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2016年2月29日 (月)

日本女子代表、豪州に敗戦でスタート

女子サッカーのリオ五輪アジア最終予選がスタートしましたね。大阪での集中開催。ほとんど中1日という超強行スケジュールです。日本の初戦は対オーストラリア@キンチョースタジアム。

今大会の日本は澤の引退に加え、宇津木のルミ姐と安藤がコンディション不良のため招集されていない窮状。さてどうなりますでしょう?

日本、攻撃の形はちゃんと作れていたんですよ。ペナルティーエリアにも何度となく複数で侵入して、いつ点が入ってもおかしくない状況を作り出していたのですが・・・。まあ、オーストラリアにはああいう形でやられちゃうんでしょうね。なんだかおとといの湘南-新潟戦における湘南の失点を見る思いです。 そして2点目は審判に当たったボールがオーストラリアへのナイスパスとなってしまいましたけど、あれ福元なら止められたよなあ。というわけで、佐々木監督はやっぱり懲りずに山根を使い続けているのでした。大江戸が何回あきらめてくれと言っても聞かんのです。オーストラリアも山根の足元の弱さを狙ってプレッシャーかけてくるもんだから、キックミスも多くて、相変わらずスリリングすぎる守護神なのでした。

前半アディショナルタイムに、連動した攻撃で得点(大儀見)できたのは良かったけど、後半になっても多くのチャンスがあったのに決めきらないもんだから、結局は1-3の敗戦。うーん、勝ち点1は欲しかったところですねえ。

宮間がなんかイマイチイマニでした。キックの精度が異様に悪かったのです。 有吉、鮫島の両サイドも深くえぐることが少なく、迫力不足。両サイドが攻め上がらない時のこのチームは、うまくいかないのです。

良かったのは、中島依美。大江戸は中島推しで、W杯メンバー落選を不思議に思っていただけに、今回は見返してやって欲しいのです。 あとFW横山がこれまでになく良かったです。キープ力ありました。ドリブルも良いし、あとは点取ってくれてたらなあ。 それ以上に、大江戸としては「ルミ姐がいてくれてたらなあ」なのでした。

でも「なでしこ」って、常に大会の初戦って調子悪くて、だらしない敗戦をしてますよね。で、宮間が「これが自分たちの実力」とか言って、佐々木監督が「見てくれた方に申し訳ない」とか言って、それから1試合ごとに良くなっていくというパターン。なぜなんでしょ? まあ、今回も「終わりよければ全てよし」になって欲しいものです。

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2016年2月28日 (日)

「ザ・ブリザード」:寒さの恐怖が描かれていなくて

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映画『ザ・ブリザード』は、1952年2月にアメリカで起きた海難事故の映画化。原題は“The Fineset Hours”、つまり「最上の時」ってことですけど、なんかピンと来ませんね。

開巻しばらくは、主人公とそのガールフレンドをめぐる恋のあれこれ。まあ、ちょっとかったるいシーンです。でもそれが終354700_008わると、いきなり物語は佳境に突入しちゃいます。あっけないほどすぐに、船が真っ二つに折れてしまうのです。『ポセイドン・アドベンチャー』や『タイタニック」』のように、その時が来るまで結構長い尺が必要だと刷り込まれている身としては、その潔さに驚きました。

(以降ネタバレあり) そこからのストーリーも実にシンプル。助けを待って、助けが来て、救出成功。ただそれだけです。悪役の陰謀や妨害なんかもありません。こんなんでいいの?と、ちょっと思ってしまいました。 あと広告コピーなどで「救命艇の定員12名、救出すべき生存者32名」とかあおっておいて、「さあ、いったいどうするのか?!」と思ったら、「ただ詰め込んで乗せました」って解決なのにはズッコケました。なんだよ、それ!そりゃあ史実はそうだったんでしょうけれど・・・。

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それにしても残念なのは、寒さがきちんと描かれていないこと。2月の海ですよ。落ちたら心臓麻痺起こしかねないし、波や雨に濡れたら(特に天然素材中心の昔の衣服だし)ずっしり重くなって、びしょびしょになって、更には凍って、体温を奪われて低体温症で死んじゃいそうです。大江戸は寒いのが苦手なのですが、本作では寒さの怖さがほとんど描かれていませんでした。半袖の奴とかいるし(冬場のアメリカ人観光客のTシャツ姿かよ!)。やはり『八甲田山』ぐらいには、寒さを描いてくれないと(観るの辛いけど)。

