごく暴力的ですね。登場人物も今なら退学やら懲戒解雇やら、マスコミやSNSによる社会的制裁やらで大変でしょう。ある意味野蛮な時代だったと言えるのでしょうね。

1440678979273

『巨人の星』って今見ると、コメディー、もしくはファンタジーですね。もうツッコミ所あり過ぎ! 大リーグボール養成ギブスだとか鉄球の特訓だとか消える魔球だとか。「ありえねー!」だらけで、スゴ過ぎます。そして隅っこに柱(壁だけど)の陰から覗く明子ねえちゃんが! わかる人にはわかります。これこそは祖父江さんの腕の見せ所でしたね。

『エースをねらえ!』はよく知らないので、ノー・コメント。

『あしたのジョー』は、やっぱりあのラストの「真っ白な灰になっちまったジョー」の原画が(さりげなく)展示されているのに感激します。ホワイトで消した跡とかも残ってて、いやー凄い! だって、マンガ史上最も有名な1コマなんじゃないでしょうか?

1440678959616
会場を出た所のグッズ・コーナーは、例によってなかなかの充実ぶり。今回は特に(祖父江さんがからんでいるからか)、おバカなセンスの笑える商品が多かったです。「負け犬」という文字&走る花形満というトートバッグだとか、鮎原こずえが女子にビンタしている絵柄のポーチだとか(笑)。ハズシ感がたまりません。

1440678971794
これまた例によって、店内には展覧会と連動した撮影コーナー(なりきり写真パネル)がありました。でも、左の写真の『エースをねらえ!』ぐらいなら、楽勝でできちゃうでしょうけれど・・・

右の写真の『巨人の星』になると、これ相当股関節が柔らかくないと無理ですよね。ピタリと重なる人って、いるのかしらん?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月26日 (水)

「『Dearダニー 君へのうた」:パチーノ75歳の若々しい魅力

352850_007
映画『Dearダニー 君へのうた』を試写会で観ました。なかなかウェルメイドなドラマでした。最近はVFXだらけの派手なアクションが多くのスクリーンを独占するので、こういう’70年代、’80年代的な正統派ドラマって少なくなりましたから、たまにこういうの観ると、「ああ、こういうのが本来の映画(ドラマ)だよなあ」とホッとします。

352850_001

久々にお目にかかったアル・パチーノが、いやーいいんです。大物ロック・スターの貫録を漂わせながら、見事に役者の魅力を発散させて・・・これだけ素晴らしいパチーノって、それこそオスカー受賞作の『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』('92)あたりまで遡るんじゃないでしょうか? パチーノ、1940年生まれで、今年75歳なんですって!! (いくらロック・スターの役とは言え)若過ぎます! 腹が出たとはいえ、現役感たっぷりに、かっけーですもん。

352850_005
メガネのアネット・ベニングもなかなかチャーミングでした。クリストファー・プラマーらも含め、役者の芝居できっちり見せていきます&役者の魅力をしっかり見せていきます。 もちろんその根底にはしっかりした脚本とよく練り込まれたダイアローグがあり、演出も的確です。散りばめられたユーモアの数々に、クスクスにんまりとしてしまいます。こういうハリウッドの職人的映画作りの伝統は、絶やしてはなりませんね。 でも後半ちょっと失速しました。そこは残念。

352850_002

ジョン・レノンの曲を使いながらも、それがあまり有効に機能しなかった気もします。かなり短い断片で使われた曲も多かったし。 それと物語の重要なキーとなった主人公の新曲は、終盤に一度ステージでちゃんと聴かせてくれないと。ラストにそういうヤマ場が欲しかったです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2015年8月25日 (火)

渋谷のタコベルにようやく入る

1440507778309

この4月に渋谷にオープンしたメキシカン・ファストフードの「タコベル」。当初は行列で相当待つようだったのですが、最近はそうでもないようなので、たまたま平日に休みが取れた今日行って来ました。

午後1時ごろ、ウェイティングの列は店内カウンター前だけで、10人かそこら。まあ5分待ちぐらいで、オーダーできました。

1440507763570まずは一番の基本からと思い、「2タコス スプリーム」というセット(税込853円)を注文。タコスがハードシェル、ソフトシェルを選べるので「硬軟1つずつ」、ひき肉がビーフかポーク選べるので(2つとも)ビーフ、ソースの辛さが選べるので(2つとも)ホットにしました。サイドメニューもフライドポテトとナチョスが選べるのでポテトを選択。あとはドリンクバーです。ドリンクバーにはドクターペッパーがあったので、迷わずカップに注ぎました。でもなぜか独特のクセが薄口で、ほとんどコーラに近いような風味だったのが残念です。

1440507771260
5分ほど待って(結構待つのね)受け取ります。うげ、ポテト多い! しかもメキシカン・フライドポテトって書いてあったから、何か変わった趣向かと思ったら、ただの細切りフライドポテトにオレンジ色のスパイスが振ってあるだけじゃん。 タコスは思った通りソフトシェルの方が小生の好み。でも、全体的に期待ほどおいしくはありませんでした。サワークリームとソースによる味付けが、なんか旨味不足というか物足りないのです。うーん、レタスとトマトはそこそこたっぷりなので、ヘルシー感はありますが・・・(でもポテトこんなに食べたら台無し)。結局ポテトは1/3ぐらい残しました。

次回がもしあれば、ファヒータとかブリトーとかタコライスを頼むべきかもしれないですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月24日 (月)

「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」:C.マッカリー監督の確かな手腕

352384_001
映画『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』は、とにかく入場料金以上に楽しめます。ハリウッド娯楽作として最高の出来。毎回レベルの高いこのシリーズにおいても、1-2を争う出来でしょう。 毎回話題となる派手なアクションも、これまで以上に凄いっす! 飛行機のドアにぶら下がったまま離陸するシーンなんて、今後「風圧でヅラが飛んじゃうパロディー」が絶対どこかで作られそうです。

352384_002_2

新鋭クリストファー・マッカリー監督の確かな手腕が、この面白さに貢献していることは明らかです。冒頭の飛行機アクションのシーン、トム・クルーズが監禁から脱出するシーン、オペラ劇場での暗殺未遂シーン、バイク・チェイスのシーンなどなどにおいて、的確なショットの適切な組み合わせによって「誰と誰がどのような位置関係で何をやっているのか」がきちんと伝わるのです。いや、当たり前のようですけど、近年の派手なアクション映画で、ここらの技量が足りなくて、いったい何が行われているのかがよくわからない作品が結構あるんですよねー。その点、本作は必要なカットを最適な秒数でつなぎ合わせ、実に滑らかに状況と動きを理解させてくれました。こういう腕はたぶん訓練とセンスの両方が必要だから、割と貴重なんです。

352384_011

いつまでも若々しいことにおいて東の郷ひろみと張る西のトム・クルーズは、本作でも肉体美も披露しながら超人アクションの数々を見せてくれました。千両役者健在です。 そしてサイモン・ペッグがコメディー分野を受け持って、作品の幅を広げてくれてます。楽しい楽しい。 レベッカ・ファーガソンもなかなかいい感じで、今後が楽しみです。 メガネの悪役ショーン・ハリスも、変な声も含めて印象的でした。クライマックスにおける、虚勢を張りながらのあの悔しがり方! 今後も要注352384_005目の役者です。

ラロ・シフリンのあのテーマ曲は不滅ですね。いつまでたっても最高にイカしてます。

それにしてもあれだけ息止めて、しかも動き回ってたら、死にますよね。そうでなきゃ、海女さんになれます(海男さんか?)。

| | コメント (0) | トラックバック (11)

2015年8月23日 (日)

今日の点取占い233

1440339410562かわいい花嫁さんになるだろう   9点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ベルマーレ、川崎に1stステージの仇討ち

Img_20150822_195558

BMWスタジアムで湘南-川崎戦。このカード、ファーストステージではベルマーレが(菊池大介のゴールに関する)誤審?に泣いて 悔しい逆転負けを喫しただけに、今日のホームではぜひ勝ちたいところ。神奈川ダービーということもあり、満員でした。

↑大原公園の広場には新たにキングベルのこんなふわふわ遊具が!

