「ド・ローラ・節子の暮らし展」@松屋銀座
今日はイレギュラーな仕事で、ベルマーレvs.マリノスの観戦に行けなかったので方向性を変えて、仕事帰りに松屋銀座で『ド・ローラ・節子の暮らし展』(~10/5)を観ました。
画家バルテュスの妻・節子さんのスイスでの暮らしを多面的に紹介する展覧会。昨年上野の東京都美術館で『バルテュス展』を観ましたが、その「スピンオフ」企画と考えられなくもないですね。まあ、この百貨店の展覧会らしく、優雅な中高年女性があこがれるライフスタイルを概観するものとなっておりました。
着物が20数体展示されているのが、目を惹きました。趣味の良い訪問着が中心で、祖母から譲られたものもあり、着物愛が伝わって来ます。 さらには手芸とか絵画とか絵本原画とかテーブル・セッティングとか、彼女をイメージした庭園などなど。そして、U2のボノとかクリスチャン・ルブタンなど有名人との(バルテュスを介した)交流まで。
そして、映像で紹介されるスイス最大の木造建築にして、彼女が今も暮らす住居である「グラン・シャレ」が、節子さん自身と並ぶ主役になっています。
全体的に節子さんの華美ではなく、品のある生き方が伝わって来ました。それは、いろんな意味で現代日本のマダムたちがあこがれそうな暮らしなのでした。
出口のグッズ・コーナーはいつもに較べれば地味でしたが、それでもマダム好みのお品がいろいろと揃っておりました。
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