ヒロインのミリアム役のホリデ-・グレンジャーが珍しいほど十人並354700_009_2で、下ぶくれで、春川ますみのようでした。迷惑な行動にも出るし。10年もすれば、押しも押されもしない堂々たる太っちょのおっかさんになっているに違いありません。もっとはかなげな女優さんだったら、もっとハラハラして、作品に好感が持てたろうになあと思ってしまった大江戸なのでした(エンドタイトルに出た実際のこの人の写真を見ると、まあそういう顔なんですね。別に似せなくてもいいのに)。

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2016年2月27日 (土)

J1開幕! 湘南1-2新潟

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まだ2月だというのに、早くもJ1リーグ開幕です。今年はサッカー界のもろもろのスケジュールの影響により、開幕が早いのです。

ここ数年、ほぼメインスタンドで応援していたのですが、今年は自由席でもメイン側だけが値上がりしたこともあり、久々にバックスタンド側=7ゲートで応援してみました。栄光の「ヒデゲート」です。

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昇格1年目の昨年、8位と健闘したのはいいけれど、給料の安い優秀な選手が多いことに目をつけられて、遠藤航、永木亮太、秋元陽太、小林将太らが移籍してしまった今シーズンの戦いはどうなるのでしょうか。

バックスタンドは西側からの日差しがまぶしくてまぶしくて目が痛くなりました。でも暖かかったのは助かりましたね。ビールのカップも新しく、「たのしめてるか。」のスローガン入りに。

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試合前に今年度ベルマーレクイーンのお披露目がありました。7ゲートからでは正面から拝めないので、オーロラビジョンに映っているところを撮りましたが、風が強くて結構「貞子」状態になっていたりしてドイヒーなので、一番下につけときます。

まあ彼女たち5人、試合中は先輩方と同じくスタンド下(ベンチ裏あたり)に立って、ずっと応援しておりました。

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あ、ちなみに放送部で三村ロンドさんと組むアシスタント・ナビゲーターも「かすみん」さんに代わって、産能大在学中の「わかちこ」さんになりました。

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さて試合は湘南vs.新潟戦。ベルマーレの新しいユニフォーム、グリーンが今までより濃いめで、いい感じっす。 今日は湘南の「入り」がやけに良くって、前半10分ぐらいで「あ、今日は絶対勝てる」と思うぐらい圧倒的に押してました。ところが、好事魔多し。サッカーによくあるパターンで、チャンスを外したり防がれたりしているうちに、28分カウンターからの混戦でアルビレックスに先制されてしまいます。

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その後もいいところまで行くものの「決める人(フィニッシャー)」がいないというパターン。昨年も良くない時はそうでした。そうこうしるうちに新潟も調子が出て来て、後半になって76分にはこれまたカウンターから追加点を決められてしまいます。

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終了間際に取ったPKを新キャプテンの高山薫が蹴り込んで1-2にはしたものの、そのままタイムアップの笛。昨年の浦和戦に次ぐホームでの黒星スタートとなりました。

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14,058人と良く入ったホームのサポーターたちも、ちょっとがっかりだった試合でしょう。まあ、前半のイケイケの中で点が入っていれば、違う展開だったとは思いますが・・・。

ボールがFW藤田祥史に収まりまくっていたのは、明るい材料。一方永木の抜けた後のプレイスキッカーが決まっていないようなのが(パウリーニョじゃなかったのか?)不安材料。三竿や高山や藤田征也が蹴ってましたけど、精度は良くなかったし。今日は途中から出たパウリーニョですが、早くフィットして活躍してほしいものです。

やっぱり多難なシーズンになってしまうのかなあ・・・。まあ、次勝ちましょう!

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で、新しいクイーンの皆さんです。

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しっかり「勝利の女神」の役割、お願いします!