試合前には恒例のスブラッシュ・サマー の放

1440248638289

水イペントがあり、チアガールズやチアボーイズに混ざって、ベルマーレクイーンの「さおなつ」ツインズがホースを握ってサポーター席に放水しまくってました。

Rscn1896

さてさて試合の方は、開始20秒ほどで、湘南・三竿のミスパスをかっさらった川崎が大久保のシュートで先制(またかよ、三竿)。しかし10分後には川崎のGKとDFの連係ミスを突いた藤田祥史のゴールでベルマーレが同点にします。それ以降はベルマーレが主導権を握りつつも、両者結構攻め合いながら試合が進みます。

1440248706731
後半になり交代出場の湘南・アリソンが、76分に古林のスーパー・クロスを頭でゴール! ベルマーレが2-1と逆転します。その後はどうにもこうにも重心が低くなってしまい、防戦一方。しかしフロンターレの攻撃を何とか辛抱してしのぎ切り、ついに勝利! 「アウェイチームが序盤に先制するも、2-1でホームチームの逆転勝ち」という、1stステージ同様の展開。まさに「川崎の仇を平塚で討つ」って感じでした。これで菊池大介がゴールを決めていれば、もっと完璧な仇討ちだったのですが・・・。

Rscn1894_convert_20150823004058満員の観客と一緒に勝利のダンス! それにしても、終盤をはじめ何度秋本陽太のファイン・セーブに助けられたことでしょう。陽太、「当たって」ました。 マン・オブ・ザ・マッチの古林将太も運動量豊富に、深くまでえぐってのクロスを何本も上げ、アリソンの得点のアシストなど、大活躍でした。怪我の前のあの古林が戻って来ました。 そしてアンドレ・バイア! 見事な安定ぶり(遠藤も良かったですが、それ以上!)で、ミスをしませんし彼に任せておけば全て安心です。不可能を可能にしたような、あまりに華麗なプレイがあって、(守備の見事さに対しては珍しいことですが)大きな拍手が起こったシーンがありましたもん。

Rscn1891
勝利のダンスの後で、曺貴裁監督がベルマーレクイーンとがっちり握手。この風景をキングベルⅠ世がガン見しておりました(バチバチと嫉妬の火花)。

Dscn1887_convert_20150823003926

クイーンたちは今日も「勝利の女神」。やー、気分最高ですね。2ndステージの順位も浦和と並んで4位になりました! 更に上を!ですね。
 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2015年8月21日 (金)

「人生スイッチ」:血の気増量、濃厚ブラック

351751_004
映画『人生スイッチ』は、いやーとにかく・・・濃い! 濃いです!松崎しげると竹内力にとんかつソースかけたぐらい濃いのです。 ラテン系の、南米の、血の気の多さにはかないません。こんな人たちとサッカーやっても勝てるわけない!ってことを、ほとほと実感できる作品です。

351751_003

プロローグ的な1話を含む全6話。どれもこれもトゥー・マッチで、黒すぎる笑いに顔が引きつりそうです。笑うのにも疲れちゃいます。

351751_006

スピルバーグの『激突!』の「血の気の多いバージョン」にも、とにかくカネが物を言うワイロ天国ぶりにも、結婚式で花婿の浮気を知った花嫁の過激なぶっこわれ方にも、みんなみんなあきれました。この国の方々とはちょっと付き合いたくないなあって感じに毒気に当てられて、辟易してしまうような作品でした。

351751_001
でも6話構成のオムニバスなので、次々と目先が変わることにより毒気も中和されていきます。

それにしてもこの映画が歴代興収第1位になってしまうアルゼンチンって、これをアカデミー賞やカンヌ映画祭に自国代表として送り込むアルゼンチンって、・・・やっぱりマラドーナの国ですね(マラドーナ・ファンからの抗議は受け付けませんっ!)

| | コメント (0) | トラックバック (4)

東スポの「屋久島にカッパ!!」

1440159634541
「屋久島にカッパ!!」だそうです。今日の東京スポーツのトップ見出しが、またも面白すぎるので買ってしまいました。

小生も行ったことのある雄大な「大川(おおこ)の滝」の前で、岩場に腰かけた写真が入手されたのだそうですが・・・うーん、そう見えるか??って感じですね。強引です。

記事中には「屋久島は1年のうち150日以上も雨が降ることでも知られ、観光客は雨ガッパが欠かせない」なる一節も。くだらねー! また、カッパは「伝承では『ひょんひょん』と鳴きながら空を飛ぶ」のだそうです。し、知りませんでした。
記事後半では「キュウリを持ったカッパではなく、全身緑色の服を着たスマホを持ったおっさんの可能性も否定できない。」と自らタネを割っちゃってます。わはは。

それにしてもこんなのよくトップ記事にするもんですね。相変わらずやってくれます。さすがは東スポさんです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年8月20日 (木)

もう一つの芥川賞『スクラップ・アンド・ビルド』を読みました

『文藝春秋』9月号に掲載されたもう1本の芥川賞受賞作『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介を読みました。 ちなみに『火花』についてはこちら↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-be83.html

飾り気のないストレートな筆致でぐいぐい描く介護小説(とばかりも言えませんが)。確かに面白く、少なくとも同じ芥川賞受賞作『介護入門』モブノリオ よりも格段面白いと思いました(正統派なので、新奇さはありませんが)。そういえば、モブノリオってほとんど一発屋でしたよね、今何やってるんでしょうか。

ただ、篇中の結構大きな謎を回収せずに読者の解釈に委ねている(ように思われる)ので、そこが大江戸にとっては不満です。そこはもう少し親切でもいいんじゃないかなあ(それとも暗示してあるものを読み取れない大江戸がバカなのか)。

いずれにしても、問題性と普遍性を併せ持つ佳作だと思います。 でもどっちかと問われれば、小生は『火花』の哀感の方が好きですねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月19日 (水)

「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」:さても面妖な不協和音なり

352136_008
映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』は明るく楽しいビーチボーイズ映画にあらず。ブライアン・ウィルソンの精神的クライシスとブレイクダウン、及び父親や精神科医との葛藤を描く苦渋に満ちた作品です。その「ポピュラリティー」の期待を裏切る只ならなさは、映画における『ペット・サウンズ』的な位置を示しているのかも知れません。とにかく面妖な映画です。誰をターゲットに作っているのかと思ってしまいます。

352136_007

大江戸はこの映画とは関係なしに、今春『ペット・サウンズ』のCDを購入して、結構聴き込んでいたのです。天啓ですね。確かに1,2回聴いた時点では「なんだ、こりゃ?」だったのですが、聴き込むうちにその凄さにひれ伏したくなる特異なトータル・アルバムです。 その制作背景や録音スタジオのシーンなどもあり、かなり楽しめました。

