サッカー日本代表、カンボジアにしょっぱい勝利
サッカー日本代表の年内最終戦は、アウェイでのW杯アジア2次予選=対カンボジア戦。FIFAランキング183位のカンボジア、まあ負ける心配はない相手なので先日のシンガポール戦から8人も先発メンバーを代えて来ました。ベルマーレの遠藤航も山口蛍と組んでボランチで先発です。
ところがまたしても手こずったんですよねー。5バック、7バックで守る相手をなかなか崩せないし、人工芝+ゴムチップの変なピッチとベトナム製の重いボールをなかなか克服できません。前半0-0で終わった時には、カンボジアのサッカー振興にそこまで協力しなくてもいいのにと思いましたが、後半から遠藤に代わって入った柏木が気の利いたパスで流れを変えました。 岡崎がPKを止められたのは「おいおい」でしたが、後半6分に相手のオウンゴールで日本が先制。ようやくちょっと安心しました。
でもその後も攻めながら加点できず、結局後半45分に途中出場の本田が代表戦5試合連続のゴールを決めて勝負あり。2-0の物足りない勝利で2015年を終了。試合後にベンチのハリルホジッチ監督が頭を抱えていたのが、なんとも「締め」にふさわしくない光景ではありました。やれやれ。
前半の遠藤と後半の柏木を比較すると圧倒的に柏木が良いように見えますが、ここには罠があって、相手が弱いからこうなったけど、相手が強い時には遠藤の方が真価を発揮すると思うのです。つまり柏木はプレッシャーの弱い状態だと自由に配球できるのだけれど、厳しいプレスを続けられると力を削がれる選手。 一方の遠藤は(基本的に弱いチームの中で強い相手にどう勝つかってことでやっているので)相手が強い時やガンガン攻めて来る時にこそ、守備力、ボール奪取力、危機察知能力、カウンターや縦に速い攻撃力が生きるタイプなのです。←と、まあこれはベルサポとしての見解。でも確かに今日の 航は、パスミスやパススピードの緩さが気になる場面も多かったです。
でもまあ予選を通じてまだ失点していないってのは、素晴らしいことですね。予選の次の試合は来年の3月24日、埼玉でのアフガニスタン戦だそうです(ずいぶん先だなあ)。
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