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2016年2月25日 (木)

「ウルトラマン スタンプラリー」ようやく10駅

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JR東日本のヒット企画『ウルトラマン スタンプラリー』の第2弾。1月12日からやっておりますが、いよいよ明日2月26日までとなりました。

1年前の前回ラリーでは『ウルトラQ』から『帰ってきたウルトラマン』までの怪獣が各駅に割り振られていた(全64駅)のですが、今回は『ウルトラマン』から『ウルトラマンタロウ』までという構成(全65駅)。大江戸の好みから行くと、当然前回の方です。『ウルトラQ』はモノクロで地味だから外されちゃったのかなあ。「ケムール人=巣鴨」とか、イメージ合っていただけに残念です。

でもまあともか、ようやく10駅達成しました。会期ほぼまるまる使っての達成です。気合入ってなかったもんで。10駅のスタンプが集まるとオリジナルステッカーがもらえるのです。まあ、そんなに欲しかったわけではありませんが、当然もらいました。我が家の家訓は「もらえるものはもらっておこう」なので(ウソ)。

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ちなみにスタンプ10個集めた上で、指定のニューデイズで500円以上買い物するともらえる限定数量のピンバッジは、配布期間の初日で品切れしちゃったりしているようです。おそるべし。

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これ、1日で65駅全てを回って「全駅制覇証」をもらっちゃう人なんかもいるんですよね。うーむ、おそるべし。

一方で大江戸みたいに10個程度押してあるだけだと、このスタンプ帳の場合、スタンプが1つとか0とかのページも結構できちゃって、なんだかなあな状態なのです。

それにしてもこの企画考えた人って、天才ですね。スタンプ帳とゴム判だけ用意すればほぼOKみたいな企画ですもん(ま、極端に言えばですけど)。その増収効果たるや・・・。もともとは『ポケモン・スタンプラリー』で成功したんでしたよね。

ちなみにネットで見つけたスゴイお方はこちら↓

http://rocketnews24.com/2016/01/12/692755/

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2016年2月24日 (水)

「マンガ肉と僕」:「砂の女」ならぬ「肉の女」

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映画『マンガ肉と僕』は、杉野希妃の初監督作品(と言っても、第2作の『欲動』の方が早く、昨年公開されているのですが)。うーむ、すごくフェミニズム的な政治性を持った作品ですね。まあプロデューサー、女優としての杉野さんのこれまでを見ても、きちんと意見を持って社会にコミットしていく姿勢は明らかでしたから、なるほどと納得できる作品ではありました。かなりシュールだけど。

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杉野自身が特殊メイクでマツコデラックス的な、と言うよりは「ナンシー関的な」女に変貌して骨付きのマンガ肉(園山俊二的な)にかぶりつく異様さ。何か見てはいけない物をみているような違和感を禁じ得ませんが、当然杉野監督の狙いも「女性にとって外見とは」という問いかけや問題意識に集中していきます。ちょっと男たちには刃を突きつけているようなところがあると思います。

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徳永えりのエピソードにおいても、さらに男を攻撃、糾弾するという感覚があります。ただかなりストレートなので、映画的にはうまくこなせていない感じを持ちました。たぶん、これを訴えていくためには、もっとコメディーにしていかないとしんどいように思います。どうしても重くなりがちですから(主人公の体重も重いし)。どうせ重いんだったら、今村昌平的な「重喜劇」とか・・・。

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結局「男はバカ」って結論に落ち着いて行って、つまり「男がバカだから、社会が良くならない」みたいな話になっていくわけです。そしてそういうバカ男には、三浦貴大が似合っちゃうんですよねえ。彼が出て来ると、多くの場合バカ男そのものですから(『桜並木の満開の下に』『繕い裁つ人』『ローリング』『進撃の巨人』など)。

それにこの主人公って、安部公房の『砂の女』ばりの蟻地獄的怪女ですよね。三浦貴大は自由に部屋から出て行けるのですが、精神的な虜として、また部屋に戻って女を養わざるを得ないのです。「砂の女」ならぬ「肉の女」。いっそタイトルも『マンガ肉と僕』より『肉の女』の方が良かったのに・・・。

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2016年2月23日 (火)

プレミアム・チェルシー・チョコクロ

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久々にサンマルクカフェに行ったら、こんな新作が出てました。「プレミアム・チェルシー・チョコクロ」(190円+税)です。サッカー・ファンなら、プレミア・リーグの強豪チェルシーを連想してしまいそうです。

あの、キャンディ菓子「チェルシー」のパッケージデザインを入れ込んだスリーブに入ってますね。中はあのチョコクロのチョコ板が茶色で、チェルシーの味(と言われればそう思う程度なのですが)がします。きちんとおいしいのですが、特にチェルシー好きでもない身にとっては、そんなに決定的にうまいわけでもありません。普通のチョコクロとどっちにする?と問われたら、結構な確率で「普通の」を選んでしまいそうな大江戸です。
まあ「あなたにも チェルシー あげたい」(古い)と言われたら、もらっちゃいますけどね。