352136_001
ただ普通のミュージシャン伝記映画と違って、彼の音楽やアーティストとしての業績よりも、その精神世界の苦悩や難渋、そして中年になってボロボロだった彼の恋愛及び魂の煉獄からの脱出みたいなものに力点が置かれています。多くの観客にとって、不満の残る映画だったに違いありません。不協和音に満ちた作品とも言えますもんね。

352136_004

でもこの面妖さの中に、ビル・ポーラッド監督の只ならぬ才能と、相当変わった個性が感じられて、面白かったなあ。製作兼監督だから、こんな変なもん作っても誰も止めなかったんでしょうけど、はっきり言ってどこか(そこはかとなく)異常です。

そんな異常な試みに加担(?)したポール・ダノ、ジョン・キューザック、ポール・ジアマッティも異常性にかけては人後に落ちない役者たちなので、見事にハマりました。中でもジアマッティは、陰湿な狂気を感じさせる悪辣さの表現において、助演賞ものの見事さでした。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2015年8月18日 (火)

「この国の空」:戦時下の市井の人々と暮らし

352161_010
映画『この国の空』は、昭和20年夏の杉並区の市井の人々と生活の丹念な描写で描き出す戦争映画。こういう視点は貴重です。

思ったほどハードに反戦映画ではなく、あたかも戦時下の暮らしを伝える資料であるかのような作品。 もちろんその時代を体験しているわけではありませんが、銃後の人々の空気感がよく出ているように感じられました。

352161_002

空襲の脅威にさらされて明日をも知れぬ状況下で肉体を持て余し、本能的に辺りで唯一の壮年男性である長谷川博己に魅かれていく二階堂ふみを、生物学的な観察日記のような視線で描いていく荒井晴彦監督。

でも、神社の境内で長谷川がじりじりと二階堂に迫っていく場面は、一歩踏み出すと一歩下がるの繰り返しが、なんだかコントの演出みたいで、図らずも笑えてしまいました(すみません、真面目な場面なのに)。その後に、「いいところで」おばちゃんが現われて・・・っていう間合いもコント的でしたし。

352161_004
ここのところ「ラブ&ピース」、「進撃の巨人」、本作と、それぞれ異なった役柄をそれぞれ魅力的に演じた長谷川博己はノッてますね。旬ですね。現在の日本映画界において、一つのポジションを確保した感があります。しかもその昔の日本映画俳優を思わせる雰囲気があるのです。森雅之とか市川雷蔵とかのラインと言ったら褒め過ぎでしょうか。

352161_008

二階堂ふみは後姿のヌードもさることながら、言葉遣いやイントネーションが当時の山の手言葉で、これまた昔の映画の原節子あたりを思わせる口跡でした(彼女の柄には合わないのですが)。「~です」の「す」がかなり特殊だったりして。そういうところをきちんとやってくれる映画作りって、やはり本物ですね。嬉しいです。

「縁側」っていいもんだなあと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (5)

2015年8月17日 (月)

又吉直樹「火花」を読みました

1439814516669
ようやっと・・・ですが、『文藝春秋』の芥川賞発表号で、又吉直樹さんの『火花』を読みました。

きちんとした小説でした。ってところから入らないといけないぐらい、小生の中にも「芸人が書いた小説」という色眼鏡はあったと思いますが、なかなかどうして芥川賞受賞に恥じない作品でありました。これまでに大江戸が読んだ芥川賞受賞作と比べても、まったく遜色のないところだと思います。

それにしても、又吉氏が書いた初めての小説がこれだってことに驚かされます。未熟さは感じられません。むしろ若々しい冒険心が足りないぐらいの安定感です。人間を見る目の優しさも素敵です。 終盤のクライマックス的なステージ場面などは、かなり感動させてくれましたし、そこらへんは芸人の経験を生かしながら難事に取り組んで、組み伏せた感じです。

エンディングはこれで良かったのかどうか微妙なところ。でも、面白い小説でした。映画なりドラマなり、きっと映像化もされるだろうと思います。

「ビギナーズ・ラック」なんて言われないように、これからもじっくりと執筆活動に取り組んでもらいたいものだと思います。確かに「芸人の世界」という今回のネタはもう使いにくいでしょうから、「何を」書くのかが極めて重要です。「どう」書くかは結構できちゃう人だと思いますので。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月16日 (日)

湘南、暑いのに赤い人たちに0-1惜敗

1439725115483アウェイ埼玉スタジアムで、湘南vs.浦和戦。浦和美園駅からすらジアムに向かう途上、キミドリの人はほとんどいませんでした。赤い人ばっか。暑いのに、ますます(視覚的に)暑苦しいです。

当然スタジアムも真っ赤。最近は観客動員も減っているそうなので、もう少しアウェイのサポ席を広げてくれても良さそうなもんなのに・・・広げてくれないんですよねー。相変わらず狭いエリアにぎゅうぎゅう押し込められております。クラブ側が興業収入のために広げようとしても、サポーターがうるさかったりするんでしょうねえ、ここの場合。

1439725213570
アウェイ・サポ席の1ヶ所しかない売店には長蛇の列。30分ぐらい待てないと買えない流れだったので、途中であきらめました。せめてドリンクだけでも販売コーナーを設けてくれればいいのに、自動販売機もないし、暑いのにほとんどいじめのようです(ハーフタイムに急いで駆け付けて、ようやくビールをゲットしました)。 同じ埼玉県でも大宮のナック5スタジアムなどは、フレンドリーな雰囲気で、売店もすぐ買えるのですが・・・。

Dsc_2082

試合は序盤からずっとベルマーレのペースで、レッズ・エンドの方ばかりで試合が展開します。暑いのに、湘南らしい全員のプレスと人数をかけた守備で、レッズの球を奪い取りながら攻めて行きます。

Dsc_2088_convert_20150816232829

でも決定力が無いんですよねー。フィニッシャーがいないんです。それを言ってもしょうがないけど、去年のウェリントンみたいな選手がいないんです。今日もシュートは11本打っているのですが・・・(レッズも11本)。

前半は菊池大介が何度関根に抜かれたことか。あのサイドを使われ過ぎていました。 石川俊樹は頑張っていたなあ。遠藤航は手堅く守りましたが、攻めで湘南CKの時には阿部が密着マークして、やりにくそうでした(守りのオールラウンダーで、得点力もあるってことにおいて、航の目指すべき先輩はこの阿部勇樹なんですが)。

1439725145438

後半に入り、58分に槙野の先制ゴールで失点。DFなのになんであそこにいるんだよ、槙野?!

交代でレッズ出身の山田直輝を投入したりしましたが、1点が遠く、最後まで攻め込むも終了の笛。0-1でベルマーレが勝ち点を得ることはできませんでした。

1439725231317

2年前の埼スタでの試合とは違い、歯が立たないわけではなかっただけに、押し込んでいた時に決められれば・・・って試合だっただけに、ただただ悔しいです。 ホームではメインスタンド側で座って観戦しているのですが、アウェイの場合は(特にここは)サポーター一丸となって狭い中みっちりと熱く燃えているので、試合中は立ちっぱなし、歌いっぱなし、動きっぱなしで、さすがに疲れました。 それなのに、浦和美園駅までの帰りの道も電車の中も赤い人たちだらけで、暑いのに(視覚的に)暑苦しかったです。

さあ、切り替えて次のホーム川崎戦(涼しげな水色の人たち)は絶対にGet3です!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2015年8月15日 (土)

新宿はやしやの昭和プレート

1439646070266
しばらく前に行ったのですが、新宿アルタの裏に「新宿サンパークビル」ってのがありますよね。三平ストアのビルと言った方が通りが良いと思いますが、1、2Fはゲーセンになっております。

で、その5Fに「レストランはやしや」という昭和レトロな店があって、ランチタイムに「昭和のプレート」というなつかしのメニューがあるというので、詣でてみたのです。

看板に「復刻メニュー 昭和のプレート」\1,100とあり、期待が高まります。

エスカレーターで2Fへ、そこからエレベーターで5Fのお店へ。

いや、いきなり昭和な風景。この蝋細工の見本がずらりと並んだショーケースのデカさ!

