ハリル・ジャパン勝利の物足りなさと遠藤保仁の不在
サッカーW杯ロシア大会2次予選の日本vs.カンボジア@埼玉スタジアムをTV観戦。結果は3-0で日本の当然の勝利だったわけですが、・・・いやー、せわしないというか落ち着きのない試合でしたねー。最初から最後までワッショイ、ワッショイって感じで、とにかくゴールに向かって攻め続けました。日本のシュートは34本ですよ!
もちろんそれ自体は良いことですし、カンボジアがガチガチに守りを固めるのは当然なので、そういう試合になることもわかり切ったことですが、「それにしてももっと得点できたんじゃあないの?」という思いが、誰の胸からも離れなかったことでしょう。結局、シンガポール戦で出た宿題が、あまり解決されなかった感が強いのです。
そんな中でも1点目の本田、2点目の吉田と、ミドルシュートが決まったことは一つの回答です。あとは両サイドの上りも、きちんと頑張っていたのですが、その後の精度を欠いていました。特に長友のミスが多く、まだ調子悪い感じでした。
結論はやっぱり遠藤保仁の不在に尽きますよね。こういうイケイケドンドンな試合の中で、相手をはぐらかしながら、いったん戻したり、タメを作ったり、決定的なラストパスを出したりをできる選手がいないのです。そして精度の高いプレイスキッカーの不在=これも遠藤保仁のこと、これが大きいですよねえ。現在の代表では、たぶん太田宏介の精度が一番高いと思いますが、今回は怪我で招集されていませんし、レギュラーではありません。それにしても香川や本田がCK蹴ってる現状って、異常です。本当は遠藤保仁の後釜として、柴崎岳がもっともっと成長してくれればいいのですが、まだ少々時間がかかりそうです(ボランチには今日出た長谷部、山口蛍がいますし、遠藤航だって狙っていますから)。まあヤットさんは、それだけ不世出の大選手なのですけれど(とはいえ35歳ですから、さすがに次のW杯までは無理でしょうし)・・・。
ヤットさんに代わる選手を待つよりも、別の形でうまくいくチームを作っていくしかないのでしょうね、きっと。 それにしてもプレイス・キッカーだけは名波→俊輔→遠藤の跡継ぎとなる職人が欲しいですよねえ。
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