それにしてもサンマルク、コーヒーが実質値上げだったりして、そのせいかお客さんも少な目でした。

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2016年2月21日 (日)

第50回青梅マラソンをなんとか完走

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今年の青梅マラソンは第50回!の記念大会。昨年は翌週に東京マラソンに出場するために欠場した(仲間の応援には行きました)大江戸ですが、一昨年は大雪のてめ大会自体が中止でした。なので、今年は3年ぶりの出場となります。30kmレースを走りました。

 

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30kmのスターターは瀬古利彦さん(赤い服)。その横には、高橋尚子さん(ピンクの服)。号砲を鳴らした後も、全ランナーが通り過ぎるまで、このお立ち台の上からマイクでランナーに声援を送っているのですが、瀬古さん、オヤジ感満載のセクハラまぶしの発言を続けてました。やれやれ。

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その後、Qちゃんはたぶん最後尾からランナーに声援を送りながらずーっと走ってきたみたいで、小生は10kmあたりの地点で後ろから抜かれてびっくりしました。よく目立つピンクのウェアである上に、大きな声でみんなに声援を送りながら走り続けているのです。すごいなあ。ちょっとボケてますけど、真ん中へんのピンクの人が高橋さんです。

さてさて小生の走りはと言えば、昨年の東京マラソン出場時に、途中で右のハムストリングス(腿裏筋肉)を故障してひどい目に遭ったので、今日はそうならないように「あ、ちょっとヤバそう」と思ったらスローダウンして、難を逃れるようにしておりました。

なので、終始抑えたペースの走り。無理をしなかったので、筋肉も関節も最後まで大丈夫でした。それでもやっぱり苦しいんですよねー、アップダウンの連続する山間の30km。30キロって長いなー、つらいなー・・・と思い続けて、走っておりました。

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おまけに折角準備した甘ーいジェル(後半へばった時に飲むやつ)をウェストポーチに入れ忘れ、アミノ酸の顆粒スティックも2本あったのに1本しか入れておかず、スタート前に気づいた時には軽くショック。後半戦では、沿道の方々から飴、氷砂糖、チョコ、バナナ、カステラ、そば!といろんなものをいただいて、空腹をしのぎました。こんなにいろいろもらったのは初めてです。

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記録としてはグロスタイムで2時間22分台。スタート地点まで8分以上かかっているので、ネットタイムとしては2時間14-5分あたりでしょうか。前回出場時はネット2時間58分台だったのですが、まあしょうがありませんね。その代り前回は完走後気持ちが悪くなって顔面蒼白状態で2時間ぐらい横になっていたのですが、今回はすぐ飲んだり食べたりできたので、めでたしめでたしです。

そうそう、ゴール地点ではまた高橋Qちゃんが、みんなを出迎えて笑顔で声援を送っておりました。結構長い時間立っているのでしょうね。すごいな、この人。

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完走プレゼントはスポーツタオル。これ、Hotmanのでした。

出場者へのプレゼントは恒例のTシャツですが、今まではアシックスだったのに今回はプーマ。「50」の「0」が「OHME」の「O」になっているって寸法です。

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こんなのもくれました。ゼッケンをTシャツに留めるためのピン。おうめくんに加えて、プーマ、ヤマト運輸、グリーンDAKARA(サントリー)の絵柄です。

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そしてお土産に買った「へそまんじゅう」。これ白いまんじゅうと茶色のまんじゅうが入っていて、おいしいんですよー。おすすめです。

あー、それにしても疲れたなあ。レースに出るためには練習量が足りていない、だからしんどいってのはわかっちゃいるんですが、一方ではこれ以上ハードに練習もしたくないし。難しいところではあります。

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2016年2月20日 (土)

「キャロル」:映像と女優は魅力的だけど

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映画『キャロル』は、1950年代を舞台にしたということではなく、映画らしい映像の魅力で物語を語っていく手腕において、オールド・ハリウッド的な良作。そして圧倒的に「二人の女優の映画」となっております。

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衣装や美術の力を得て、時代再現が素晴らしいです。そう、トッド・ヘインズ監督の『エデンより彼方に』がそうだったように。でも映像や色彩設計はあの作品のようにポップ&キッチュではなく、落ち着いた美しさです。でもやはり、この絵作りに惚れ惚れします。映像に格調とコクがあるのです。いわゆる上質な「映画らしい映画」だと思うんですよね。

