« 「わたしの名前は・・・」:素敵な色だけど、自主映画みたいで | トップページ | 「ザ・ビートルズ 1」:お宝映像の数々 »

2015年11月25日 (水)

「ムーンウォーカーズ」:センスが無くてグダグダで

353565_004
映画『ムーンウォーカーズ』のネタとなっている都市伝説「アポロ11号の月面着陸映像は、スタンリー・キューブリックによる捏造」ってのは、小生もどこかで読んだことがありました。まあ、ヨタ話です。それをもとにして映画1本こしらえちゃいました。でも、あまりいい出来とは言えませんねえ。

353565_006

タイトルバックのアニメーションはもろにビートルズの『イエロー・サブマリン』的で、おお!と思いましたが、その後がもたつきます。いや、話自体はとんとんと進んでいくのですが、なんか切れ味が悪いというか、笑うに笑えないというか、まあ言っちまえばセンスが良さそうで良くないのですね。

353565_017

終盤の銃撃シーンなんて、やはりマシュー・ボーンの『キングスマン』に較べると、物量の問題以上に映画的センスが違うんですよねー。

魁偉なるゴリラ男=ロン・パールマンが迫力を見せつける一方で、小物感たっぷりにチョコマカしてるルパート・グリントは、『小さな恋のメロディ』のジャック・ワイルドそっくりでした。

353565_027

このネタなら、もっと面白く作れそうなものですけどねー。複雑な話ではないのに、なんか「とっ散らかった感」が出てるんです。月面着陸シーンなんかももっと気の利いた笑いが取れる場面だろうに、どうしようもなくグダグダで・・・。 フランス人の監督さんなんですけど、どうもエンタテインメントの適性がないような気がしてなりませんでした。

|

« 「わたしの名前は・・・」:素敵な色だけど、自主映画みたいで | トップページ | 「ザ・ビートルズ 1」:お宝映像の数々 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ムーンウォーカーズ」:センスが無くてグダグダで:

» ムーンウォーカーズ [象のロケット]
米ソ冷戦時代の1969年。 米政府は今度のアポロ11号の月面着陸を成功させなければ、ソ連に先を越されてしまうと焦っていた。 CIA諜報員キッドマンが命じられたのは、アポロ11号が失敗した場合の保険として、『2001年宇宙の旅』の監督スタンリー・キューブリックに着陸成功のニセ映像を依頼すること。 ところがキッドマンが会ったのは、偽キューブリックだった…。 コメディ。 ≪世界をダマせ!≫... [続きを読む]

受信: 2015年11月26日 (木) 14時26分

» ムーン・ウォーカーズ ★★★ [パピとママ映画のblog]
人類初の月面着陸を達成したアポロ計画は失敗していたという都市伝説を題材にしたコメディー。月面着陸成功の映像を捏造(ねつぞう)するミッションを下されたCIA諜報(ちょうほう)員が、ひょんなことからとコンビを組んだダメ男と騒動を巻き起こす。監督は、CM界で活躍...... [続きを読む]

受信: 2015年12月 2日 (水) 19時39分

« 「わたしの名前は・・・」:素敵な色だけど、自主映画みたいで | トップページ | 「ザ・ビートルズ 1」:お宝映像の数々 »