« W杯予選、アフガンに6-0完勝 | トップページ | エルヴィス・コステロのTシャツ »

2015年9月 9日 (水)

「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」:スコットランドの渋谷系だけど・・・

351521_0041
映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』は、ファッション雑誌『セブンティーン』や『オリーブ』みたいなオシャレ感満載。絵も色も音も、もちろん着てる物も、みーんなオッシャレです。スコットランド(グラスゴー)が舞台ですけど、’60年代イギリス映画(『ジョージー・ガール』とか『ナック』とか)の感覚もありますね。往年の「渋谷系」的でもあります。

351521_008

でもこの映画、好きにはなれませんでした。なぜかっていうと、主人公の女の子(エミリー・ブラウニング)が(大江戸的尺度では)ぜんぜん魅力的じゃなかったから。なんかジャガイモ×ナマズみたいな顔で、終始残念な気持ちでした。もっとキュートな子だったら、チャーミングな佳品になったかも知れないのに。 例えば今年公開のチャーミングな音楽映画である『はじまりのうた』なんかは、キーラ・ナイトレイの魅力で作品が輝いていますもん。

351521_005

メガネのスリムな男の子(オリー・アレクサンデル)は、とってもチャーミングなのですよ。若い頃の大江千里にやらせたかったような役です。なので小生としては 、彼が何で彼女に惹かれたのか? 彼が褒めまくっている彼女の才能とは何なのか? あたりが、きちんと表現されていないと捉えて、本作にダメ出しをしているのです。

351521_010

ミュージカル的な場面の編集やコレオグラフィーもイマイチでした。力を抜いたことが、いまひとつ芸になっていません。

ラストの駅におけるメガネくんの表情などは、絶品だったんですけどねえ。

|

« W杯予選、アフガンに6-0完勝 | トップページ | エルヴィス・コステロのTシャツ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」:スコットランドの渋谷系だけど・・・:

» ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール★★★ [パピとママ映画のblog]
人気バンド、Belle and Sebastianのスチュアート・マードックが、2009年に放ったソロアルバムを自ら監督・脚本を務めて映画化したミュージカル。拒食症により入院中の少女が、ひょんなことから出会った男女と音楽活動に乗り出し、恋や友情の素晴らしさをかみ締める。『ポ...... [続きを読む]

受信: 2015年9月26日 (土) 23時55分

« W杯予選、アフガンに6-0完勝 | トップページ | エルヴィス・コステロのTシャツ »