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ルーニー・マーラがとってもラヴリーなのですが、各種チェック柄に彩られた彼女の服装も実にキュート。時として色柄過剰でダサくなっているあたりも含めて、いい感じです。

一方のケイト・ブランシェットは、堂々の貫録。でも一目惚れするほど魅力的なのかというと、それはどうなんでしょ? まあ、人の好みは色々ですから・・・。

でもこの二人の恋愛の発展に、意外とコクが無かったのも事実。徐々に心の距離が近づいて行ったり、ドキリとしたり、燃え上がったりの描写が割と通り一遍で、そここそが映画の勝負どころとすれば、ちょっと物足りない結果となっております。まあ、小生のベスト・フィルムがワイラーの『噂の二人』なので、この手の作品には点が厳しいのかも知れないのですけどね。354600_006

(以降ネタバレあり) ラストのケイト・ブランシェットの目の演技は神技。あの目の表情の中に、数秒のうちの微妙な変化に、これから待ち受ける地獄を承知しながらも全てを受容しようとする覚悟が見られるのです。あれはこの名女優としても、生涯のベスト・ショットなのではないかなあ。

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2016年2月19日 (金)

「人生を面白くする 本物の教養」by出口治明

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幻冬舎新書の『人生を面白くする 本物の教養』出口治明 を読みました。結構売れているようなのですが、いやー、面白かった!

著者はライフネット生命(株)の会長兼CEO。この人の話のわかりやすく明解なこと! はっきりした論旨を持ち、平明に誰にでもわかるような説明ができる--こういう人こそが、真の教養人なのだと痛感できます。出口氏はとにかく本をたくさん読み、そこから知識と知恵を広げています。その上で人と会い、旅に出ることで、教養に磨きをかけ、インターナショナルかつ実践的なものにしているようです。英語も大きな武器となっています。

冒頭に紹介されたココ・シャネルの言葉「私のような大学を出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい。」には唸りますね。これだけでもこの本を買って良かったと言いたいぐらいです。

「日本のリーダー層は勉強が足りない」という章における数々の例証にも「なるほどなあ」と瞠目させられ、感心&共感しました。著者が危惧するように、このままだと日本は本当にまずいことになってしまいます。逆に中国は大したものだということが、よくわかります。

「数字・ファクト・ロジックで考える」「常識を疑う」「行動をルール化する」など、どれもこれも合理的で実利的な氏の行動指針にも感心するばかりです。さらに時事問題への見解も、ことごとく正鵠を射ています。

「速読は百害あって一利なし」というのにも、わが意を得たりでした。また「連合王国(UK)が没落を運命づけられた国家だという事実を過不足なく認識させる」のがオックスフォード大学の教育方針だというのにも、驚きつつ畏敬の念を抱きました。

そんなこんなで、どの章もたまらなく面白いのです。もっと本を読んで、もっと勉強しなくちゃと思いました。モチベーションを上げてくれる本でもあるのです。

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2016年2月18日 (木)

今日の点取占い243

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変な気持になりました   5点

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2016年2月17日 (水)

渋谷シネマライズをふりかえる

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渋谷のシネマライズ、残念至極なことに今年の1月7日限りで閉館してしまいましたね。

1986年の開館以来30年の命だったわけです。もっとも最後までライズとして営業していた2階のシアターは開館当時には渋谷ピカデリーという名前でした。もともとのライズは地下の劇場でしたし、最盛期にはスペイン坂側のライズXと合わせて3つのシアターがあったものです。

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北川原温の設計によるポストモダン&コンクリート打ちっぱなしな建物は、確か建築の大きな賞を受賞したんでしたよね。

場内はスクリーン左右のカーテンを模した金属製の構造物が強い存在感を放っていましたし、2層構造になっていて、大江戸は2階の客席が好きでしたねえ(客の入りが悪い時は1階席しか開けていませんでしたけど)。

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売店も開館当初には類例のなかった、バーみたいなかっこいい作り。 

そしてライズと言えば・・・の名物が、コンクリート壁面に舞台挨拶で来場した内外の監督さんたちが書いたサイン(と落書き)。

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ちょっと見ただけで、岩井俊二、是枝裕和、犬童一心、吉田大八、矢崎仁司、篠原有司男、松尾スズキ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、SABU、ジョン・キャメロン・ミッチェル、ハーモニー・コリン、ファティ・アキン、エドガー・ライトらが書いてますね。この壁だけでも近代美術館フィルムセンターに移設すべきだって感じです。