1439646044590しかも向かって左には3段棚の立面ケース。右にはやはり3段棚だけど奥行きがやたらと深い覗きケース。その脇にも小さな2段式ケース。一体いくつのサンプルが入っているのでしょうか?

1439646023284

店内に入ると、内装もこれまた昭和後期。全体的に年齢層高目で、ちょっとやさぐれた雰囲気。

空気もちょっとどよんとした感じ。あ、分煙でないので、そのせいもありそうですが。

当然「昭和のプレート」を注文。ハンバーグ、ポークソテー、サーモンムニエル、海老フライ、ライス、スープに加えてカレーかハヤシを添えられるようになっておりまして、小生はカレーを頼みました。

1439645999842

うーん、まさに大人のお子様ランチです。たのしいたのしい。大江戸的にはムニエルよりもコロッケあたりのが良かったし、ナポリタンもちょこっと添えてほしかったけど、まあそこまで完全にお子様ランチではないのでしょうね。

ボリュームはけっこうたっぷり。満腹になりました。お味の方は、まあ、こんなところでしょうか。ちゃんとした洋食屋のメニューだったらもっとうまいけど、この企画が楽しいからいいのです。 セルフのドリンクもホットかアイスを選べて、小生はアイスコーヒーを飲みました。

オトナ的にはビールとっちゃえば良かったかな、と思いますが、更に満腹度が増して苦しいかもしれないなとも思いました。 ひと時のタイムスリップ的異世界でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月14日 (金)

目黒寄生虫館にようやく行く

1439557802550実はこの夏、(意外にも)初めて目黒寄生虫館に行きました。ずいぶん昔から好事家の間で知られていたり、大槻ケンジが流行らせたりというのは知りながら、なかなか目黒って「ついで」がなくて・・・。

亀谷了という医師が私財を投じて作った博物館なので、入場無料。ただし、「できれば寄付をどうぞ、だったので、小生も私財を100円投じてきました。

1439557842244

ビル内の2フロアだけで、こじんまりとしたスペース。館内はスタッフ無人で運営しているようです。ガラス瓶の中にホルマリン漬けの標本があったり、寄生虫を大きく拡大した模型があったり、日本や世界の分布・症例などが展示、紹介されていました。 思ったほどゾクゾクとは来ませんでした(にぶい?)。

目玉展示と呼べるのが、有名な日本海裂頭条虫のくねくね標本。なんと全長8.8mもあるのだとか、その横には「長さを体感しよう」ってことで、8.8mの紐がかかっておりました。いやー、自然の驚異、人体の神秘です。

1439557824346

夏場の特別企画として、デング熱などを媒介する「蚊」のコーナーもありました。あれ?そういえば、この夏、結局は(今のところ)デング熱、出ませんでしたね。絶対また来ると思っていたのですが、ちょっと安心しました(油断禁物)。

2階の奥にはミュージアムショップもあり(人は常駐しておらず、電話で呼ぶシステム)、本とかトートバッグとかTシャツとか文具とかを販売していました。当然みんな寄生虫柄です。買いませんでした。

空いているし、その割には外国人のビジターが多かったです。まあ、1回訪れればいいかって感じではありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月13日 (木)

佐野元春の新アルバム「ブラッド・ムーン」

Dsc_2076
先日リリースされた佐野元春&ザ・コヨーテバンドのアルバム『ブラッド・ムーン』。だいぶ聴き込みました。初回限定盤なので、CD+DVD with 100ページ写真集&詩集 です。

2013年の『Zooey』から2年ちょっとってことは、近年では短い間隔。コヨーテバンドとして3枚目のアルバム。バンドとしてこなれてきました。佐野さん、もう59歳なんですねえ。還暦前最後のアルバムでもあります。

特徴的なのは短めの曲が多いこと。12曲中6曲が3分台(最短は3分05秒)で、5分台は1曲のみ。ポップソングが長くなり過ぎたことを嘆く大江戸としては、大変良い傾向だと思います。

「エッジの効いた純度の高いダンサブルなロック・サウンド」とジャケットに書いてありましたが、まさにその通り。コヨーテバンドのアルバムの中では一番いいなあ。フィラデルフィア・サウンドみたいなのがあったり、ラテン・ロックがあったり、、フォークがあったり、ロンドンっぽいのがあったり、政治的・攻撃的なのがあったり・・・とバラエティ豊か。なのに、どこを切っても大人の知性に溢れた元春ワールドです。

小生の好みとしては、『新世界の夜』『バイ・ザ・シー』『境界線』『キャビアとキャピタリズム』が大好きです。ただ、シングルにできるようなキャッチーな曲が無いってのも近年の傾向で、そこが残念でもあります。

DVDは6曲入り。全部スタジオ撮影で、まあ絵的には地味でしたね。

またボーナス・トラックをダウンロードできるようにもなっており、そちらの曲は大滝泳一のカヴァーで『あつさのせい』。3分丁度のシンプルなロックンロールでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月12日 (水)

「共犯」:青春ミステリーだけどミステリーに非ず

352988_001
映画『共犯』は台湾映画の佳品。いわば「青春ミステリー」ですが、その謎の顛末よりも、青春群像の描写の方に監督の軸足が掛かっているようです。

それにしても台湾映画の若者たちって、黒髪に白シャツに紺のスカート/ズボン)って、まさに昔の日本の中高生を彷彿とさせるんですよね。スマホ持ってるけど。 そして、やっぱり「男子はバカ」という万国共通の真実。

352988_004

(以降ネタバレあり) 展開において異様なほどトリッキーな点は、群像の中だけど強いて挙げれば主人公?と思っていた男子が、突然死んでしまうこと。そして、今度は別の人物がむしろ主人公的になっていくこと。それでも最後には結局群像劇であるということ。 また前記したようにミステリーとは言いつつも、もろもろの謎や因果関係がきちんと回収されることなく、曖昧なエンディングを迎えることも、この映画のテイストを決定づけています。やっぱり描きたかったのはそこではない、と・・・。

352988_003
台湾人と日本人の顔はかなり似ているので、あっ、この子は○○に似ている!と思うことが多々ありました。三宅健の若い時とか、けっこう波瑠だとか、かなり黒島結菜だとか、小松菜奈かと思えばぱるるだとか・・・。

352988_005終盤に出て来る図書室の棚には、キーとなる本としてカミュの『異邦人』が出て来ますが、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』と、サガンの本の間にはさまっていました。また別の段の本には「村上春樹」という漢字も見えておりました。

不思議なことですが、学校の裏山!にある池の風景が、園子温監督の『リアル鬼ごっこ』に出てきた池と似ているんですよねー。少なくとも小生の印象としては、かなり相似形です。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2015年8月11日 (火)

生肉ビーサンと「進撃の巨人」うちわ

昨年の夏に「ひき肉の写真を使ったうちわ」を作って、きっと物議を醸したであろう近所のステーキ屋「HERO'S」さん (昨年の記事はこちら ↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-348c.html

1439299898297
今年もやってくれました!

