U-23、我慢からのオリンピック王手
U-23のオリンピック出場をかけたアジア選手権の決勝トーナメント初戦=準々決勝のイラン戦、いやー、なかなかしびれる試合でした。お互いに最初の失点が命取りになることをわかっているだけに、守りに重点を置いた慎重な試合運び。でも気持ちの入った凄い緊張感のある展開でした。
イランのプレッシングが素早くてしつこくて、前半のみならず後半も最後まであんなに走り回って来るチームって、なかなかありません。パス回しも上手だし。ただ攻撃はかなり単調で、シュートの精度も低いことに救われました。
しかしむしろ得点機の多かったイランの攻撃を耐え抜いて、リスクを冒さずにスコアレスで延長戦に持ち込み、結局3-0で勝ったのですから、お見事。交代選手の豊川が1点目を頭で決めたあたりもふくめ、手倉森采配も冴えていました。3戦目に主力を休ませられたことが大きかったですよね。 それにしてもあの1点目は室谷の切り返しからの高速クロスが見事でした。 ゴール左の似たような位置から右足で豪快に決めた中島の2点目、3点目も素晴らしいシュートでした。2分の間に2点決めちゃいましたもんねえ。中島、このチームではいつも惚れ惚れするような良いプレイヤーですね。FWの多いFC東京なのでなかなか試合に出られないのでしょうけど、ベルマーレに来てくれないかなあ。先発確定ですから。
さて元湘南の二人ですが、グループリーグ2戦目の亀川はひどい出来で、代表レベルに達していないと思ったものです。3戦目の交代出場もパッとしませんでした。この試合も前半はミスも多く、1対1で負けることも多かったのですが、後半はだいぶ良い仕事をしておりました。 遠藤航はボールを失う場面やパスミスも多く、どうもパッとしませんでした。1戦目より2戦目、それより3戦目の方が悪いという・・・やはりインフルエンザのダメージが影響しているのでしょうか?
さあ、次は火曜の準決勝。勝てばオリンピック行きが決定。もし負けても3位決定戦で勝てば、大丈夫。つまり残り2戦のうち1つ勝てばOKなのです。てか、もちろん優勝しましょうよ。決して易しくはないでしょうが、このチームの今の流れと雰囲気なら行けると信じています。準決勝までの休みも相手より1日多くなりますしね。
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