「湘南ベルマーレあるある」と、主力3人の移籍
先ごろ発刊された『湘南ベルマーレあるある』(TO出版・1100円+税)を買い、あっという間に読みました。だって内容薄いんだもーん。
この手のJリーグ・クラブのあるあるシリーズがあるのは知っていましたが、それらに較べても物足りないというか、そんなこたぁ知ってるよというか、取材不足というか、値段に見合わない内容でありました。
例えば川崎フロンターレのなんかだと220項目もあるのに、ベルマーレのは100項目。さらにフロンターレのは現役3選手の対談が掲載されているのに、こっちはそんなのは一切なし。また、多くのページで見開きの右側が文章、左側がまるまるカット画だったりするのですけど、この画が「似ていない」のみならず、「あんた、この選手たちのこと全然知らないでしょ」って感じにポイント外し過ぎなので、ちょっとイラッと来ます。それを言ったら、文章の方もやけにここ2年ぐらいの話が多くて、間に合わせ感たっぷりです。
まあ非公認の本ですけど、出されたらサポーターとしては買っちまいますからねえ。そもそもが「あるある」ネタじゃないし・・・。キングベルのこともベルマーレクイーンのこともロンドさんやかすみんのことも全く触れてないし・・・。
そんなことは置いといて、ベルマーレに激震というか、遠藤航の浦和行きに続いて年末ギリギリに発表された移籍ニュースに心が砕けそうです。永木亮太の鹿島アントラーズ行きと、秋元陽太のFC東京行きが決定しました。 早い話が、チームで最も能力の高い3選手が出て行ってしまったということです。 10日ぐらい前に、クラブ事務局から電話で「来シーズンのサポーターズクラブ会員継続手続きをお早めに」なんてお知らせが初めて来たのも、この3人が去ったら会員から抜ける人が出ることを危惧していたのだろうか?などと勘繰りたくもなってしまいます。
J2降格とかでそうなるのならあきらめもつきますが、18チーム中8位と堂々の残留を果たし、晴れて「J1の住人」となったと言うのにこれは、辛いものがあります。まあ結果を残しただけに、選手たちの給料も上げてやらないといけない。だけどスタジアムのキャパの少なさ(1万4千数百名で札止めになります)のせいで、いつも満席に近くても収入がそうは伸びない。大きなスポンサー企業の無い市民クラブなので、広告収入もそこそこの規模でしかない。だから成長して、他チームから目を付けられるようになった選手は売りに出していくしかないという、悲しい循環が宿命なのですね。
だーかーらー、平塚市さん、関係者の方々、一刻も早く客席数の多いスタジアムを作ってください! 伏してお願い申し上げます!!
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