なんと「厚切りステーキ ビーサン」!

限定100足で1,500円です。

「足元は肉で冷やす!?」とありますが、これまさか本物の生肉じゃないですよね??

1439299899378

まあ実態は、肉の写真をプリントしたビーサンのようで、一安心です。確かに形状からすれば似ていなくはないけれど、よくこんなこと思いついたもんです。いや、思いついても普通の会社なら製造・販売には至らないアホ・アイディアです。よく実行するもんです。ほめてあげましょう、パチパチ。

1439300058046

でもこれ方向性としては、先日映画館に置いてあった『進撃の巨人』のチラシ代わりの厚紙うちわと同ベクトルだよなあ、などと思った大江戸なのでした。 こちらも相当なもんです。誰が使うんでしょ? 子供は泣きますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月10日 (月)

「ターミネーター 新起動 ジェニシス」:エミリア・クラークがかわいい

350949_002
映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』はしばらく前に観たのですが、なんだか書くのが遅くなりました。まあ、あまりノれなかったってこともありますが。今や『ターミネーター』シリーズの生んだ同傾向のアクションがあまりにも多く存在するので、このリブート作(と言っていいでしょうか)を観ても、今さら感や既視感が出てしまうのは避けがたいところなのです。思えば不幸な時代ですね。これだけ凄いことやっていても、有難みが感じられないなんて。

350949_007

でもこんな風にパラレル・ワールドの展開にしてしまうと、いわば「何でもアリ」なので、観てる方としては(驚きもしますけど)シラケちゃうのも否めないところ。それにシュワルツェネッガーの設定が「皮膚だけは年を取る」って、・・・ひえー、そんなのズルだ。まあハリウッド的には「賢い工夫」なのかも知れませんが。そしてシュワ氏はすっかりコメディー・リリーフになってしまいました。

350949_003

時を超えて移動させる機械って、全裸で立って、その前で取り巻き連中がガン見してるんですよ。あれ、かなり恥ずかしいですよね。

今回のサラ・コナー役のエミリア・クラークって、これまでのサラと違う雰囲気で、妙に童顔なのがかわいいですね。本作で一番印象に残りました。小柄で子供っぽいのに、無理してハードにふるまってる感じのギャップがよろしい。 彼女とシュワの掛け合いも珍妙で、なかなか笑えるところです。

350949_005

いやー、それにしても「ダダン、ダンダダン!」のテーマ曲って、見事ですねー。あのリズムで5回、机とかドアとかを強く叩けば、もれなく『ターミネーター』になってしまうのですから。

| | コメント (0) | トラックバック (8)

2015年8月 9日 (日)

日本、東アジア杯は勝ち無しで最下位

サッカー東アジアカップ、日本男子代表の最終戦も(女子同様に)開催国の中国が相手。結果は1-1のドローで、日本は4カ国中最下位(1敗2分け)となってしまいました。なんてこった。

勝てる試合でした。相手のロングボール中心の攻撃を、ほぼ問題なく抑え込めていましたし、審判も変な笛は吹かなかったし。

日本の得点シーンは槙野→米倉→武藤の素早い連動が結実した見事なゴール。これぞ「縦に速いサッカー」って感じでした。1試合目に続いてゴールを決めたレッズの武藤も大したものですが、この試合左SBで初キャップとなった米倉(ガンバ)がホント素晴らしかったです。攻守に奮闘、特に積極的な上りと攻撃参加は今大会のこのチームにかけていたものだけに、目を見張りました。

3試合連続フル出場となった湘南の遠藤航、今日はボランチで手堅いプレイ。手堅過ぎて、もう一人のボランチ山口蛍のダイナミックさや前への意識に比べると、どうしても見劣りがしてしまいました。パスをカットされる場面もそこそこあったし、もう少し攻撃を演出してほしかったところ。それにしても初選出の大会でタイトな日程をこなし、大過なく3試合フル出場ってことだけでもスゴイとするべきかもしれないのですが・・・。

3試合を通して“エース”宇佐美が不発でした。ゴールを決められなかったこと以上に、ほとんどJリーグでのパフォーマンスを見せられなかったし、気の利いたことが全然できなかった。得点の匂いがせずに、ミスばかり目立ったというダメダメ状態でした。本人が言った通り「クォリティーが低すぎ」でした。何とも残念です。

うーん、いくら海外組がいないとは言え、今後がいろいろと不安ですね。日本が確実に弱くなっているようで。 まずは9月のW杯予選に、きっちりと勝つことが必要なことは確かでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ジュラシック・ワールド」:ライド感覚で楽しめます

351033_006
映画『ジュラシック・ワールド』は、期待以上の面白さ。娯楽映画としては十分に入場料金分楽しませてくれます。身を任せて最後まで楽しめるってことにおいては、アトラクション(ザ・ライド)感覚でしょうか。これは3Dで観るべきだろうってことで3D版を鑑賞しましたが、正解でした。(『ゼロ・グラビティ』ほどまでに圧倒的な効果とは言えませんが)ジュラシック・ワールドというテーマ・パークを楽しむのに最適ですし、恐竜たちの「飛び出す感覚」を体験することができます。

351033_004
構成、進行が典型的なパニック映画。楽しい風景が地獄絵図に変容するあたりとか、気になる不安要素や小さなほころびが「兆し」を見せていることとか、序盤に主要登場人物の紹介場面が一通り盛り込まれていることとか、主人公に敵対する悪者がクライマックス前ぐらいで命を落とすところとか、主人公やその仲間は危機一髪に陥っても必ず奇跡的に助かるところとか・・・。まあそういう「公式」に乗っ取ったハリウッド的な映画作りなのですが、瑕疵はありながらもテンポの良い進行で、さほど気にさせずに突っ走ります。

351033_002
CGIを多用していますが、同じ多用するにしてもやっぱり爆発や銃撃よりも、本作のようにセンス・オブ・ワンダーを刺激し、サスペンスに迫力を与える使い方の方が、好きですねえ。映画として上等、とまでは言いませんけれど、爆発&銃撃のアクションって今や過剰で、飽きちゃうところがありますから。まあ、そこらの「映画ならではのワクワクドキドキ」は、さすがにスピルバーグのプロデュース作だけのことはあり、抜擢されたコリン・トレボロウ監督もなかなかにお見事なのです。

351033_003

(以降ややネタバレあり) クライマックスがほとんど怪獣映画! 嫌いではありません。ここに来て、脚本が相当雑ですけど、勢いで何とかしちゃってます。とは言え、(ハリウッドの伝統を受け継ぐ)主人公のタフガイとツンデレ美女の恋ってのは、唐突過ぎて驚いちゃいます。そもそもこの女(ブライス・ダラス・ハワード、久しぶり!)、性格良くないし、ピンヒールで悪路を疾走するし(足くじくだろ、普通)、なんだかなあな人なので、この恋がちっともハッピーに思えないのです。

本作の恐竜たちの映像も素晴らしい出来ですけど、やはりその昔『ジュラシック・パーク』第1作を目にした時の感動と驚きには及びません。当然ですが。 でも「2」や「3」よりはよく出来ていますし、これをリブート第1弾として、また続きができそうな終盤とラストにもなっておりましたので、まだまだお楽しみは続くのでありましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (26)

2015年8月 8日 (土)