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そしてシネマライズと言えば「こまねこ」。本編開始前のマナー告知を、こんなに楽しく愛らしくやってくれた劇場はここだけでした。「にゃにゃっ」とか「にゃーにゃー」とかしか言えない「こまねこ」は、長編コマ撮りアニメにもなって、ライズXで公開されたりもしました。

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閉館してからしばらくして1月後半に前を通ったら、こんな感じになっていました。

ラスト・ショーの『黄金のアデーレ 名画の帰還』には行かなかった(試写会で観たので)ため、小生が最後にここで観たのは、昨年11月の『ヒトラー暗殺、13分の誤算』でした。

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1980-90年代のおしゃれなミニシアターを代表する個性の強い(未来的軍服みたいな従業員ユニフォームもありました)劇場だっただけに、本当に残念でたまりません。サヨナラだけが人生だ・・・ですね。

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2016年2月16日 (火)

「不屈の男 アンブロークン」:まずは観てみましょうよ

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映画『不屈の男 アンブロークン』は「日本人を残虐な悪者に描いている」という変な抗議のために公開の目途が立たず、やっと小規模なアートシアター単館での公開となったいわくつきの作品。確かにシアター・イメージフォーラムのスクリーンにユニバーサルとレジェンダリー・ピクチャーズのオープニング・ロゴが出た時には、違和感たっぷりで妙な気がいたしました。 でも表現の自由の見地からも、とにかく公開されたのは喜ばしいことです。

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ランナーとしての成長を描く部分は『炎のランナー』、戦闘機の件りは『永遠の0』、漂流部分は『白鯨との闘い』、収容所部分は『戦場にかける橋』や『戦場のメリー・クリスマス』を思わせます。ま、映画として極めて正統派なんですね。アンジェリーナ・ジョリー監督は、デビュー作『最愛の大地』の方が作家性を打ち出しておりました。本作はいわば「ハリウッド的」なのです。

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それにしてもこの程度で「公開すべからず」だなんて、社会が不寛容で懐が狭くなっちゃってますよね。ネットで誰でも大声で物が言えるようになった弊害部分も大きいと思います。(公開前のことですから)作品を観もせずに情報だけでそう言っているわけですし。

昔から「国辱映画」は数々ありました。また、これでダメと言うのなら、『戦場にかける橋』や『戦メリ』だってダメになってしまうのではありませんか? そう考えれば、バカな話だとわかります。 それよりもツッコミ所は、鬼の収容所長を演じたMIYAVIの細く整えた眉毛や軽くメイクした感じの顔。『戦メリ』の坂本龍一といいMIYAVIといい、同じような役どころで化粧顔のミュージシャンを起用するって・・・へんなの。

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(以降少々ネタバレあり) MIYAVIが最後に怪力主人公の気合に気圧(けお)されて、おたおたうろたえるシーンが説得力なかったなあ。あれで人間の気高さに打たれて自分は負けたとか思うような奴じゃないでしょ、あいつは。坂本がボウイにキスされてうろたえてたのは理解できますけど、こっちはちょっとね。

てなところを含めて、単純に作品の出来として今一つなのでした。 でもこれを観ることで「自由」に1票を投じることは大事だと思います。意思表示の方法として、まずは観てみましょうよ。

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2016年2月15日 (月)

清酒「タクシードライバー」

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じゃん。 世の中には不思議な物がいろいろありますが、これも相当に不可思議な商品です。岩手県の清酒『タクシードライバー』(喜久盛酒造)。

このラベル、見てください! ワイルドに殴り書いたような「タクシードライバー」という銘柄。左下には同作の主人公トラヴィス・ビックルの顔が。上下には黄色と黒のチェッカー模様が、いかにもなタクシー感。

それにしてもなぜこんな日本酒を作ろうとしたのか? 謎が多すぎます。

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裏を見てみると、「使用酵母=ジョバンニの調べ」ですと! 酵母のことは知りませんが、只ならぬ名前ですね。精米歩合55%としっかりした純米酒です。日本酒度は±0と、ちょうどいい塩梅。

まずは冷で口に含むとまろやかで、マイルドな甘さと米の香りが口中に広がります。名前の奇抜さの割に、オーセンティックな日本酒らしい日本酒です。

続いてお燗にして味わってみます。うん、こっちの方がうまい気がします。日本酒を語るボキャブラリーをあまり知らないのでろくなことが言えないのですが、とろっとしてふくよかで、いろんな料理にも合いそうです。

コロムビア映画の人は知ってるのかなあ? それとも寛大にお目こぼししてくれてるのでしょうか?

