「アンフェア the end」:おしまいなのでサービス、サービスぅ~
映画『アンフェア the end』は、TVから映画へと10年続いてきたこのシリーズの完結編(たぶん)。ただ時間というのは残酷なもので、どうにもこうにも「旬を過ぎてしまった」感が滲み出ています。小生もこれまで観続けてきた割には、それほど「観たい」感が高まりませんでしたもんねえ。そういった意味でも、これがフィナーレで正解でしょう。
『アンフェア』らしい「誰が敵か味方かわからない」裏切り劇は続いておりますし、雪平の「無駄に美人」なハードボイルド・タッチも変わりません。でも、「どうせこいつもそいつも裏切るんでしょ」的な疑心暗鬼になってきて、実際に裏切られた際に特段衝撃を感じないという不幸な(?)状況も出現しております。
あとは『GONINサーガ』とまではいかないけど、日本国内で簡単に銃を撃ち過ぎだし、人を殺し過ぎですよね。民間人の密集地帯での発砲だとか、やたらと警察官の射殺があるとか、本当なら大問題なだけに、ちょっとアンリアル過ぎませんか? それに、大使館の受付の人、いったいいつまで帰って来ないんだー?(そもそも入口にセキュリティ・ガードがいないのが、あり得ません!)。
(以降多少ネタバレあり) EXILEのAKIRAが相手側のメイン悪役なのですが、芝居がヘタでなんだかなあです。この役には無理だったんじゃないかと思います。
華々しい大作感があった映画版第1弾、第2弾と較べて、結構地味です。それを補うかのように、冒頭とラストに篠原涼子のシャワー・シーンがあるっていうのは、まさに「サービス、サービスぅ~」ですね。
| 固定リンク
コメント