東アジア杯、女子代表は何とか1勝

東アジアカップ、日本女子の最終戦の相手は、開催国の中国。結論から言えば、2-0の勝利で、なんとかビリギャルズにならず4チーム中3位で大会を終了。でもまあ、最後まで嘆かせられハラハラさせられました。88分と93分の得点ですもんね。

とはいえ、1戦目よりは2戦目、2戦目よりは3戦目と少しずつ良く(ましに)なってきたことは確か。それでも、ミスの多さ、バックパスの多さ、横パスのスピードの遅さで、何度ボールを奪われたことか。サイドを使わずに(両SBもほとんど上がらないし)真ん中からの攻めに偏っているので、そりゃあ守られやすいですよ。攻撃のアイディアも相変わらず単調で、その上連動しての攻めが少な過ぎました。

それでも中国もあまり大したことなかったので(今年W杯8強に入った時のメンバーを結構主力で使っていたのですが)、助かりました。 GKもやはり山下の方が(山根よりも)全然安心して見ていられますしね。

今日は中島依美が最高でした。右ウイングから後半は真ん中へんに入って攻守に奮闘しました。彼女が尊敬する澤選手の働きにちょっと似ておりました。それぐらい他の選手とはレベルが違っておりました。ほとんどのチャンスを演出していましたし、1点目は中島から横山へのラストパスが見事でした。 もともと彼女はW杯メンバーに入れなかったことが不思議だと大江戸も言っていた逸材なので、この調子で突き進んでもらいたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月 7日 (金)

「村上さんのところ」は、やっぱり楽しい

1438955875421
村上春樹の新刊『村上さんのところ』(新潮社)を読みました。今年の1月から数か月間、新潮社の特設サイトでやっていた村上氏の答える「悩み相談」を抜粋して書籍化したものです。それにしても119日間の期間中に37,465通の質問があり、村上さんはそれを全部読み、その中から3,716の回答を書いたってんですから、すごいですよね。

1438955866782

この本には、その中からセレクトした473の質問と回答が収録されています。なにしろ四段組みで文字がびっしりなので、読むのにも時間がかかります。「電子版」の方は3,716問すべてを収録しているそうなので、ちょっとやそっとでは読み切れないです。さすがにビビッて、やめておきました。

多種多様な質問があり、村上さんの回答も硬軟取り混ぜて変幻自在であり、なかなかに楽しい本です。

読んで得たことその1=村上さんは「ハルキスト」と言われることを嫌っており、「村上主義者」という呼び名を推奨しております。 その2=原子力発電所は“nuclear plant”だから「原子力(atomic)発電所」というのはまやかし。これからは「核発電所」と呼びませんか、と提唱しております。

その他にも現在の日本の右傾化を憂いたり、ヘイトスピーチの醜さに怒りと悲しみを覚えたり、真っ当な良識人としての村上さんの姿勢に、あらためてシンパシーを感じます。彼の小説同様、読むことで心が浄化され、ポジティブになるような感じがいたしました。

猫に関する応答とか、恐妻家の一面とかも面白く、軽やかに楽しい一冊でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月 6日 (木)

「リサとガスパール展」@松屋銀座

1438866103595

松屋銀座で昨日スタートした『リサとガスパール展』(~8/24)を観ました。日本語版刊行15周年記念の展覧会なのだとか。「リサとガスパール」シリーズの原画が中心で、そこに作者夫妻のインタビュー映像などが加わります。この会場の展覧会にしては、構成の面では極めてシンプルです。

ただ特徴的だったのは、「リサとガスパール」誕生のきっかけとなった1冊の「赤い手帳」(ファイロファックスですね)を大きくフィーチャーしていたこと。夫妻のエピソードの上でも、絵の変容の面からも、かなり興味深い資料であり、初公開のトピックです。こういうアプローチは、展覧会の特色としてなかなか素敵ですね。

今まで何度か(この会場でも)開催してきた「リサとガスパール」の展覧会ですが、今回のために描かれた新作原画『リサとガスパール@TOKYO  STATION』がポスターの絵柄になっています。東京駅舎の前にはなぜか白馬の馬車がおわします。

1438866122007

会場内の最後のコーナーにもこの絵柄を拡大したカットアウトがあり、リサガスと一緒に写真が撮れるようになっていました(その他店内各所に撮影スポットがあるのも、いつも通り)。

数あるリサガスの物語の中に、「リサの頭にシラミがわく」話(『リサのすてきなスカーフ』)があったり、「三角関係のどろどろ話」(『ガスパールこいをする』)があったりして、ぶっとびました。衝撃です。三角関係の話は結末が気になったので、最後の方にある絵本を読めるようになっているスペースで、しっかり読んでしまいました(とりあえず安心しました)。

1438866129433
「リサとガスパール」って言ってますけど、フランス語では“Gaspard et Lisa”と逆なんですよね。 ちなみに大江戸は、この二人(2匹?)をすらすらと上手に描くことができます。えっへん。

会場を出た所のグッズコーナーが相変わらず凄い品数とクォリティーで迫って来ました。小生が10歳の女の子だったら気絶してしまうぐらい圧倒的な品揃えです。

1438866142839
展覧会図録が、スリーヴを取ると例の「赤い手帳」を模したデザインになっているのも、しゃれています。角丸で「カワイイ」です。リサガスのパリ地図まで付録についていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月 5日 (水)

「野火」:戦場の狂気と血しぶき

350555_002
映画『野火』は、塚本晋也の(いつも通りの)個人映画にして、戦後70周年の節目にぶつけた力作。(いつも通り)主演も兼ねる塚本が、どろどろメイクや軍帽のせいもあって別人のように見えます。でもこの状況下なんだから、頬とかもう少しこけてほしかったなあ(そうすると、監督や撮影する体力がなくなっちゃうんでしょうか)。

350555_006

スプラッターと言ってもいいような直接的描写で戦争の恐ろしさをガンガン叩きつけます。考えてみると、そういうのって邦画でも洋画でも多くはありません(湾岸ものはともかくとして、第2次大戦ものでは)。『プライベート・ライアン』ぐらいでしょうか。イーストウッドの日米連作はそこまでではありませんし。

350555_017

デイヴィッド・リンチが感動の名作に見せかけた『エレファントマン』において、実は自らの奇形趣味を追求していた如くに、本作も塚本が反戦映画に見せかけて、自らのテーマである「人体変容」を追い求めていただけかと思ったら、そうではありませんでした。 むしろ人間の精神がギリギリの状態にまで追い詰められた時の、狂気と幻想みたいなものに迫っています。そのため、あえて不明瞭な描写やイリュージョン的な展開もあるのです。狂気こそは塚本作品の核ですから。

350555_010

「戦時下の南方のジャングルにおける狂気の地獄めぐりを一人称で描く」って、・・・そう『地獄の黙示録』みたいでもありますね。まあ製作費には天と地の開きがあるのでしょうけれど。でも塚本に大金渡したって、しょうがなさそうですもんね(長所を消してしまいそうで)。

| | コメント (0) | トラックバック (7)

日本男子、韓国とはドロー

東アジアカップ、男子代表の2戦目はvs.韓国。GK&DFは(左SBの太田宏介以外)初戦のメンバーをキープしながら、中盤&前線のプレイヤーを入れ替えて(永井、山口以外)の布陣。

