「罪の余白」:嫌な感じ
映画『罪の余白』はチラシや予告編を見た時から嫌な感じだと思ってましたが、映画を観てもやはり嫌な感じでした。やっぱりその理由は、主演女優(吉本実憂の顔なんでしょうね。うーん、失礼ながらなんか嫌な感じなんです。まあ、思うツボのキャスティングだと言えるのでしょうけれど・・・。
この(スケールの小さい)悪魔に対する内野聖陽が、あまりに失策を繰り返すので見ていてイライラするのもまた不快感をあおります。アル中になっちゃうし、変質者として通報されてしょっぴかれちゃうし、学校への対応、警察への対応など全て相手を敵に回す効果しかないし、ダメダメです。もっとスマートで戦略的な頭脳だったら、あの女子高生ぐらいは簡単に追い込めていたでしょう。・・・と言っても、そういう物語なんだからしょうがないですよね。
でも、そんな彼女を結構コテンパンに言葉のパンチでやっつけてくれるのが芸能プロのチーフマネージャー役の加藤雅也。いいぞいいぞ、もっとやっつけろ!と思って観てました(苦笑)。さすがは大江戸と同じ4月27日生まれの加藤さんだけあります(失笑)。
(以降ネタバレあり) それにしても、あの終幕はなんなんですか?! あれで生きてたって、・・・えー? ほとんどギャグじゃないですか。「最初から狙って、突き落とさせた。服の下に防護ギアを着けていた。下の車は柔らかい素材にしておいた。」とか言い出すんじゃないかと思っちゃいましたよ。 最後まで嫌な感じで終わらせちゃまずいと思って、腰砕けで終わるように配慮してくれたんでしょうかね?
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コメント
こんにちは。今更ながらお邪魔します。
確かに、どーよと思うところはあるのですが、
内野聖陽と吉本実憂のやり取りは、緊張感があって良かったと思います。
最近原作を読んだのですが、映画の方はかなり改変されていまして、ちょっと印象が違いました。
投稿: りお | 2015年10月24日 (土) 11時07分
りおさん、コメントありがとうございます。
そうですか。原作は読んでいないのですが、小生は「渇き。」の方が断然好きなのです。
まあ、好みの問題ですので…。
投稿: 大江戸時夫 | 2015年10月24日 (土) 18時01分