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2015年8月29日 (土)

「ロマンス」:ロマンス要素はない映画です

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映画『ロマンス』は、小田急グループの全面協力ってことで、ロマンスカーのPRはもとより、露骨な程に箱根(+小田原)の観光映画となっております。たまたま大涌谷噴火の影響で箱根観光客が激減しているタイミングの公開となりましたが、宣伝になればよろしいのではないでしょうか。それが作品の質を損なっているようなことは一切ないと思いますので。 むしろ車内販売アテンダントに関しては、ロッカーでの身づくろい、ホームでの入線お迎え、クレーム対応などがリアルに描かれていて興味深く見ることができました。

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大倉孝二が胡散臭い男を最初から最後まで微妙な感じで演じるのですが、本当に微妙過ぎて、一貫性がなくなっているというか、少々リアルから遠ざかっています。借金まみれのこの男のオトシマエや今後については、尻切れトンボになっていますし・・・。こいつがもっと血の通った厚みのあるキャラクターだったら、ダメ男だけどどこか魅力的な奴だったら、作品のクォリティーもアップしたろうにと思うと残念です。

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大島優子に関しては、非常にナチュラルに20代半ばの女性を演じていて、悪くはありません。ただ『紙の月』でもそうでしたが、絶賛するほどの演技ではないことも確かです。褒め殺しはよくありません。「資質を生かして及第」というところだと思うのです。

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タナダユキ監督(オリジナル脚本も)らしい、脱力系のオフビート・コメディー。ツッコミ所も多い脚本で、あっさり薄味で、物足りなくはありますが、クスクス笑いながら一応は楽しめました。

ただタイトルの『ロマンス』ってのは、どうなんでしょ? いくらロマンスカーから取ったにせよ、ラブロマンスの要素の無いこの映画のタイトルとしては、ちょっとアウトなんじゃないでしょうかねえ。

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