前半日本はプレスもゆるく、「縦に速いアクション」を封印したかのような省エネ・サッカー。どうやら北朝鮮戦の反省に基づき、酷暑の中で終盤ガス欠にならないようにパワーを温存しているかのような印象を受けました。 それが何より証拠には後半、見違えるようにサッカーの質が上がりました。ちゃんと高目からのプレスでボールを奪いに行くし、選手間の距離もいい感じに狭まり(ということはラインが上がり)、ゴールへの動きが活発になりました。

ただ、ハリルホジッチの交代選手投入がみんな5分ずつ遅い感じで、結局は1-1のドロー。終盤はペースを握って敵ゴールに迫っていただけに、もう少しギアを上げるのが速かったらと悔やまれます。永井なんか全くもってひどかったのに、なかなか代えないんだから。 まあ韓国に対しては、ザッケローニ時代からの無敗記録が続いたのが、せめてもの幸いでした。

湘南の遠藤航は2試合連続の右SBでのフル出場。今日はちょっと地味でした。地味に効いている場面もありましたが、一方では消極的なプレイやミスもあり、全体的には今一つ。もう少し攻撃参加で光って欲しかったところです。まあ、今日もベルマーレ・カラーのスパイクは目立ってましたが・・・。

ここまで女子、男子の2試合ずつを見て、1分3敗です。どん底の大会ですね。なんとか最終戦は中国に勝って、光明を見出せるようなエンディングにしてもらいたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月 4日 (火)

日本女子、東アジア杯連敗

東アジアカップ、女子日本代表の2戦目は韓国戦。先発メンバー中、先日のW杯カナダ大会のメンバーは日本が1人に対して韓国は10人。というわけで、質的に全く違うチームによる試合だったのです。

しかし、試合が始まってみればほぼ互角以上に日本がボールを支配します。(暑さと日程を考慮してか)日本は3日前の北朝鮮戦から大きくメンバーを入れ替えて(11人中9人)きましたが、まああの試合よりはましでした。キーパーも山根じゃなかったので、ハラハラ度は少なかったし。 中島依美のミドルレンジからの先制シュートは、彼女らしくて良かったですね。なんでもともと呼ばれていなかったのか不思議です(故障の小原の代わりに追加招集)。中島は全体的に悪くないプレイでした。

ただ、期待の猶本が全然消極的で動きも悪くてダメダメでした。来年のオリンピックを目指す気持ちでやって欲しかったのですが、ピッチ内が見渡せていないし、まともに走りもせず・・・という状態で、期待を裏切られました。 それにしても川村や菅沢がこんなに「頼りになる人」「レベルが違う人」に見えるなんて、あまりにもなでしこAチームとの差が大きいことを例証していますよね。

1-2の逆転負け。でも韓国も決して強くはなかったんですよ。日本の方が多くのチャンスを作っていたし、十分に勝てた試合でした。まあ失点シーンはいつもの通りです。ミスを奪われてからの走り負けと、セットプレイ。あーあ、です。

この調子では3連敗、大いにあり得ますね。まあ、佐々木監督はそれでも若手を公平に見極める場&育てる場にしたかったのでしょうけれど、まあ見てる方は失望するというか、ひどいもんです。ミスの多さや覇気のなさや足の遅さに、ため息しか出て来ません。まあ、監督自身が一番辛いのかも知れませんけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2015年8月 3日 (月)

「HERO」:変わらぬ勧善懲悪コメディー

351899_001
映画『HERO』は、2007年にも映画化されていますが、その時のタイトルと全く同じ。ちなみにTVドラマの第1シーズン、第2シーズンも『HERO』。まぎらわしくありませんか?普通、「1」とか「2」とかつけたり、「映画」とか「劇場版」とか「THE MOVIE」とかつけたり、「冒険篇」とか「葛飾立志篇」とかつけますよね? あの映画もこの映画もただの『HERO』だなんて、前代未聞です。

351899_004
まあ、そうは言っても大江戸はこのシリーズ全て観ているので、ゆるゆると楽しめました。TVの『HERO』が好きな人のための映画であり、ファンへのサービスであり、それ以上のものではありませんが、まあそれで良しって映画です。お約束を楽しみ、キャラクターの小ネタを楽しみ、久利生の正義と勧善懲悪を楽しむための作品。

351899_010

脚本は真面目に見れば「そんなわけないだろ」の連続ですが、ジャンルを(アメリカ映画で言うところの)「コメディー」なのだと認識すれば、納得です。いくらご都合主義でも、腹は立ちません。コメディーに目くじら立ててはいけませんから。

351899_005

キムタクは変わらない(それでも遂に「ギリギリ感」は漂って来ましたが)のに、松たか子は老けたなあと年月の諸行無常に思いを馳せることもできる作品です。そして松と北川景子の(仕事や久利生をめぐる)やり取りが、それなりに味があって、そこはかとなく良かったなあ。

それにしてもフジテレビ本体は数字が取れなくて、今大変みたいですけど、フジテレビの映画は相変わらず当たりますよねえ。

あー、あのソーセージ(7本はいらないけど)食べてみたいなー!

| | コメント (0) | トラックバック (10)

2015年8月 2日 (日)

「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」:今の日本への警句

348867_001
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は、その昔中島哲也監督での制作が発表され、渋谷にポスターが貼られた時点ですんごく期待したわけですが、あれから紆余曲折を経てようやく完成となりました。2部作で、第1部が98分って聞くと、「だったら3時間1本勝負にしろよ!」と思ってしまうのですが、今の若い人々は2時間以上スマホなしで映画館の座席に座っているのが苦痛だったり不安だったりするそうですから、興業面の戦略のみならず観客需要にも応えているのかも知れませんね。やれやれ。

348867_003

小生は原作マンガ(1,2巻だけ読みました)もTVアニメ版もほとんど知らず、登場人物や設定への思い入れはないので、巷で言われているような映画版独自の改変への抵抗や不満はありません。でも単純に映画として、脚本として、不出来な所は多いですよね。ほとんどどの人物にも共感できないというか、だいたいの人物が愚かすぎるのではないでしょうか? 主人公のエレンも、知恵も思慮も浅くケンカっ早いだけの乱暴者にしか見えません。あとの連中もねえ(おぼっちゃんに見えないおぼっちゃんだとか、空腹大食い女だとか、いかにも「安い」カップルだとか・・・)。映画オリジナルの人物だという長谷川博己のシキシマだけは、やけにカッコ良かったです。

348867_004
一方で巨人たちのVFXは最大のポイントなのですが、こちらは樋口真嗣監督も本領発揮の部分なのでお見事です。不気味です。PG12指定ですが、親同伴の子供が見たらトラウマ必至です。原作者も監督も意識したそうですが、大江戸も『サンダ対ガイラ』だなあと思いました。それに終盤は『白鯨』だったり『ピノキオ』だったりではありませんか。

348867_013

百年の平和の後に突然出現する巨人たちには、どうしても「3.11」を連想せざるを得ません。連載開始が2009年だろうと何だろうと、現在これを描けば当然そうなります。その惨状を目にして初めて、「退屈で平穏な日常」の貴さ、ありがたさが身にしみてわかるのです。さらに言えば、「原発」に関してもそうですし、「戦争」だってそうなのです。 エレンの台詞=「壁の外に巨人がいるだなんて、本当だと思うのか?」「100年も何もなかったんだぞ」---右寄りにも左寄りにも読み解くことのできる言葉です(例えば巨人をあの国にするのか、それともあっちの国にするのかで、解釈が正反対になります)。まさに今の日本にぴったりの警句ではありませんか。

| | コメント (0) | トラックバック (16)

