「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」:ゆったりほっこり
『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』は、あのスヌーピーとチャーリー・ブラウンたちが3DCGで動き出す世界。2D字幕版で鑑賞しました。
あの太いペンによる線画の世界をこんな感じにすることへの危惧はありましたが、実際に見てみると違和感はほとんど無く、すんなりと受け入れられました。
でもやっぱり線画&モノクロの方がいいのでは?感は否めません。『ホーホケキョ となりの山田くん』みたいなアプローチが見てみたかったなあ。まあ、それだと子供を中心にした世界市場の興業的には大いにマイナスとなるから無理なののでしょうけれど・・・。
物語としては大して面白いものでもなく、表現としてもとりたててエキサイティングなわけでもなく、・・・まあピーナッツの世界観と古典感を味わうべき作品なのでしょう。確かにチャーリーのペーソスや悟りにも似た諦念は、原作もこんな感じだったなあと思わせるものでした。 ゆったり、ほっこりとした、のどかでちょっぴり哲学的な善意の世界なのです。
原作のピーナッツ・シリーズって、大人が登場しない子供たちだけの世界なので、この映画でも学校の先生の言葉なんかは、「Bra, bra, bra・・・」って感じのマヌケな音で表されていました。
一番しゃれていたのは、20世紀FOXのマークにかぶさる音楽がおもちゃのピアノの音になっていて、サーチライトのたもとでシュローダーが演奏しているっていうオープニングなのでありました。
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