「テッド2」:相性悪いもんで・・・
映画『テッド2』と聞いて、『ダーティハリー2』の監督はテッド・ポストだなんて連想する人は、小生ぐらいかもしれません。 それはともかく、相変わらず言葉の汚い下品なクマとその相棒でございます。ヒットしてメジャーになった分、少しだけ下品度が薄くなっている気もいたしますが、それでもなかなかです。当然のR15+です。
オープニング・タイトルにおける黄金期ハリウッド・ミュージカルの模倣(オマージュ?)が、意外なほど本格的で、なかなか見ごたえあり。でも、そこ以外はあまり好きじゃない本作です。まあ1作目もあまり好きじゃなかった大江戸なので、そこは(上品な大江戸と下品な本作との?)相性の問題と言うしかありません。
モーガン・フリーマンやリーアム・ニーソン以外にも、「himself」や「herself」として出演する方々が随分いたことがエンドタイトル・ロールでわかりますし、「ああ、この人(ギャグ)きっとアメリカのTVでは有名なんだろうなあ」と思わせるカットが多々あり、まあそこらへんもこちとらが観ていて面白くないところです(アメリカでは大爆笑なんでしょうけど)。
とはいえ、一つ一つのギャグにはよく出来たものも多く、アマンダ・セイフライドの目のデカさを「ゴラム」に例えた一連のギャグには笑っちゃいました。彼女が映画を観ない人で、映画のことは何も知らないという前フリを丁寧にしてあるので、効いているのです。
ニューヨークの景色も、いかにも「おのぼりさん観光スポット集」みたいで、クスクスものでした。
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