日本、男子も悔しい黒星発進

サッカー東アジアカップ、昨日の女子に続いて男子も初戦の相手は北朝鮮。昨日の仇を討ってくれ!なのですが・・・。

湘南の遠藤航がA代表での初先発。右サイドバックです。ベルマーレの選手が代表戦に出たのは17年ぶり(中田ヒデ、呂比須ワグナー以来)だそうです。ベルマーレのチームカラーであるライトグリーンのスパイクが目立っていました(ベルマーレの試合ではこの色を履いていないのですが)。

前半3分にその遠藤からドンピシャのクロスで、「じゃない方の」武藤(浦和)が先制ゴールを決めたところまでは、望外の出だしだったのですけれど・・・。その後もサッカーの質の違いを見せつけながら、なかなか追加点を奪えないという「ありがち」なパターン。

そうこうしているうちに後半になると北朝鮮も日本の戦い方に慣れて来て、一方日本は暑さの中体力を消耗させて、前線からのプレスに行けなくなってきます。すると、78分に同点ゴール、88分に逆転ゴールを奪われて、そのまま1-2の逆転負け。山なりのロングボールでFWに当ててきて、そのこぼれ球狙いという北朝鮮の思うツボでした。ある意味、「いつもの負けパターン」。まあ、ハリルホジッチ体制になってからは、初の敗戦だそうですが。

遠藤航も前半は攻撃に絡み、惜しい強烈ミドルシュートとか、CKからの惜しいヘディング・シュートなどもあったのですが、後半は守備に追われてどうにも前へ上がって行けずじまい。手堅いディフェンスで1対1はほぼ全勝だったのですが、「鮮烈なデビュー」とまではいきませんでした。

連日の信じがたい敗戦。まったくもう!ですよね。交代選手の柴崎、興梠、浅野も特段の仕事はできずじまい。うーむ、これは日本の長期的低迷を示すのでしょうか。今回は招集されていない欧州組が際立って優秀だってことなのでしょうか。国内組の意地をもっともっと見せてもらいたいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2015年8月 1日 (土)

サッカー女子代表の惨状にめまいが・・・

サッカー東アジアカップの日本女子チームのメンバーには驚きましたが、まあ来年の五輪以降を見据えて、もう実力がわかっていて平均年齢も高いW杯主力メンバー以外の強引な底上げをしない限り、日本女子サッカーの未来はないと英断した佐々木監督の気持ちも痛いほどよくわかります。なんとか、ここからブレイクする選手が何人も出てくれることを祈るばかり。

なのに、なのに、今日の北朝鮮戦は・・・ひどすぎます!2-4という得点以上にひどすぎます。 せっかくチャンスを与えられた選手たちに、気概もがむしゃらさもほとんど感じられないではありませんか。消極的なバックパスばかり多く、緩い横パスを何度もかっさらわれるし、最初からちゃんと走らないで相手ボールになったり突破を許したり・・・。あまりのお粗末さに、めまいがしそうでした。ちゃんと体張って頑張っていたのはキャプテンに指名された川村と19歳の増矢ぐらい。上尾野辺だって菅沢だってもっとできるはずなのに、有効じゃなかったり、うまく攻撃を組み立てられなかったりでした。

北朝鮮も結構ひどかったんですよ。攻めはロングボールでカウンター狙いだけだし、ミスは多いし、なかなかシュート打てないし。でもエース・ストライカーの有無が勝負を分けました。そして、キーパーが山根だったこと。前半にPKを止めたシーンは、「おお!」と感謝したのですが、後半はねえ・・・。フィードが見ちゃいられないほど悪いし、足元のヘタさを見破られると北朝鮮もプレスかけて来て、危なっかしい場面も多かったですし・・・。3点目も4点目も、DFも寄せが甘いし、山根もどっちか防げよって感じで、もう見てるの辛すぎです。

佐々木采配も「??」なことがあり、特に「高瀬をなぜあそこまで出さなかったの?」とか「後半アディショナル・タイム4分のうち3分過ぎてから猶本を投入して、何がしたかったの?」とか、こちらもまた辛すぎでした。

それにしても、ここまで「なでしこ」レギュラー組との力量差が大きいと、今後どうなるのかと暗澹たる気分になります。それは今まで出場チャンスが無かったからなのか、・・・いえいえこの4年間、(時には勝負を犠牲にしながらも)佐々木監督はあきれるほど我慢強く若手を試し続け、使い続けてきましたよ。そこからモノになって来たのって、有吉ぐらいですもん(あとは宇津木が伸びたのと、川村と高瀬がそこそこ頼れるようになりました)。

今日のチームは、正直青いユニフォームを着てほしくないレベルでした。あとは韓国戦、中国戦の奮起に賭けるしかありません。今日出ていなかった田中明日菜や中島依美に期待したい大江戸なのでした(もちろん高瀬や猶本にも)。 あ、あと杉田のロベカルばりのチュドーーン!弾(ミドルシュ ート)は凄かったですよね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

(番外編) 日光けっこう

1438414601383_2
「「東京温度」、またも番外編です。日光です。

華厳の滝も東照宮も小学校の修学旅行以来です。今の日光って、浅草や北千住まで行かなくても、新宿からJRを経由して東武スペーシアで行けるんですよね。

で、まずは華厳の滝ですが、いやー良かった。素晴らしかった。滝好きの大江戸としては、ずっと見てても見飽きません。水量、主滝、サイドの伏流ともに素敵なバランスで見ごたえあります。まわりの岩盤や緑も美しく、これぞ滝と言える堂々たる大きさ、涼しさ、水しぶきでした。もっと早く再訪すれば良かったって感じです。

1438414634209
でも今回の最大の目的は日光金谷ホテルに泊まること。2年くらい前に箱根の富士屋ホテルに泊まって、「これは国内のクラシカル・ホテルには、存在するうちに泊まらんといかんな」と思った次第。

1438414677926
何しろヘレン・ケラーもアインシュタインもリンドバーグも昭和天皇も泊まった宿ですから。そして(富士屋ホテル同様)フランス料理のディナーにも定評があるわけですし。

1438414883420

クラシカルな建物の素晴らしさは言うに及ばず、丁寧なサービスの良さも特筆もの。

浦山(大黒山)への散策路で頂上まで行けますし、大谷川への散策路で川岸まで下りることができるのも嬉しいところ。

1438414892369
その大谷川(だいやがわ)にかかるのは朱塗りの太鼓橋「神橋(しんきょう)」。

1438414900403

山の緑を背景に水の青さと橋の赤が描き出す風景ときたら、完璧です。

1438414950769

東照宮も素晴らしかったですね。あの細工。あの色彩。いくら動物が多くて親しみやすいからって、やっぱり大抵の小学生にはもったいなさ過ぎるんでしょうねえ。ありがたみや美しさなんか、わかりませんもん。

1438414986461

三猿も眠り猫も金剛力士像も五重塔も唐門も堪能しましたが、陽明門は6年に及ぶ修復(スケールでかいなあ)の最中で、工事囲いによりほぼ見えませんでした。残念。

1438415026035
日光珈琲という古民家を改造したカフェで、日航の天然氷のかき氷をいただきました。お味は「とちおとめ+練乳」。これ見ての通り氷のシェイブ具合が独特。で、ジャムに近いフルーツソースのようなイチゴが最高で、練乳との相性もよく、氷はエアリーでまろやか。いやー、かき氷の概念を変えるような逸品でした。

観光地もホテルも食べ物も、まことにけっこうなのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年7月 | トップページ | 2015年9月 »