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2016年2月14日 (日)

村上隆の五百羅漢図展

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六本木ヒルズの森美術館で、開催終盤に差し掛かった『村上隆の五百羅漢図展』(~3/6)を観ました。

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日本国内で開かれる村上展としては14年ぶりにして、もしかしたら最後かもと噂されている(ま、そんなことはにでしょうけど)大型展。

会場入り口にはいきなり村上さんの精巧なロボットが立ってます。自ら羅漢の姿になり、しかも顔が裂けて中からも村上さんが出て来てるやつ。皮膚の質感から目玉の動きから、すんっごくリアル!

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展示は新作の彫刻や大型の平面作品を中心に、全て日本初公開。

円相や達磨など仏教的なモチーフを究めようとしているようで、それが『五百羅漢図』へとつながっていくわけです。

まあ、もともと村上さんは東京芸大で日本画の博士号を取った方ですから、「いつかは還る場所」として用意されていた世界なのかも知れません。

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数々の大型絵画は、これまで以上に混沌を極め、カラフルでクレイジーな村上ポップワールドに凄味を加えています。

1455454857713そしていよいよの『五百羅漢図』。2011年の東日本大震災及び原発事故が契機となって、村上さんはこの創作に向かったとのこと。

全長100mという(たぶん)世界一の長さ。4つの世界に分けて展示してあります。つまり約25mずつの壁面。

確かに壮観です。パノラマです。宗教画です。でも完成度や、深み、真のパワーと言うことに関しては、どうでしょう? 最上級とはいかないように思えました。

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今までの村上さんとはだいぶ違ったタッチで、しかしやはりスーパー・フラット&ポップな表現で、今の日本の絵画を極めようとはしているのですけどね。

堂々と「火の鳥」まで入っているあたりも、やっぱり村上さんらしいなあ。

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でも小生としては、(作品自体よりもむしろ)制作にあたっての各種資料や指示書、進行スケジュールなどの類が展示されているコーナーに極めて感銘を受けました。いや、いろいろと面白いです。

このプロジェクトは、これまで以上に村上さんの「工房」的作品制作を大がかりに徹底させた、集大成的なものだそうで、全国から志願した美大生たちがコンピュータを使っての作画から、パネル運びの力仕事まで多くの作業を分担して、完成に至ったものです。

指示と違ったものが上がって来たり、スタッフの技術が未熟だったことに対して、村上さんがキレて指示を書いているものなんかもあって、いやー、興味は尽きませんね。

制作風景の写真を映像展示してあるものも、飽きずに見てしまいました。

これ、今を生きる日本人にとって「必見」の展覧会だと思います。何だかんだ言って、こんな展示なかなかできないので、観ておくべきです!

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2016年2月13日 (土)

「オデッセイ」:文系はサバイバルできない

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映画『オデッセイ』は、2時間22分なのに4時間ぐらいに感じられました。それだけ主人公と一緒に長い苦闘の日々を過ごしたような作品であり、一緒に疲れてしまいました。 共通点もある『ゼロ・グラビティ』は、一緒に身体を硬くして筋肉痛になってしまいそうな映画でしたが、こちらは何か心労でやつれてしまいそうでした。

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やつれたといえば、マット・デイモンのデニーロばりの(鈴木亮平ばりの?)肉体改造アプローチにも関心しました。いいじゃん、痩せたデイモン。太ったデイモンよりも精悍で知的に見えます。

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それにしても、こういう状況をサバイバルするには、理系のアタマや知識が必要なんですねえ。文系の大江戸は、すぐに命尽きてしまいそうです。いやー、持つべきは理系の友人なのでしょうか?

