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2015年8月12日 (水)

「共犯」:青春ミステリーだけどミステリーに非ず

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映画『共犯』は台湾映画の佳品。いわば「青春ミステリー」ですが、その謎の顛末よりも、青春群像の描写の方に監督の軸足が掛かっているようです。

それにしても台湾映画の若者たちって、黒髪に白シャツに紺のスカート/ズボン)って、まさに昔の日本の中高生を彷彿とさせるんですよね。スマホ持ってるけど。 そして、やっぱり「男子はバカ」という万国共通の真実。

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(以降ネタバレあり) 展開において異様なほどトリッキーな点は、群像の中だけど強いて挙げれば主人公?と思っていた男子が、突然死んでしまうこと。そして、今度は別の人物がむしろ主人公的になっていくこと。それでも最後には結局群像劇であるということ。 また前記したようにミステリーとは言いつつも、もろもろの謎や因果関係がきちんと回収されることなく、曖昧なエンディングを迎えることも、この映画のテイストを決定づけています。やっぱり描きたかったのはそこではない、と・・・。

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台湾人と日本人の顔はかなり似ているので、あっ、この子は○○に似ている!と思うことが多々ありました。三宅健の若い時とか、けっこう波瑠だとか、かなり黒島結菜だとか、小松菜奈かと思えばぱるるだとか・・・。

352988_005終盤に出て来る図書室の棚には、キーとなる本としてカミュの『異邦人』が出て来ますが、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』と、サガンの本の間にはさまっていました。また別の段の本には「村上春樹」という漢字も見えておりました。

不思議なことですが、学校の裏山!にある池の風景が、園子温監督の『リアル鬼ごっこ』に出てきた池と似ているんですよねー。少なくとも小生の印象としては、かなり相似形です。

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受信: 2015年8月12日 (水) 23時55分

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受信: 2015年8月13日 (木) 09時05分

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