絵的にはリドリー・スコットの数年前の作品『プロメテウス』のようであり、『2001年宇宙の旅』みたいな場面もあり、砂の惑星でのマット・デイモンってのは『インターステラー』であり、終盤は『アポロ13』のようだったり『ゼロ・グラビティ』のようだったりしておりました。

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タイムリーと言っては何ですが、中盤に流れたデイヴィッド・ボウイの『スターマン』は素晴らしかったなあ。あそこばかりは船長のディスコ・ミュージック縛りから外れて、「良い趣味」となっておりました。映像との相乗効果が抜群でした。

(以降少々ネタバレあり) あと、中国の重要なポジションにはびっくり。考えてみれば『ゼロ・グラビティ』にも、中国の宇宙ステーションが出ていましたよね。その昔だったら、米ソで協力し合ってというところでしょう。映画は常に、その時代をよく表すメディアでもあるのです。

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2016年2月12日 (金)

「サウルの息子」:見えないものを見よ

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映画『サウルの息子』は、新視点かつ生々しいことこの上ないアウシュビッツ映画。ハンガリーの新鋭ネメシュ・ラースロー監督作品です。

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1:1.33のスタンダードサイズの画面です。そこに持ってきて、キャメラは常に主人公サウルに密着していて(主に背後から)、一人称に近い効果を生んでいます。一方で、スタンダードサイズの狭い画角の真ん中を後姿が隠してしまうので、背後の事物が隠れてしまって、よく見えません。逆に言えば、そうして死体にしろ何にしろはっきり見せないところが狙いなのでしょうね。キャメラが動きながらの地獄巡りということで言えば、昨年公開された『神々のたそがれ』にも似ているかも知れません。

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「見えないことで、想像させる」効果もありますよね。ホロコーストの惨劇を体験として想像させる映像。そして終始暗鬱で、感情を失ったようなサウルの顔により、戦争の悲惨と狂気を表そうとする試み。

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こんな苛酷な状況下では、誰だって正気を保てなくなるでしょう。いつ殺されてもおかしくない、そんな中を右往左往するサウルを見続けるのは正直辛いところがあります。しかし彼の身体越しに、見えないホロコースト、見えない悪の本質を見よ、という明確なメッセージを伝えている作品でもあるのです。

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2016年2月11日 (木)

西新宿の韋駄天尊とお守り

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昨年末に偶然発見した新宿ワシントンホテル敷地内の史跡「韋駄天尊」堂。読んで字の如くランニングの神様です。

今日は新宿あたりを走った際に寄ってみました。

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韋駄天尊の隣には妙な石像が・・・。「野村専太郎・ます夫妻像」と書いてあります。この韋駄天尊のご本尊は江戸中期に作られ、それ以降ずっと野村家がそれを守って来たのだそうです。専太郎さんは衆議院議員まで務めた人で、小田急建設の社長だったのだとか。それにしても夫婦並んでの像って、珍しいですよね。

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一方、お堂の右手には絵馬のラック?がありまして、ちらっと見たらやはりランナーたちが完走や良い記録を願う文面が多く下がっておりました。

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で、大江戸はせっかくなので韋駄天様のお守りを買いましたよ。ワシントンホテルB1にあるラフィーネという喫茶店で売っているのです。小さなお守りと金色の韋駄天様がついていて500円(税込)。違うタイプのものもあります。「健脚健康」と書いてあるのにあやかって、21日の青梅マラソンで問題なく走れますように。

このお守り、台紙に稲足(いなたり)神社って書いてありますし、稲足神社の紙袋に入って渡されました。

パンフレットによると、どうもこの西新宿の韋駄天尊の本務社が、あきるの市の稲足神社ってことみたいです。さらに良く読むと、どうも韋駄天尊像が存在するのは稲足神社の方で、西新宿の方には韋駄天の絵を描いた「板碑」があるってことのようです。まあ、いいけど。

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のホテルもできた頃からはだいぶ変わってきたようで、先日書いたように大々的にパチンコ屋が入っております。その他にも地下には、立ち食いそばの「ゆで太郎」なんかが入っておりました。こういうのがアジアの観光客あたりに結構ウケたりするのでしょうかねえ?

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2016年2月10日 (水)

「残穢 住んではいけない部屋」:怖くない&面白くない

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映画『残穢 住んではいけない部屋』は、昨年来(もしかしたら一昨年来)好調の松竹が、久々に「やっちまった」感いっぱいの面白くもおかしくもない作品・・・って、心霊ホラーみたいなもんだから当たり前かも知れませんが、かったるくって、全くノレませんでした。 ところがネットの意見などを見てると、なかなか評判いいんですよね、この作品。うーん、解せぬ。そもそも昨秋の東京国際映画祭でコンペティション部門に選出されたってことが、全く解せません。

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まあ小生の場合、中村義洋がなんでこんなに売れっ子になっているのだろう?といつも訝しんでいる人間なので(そうは言っても、『ちょんまげぷりん』や『みなさん、さようなら』は好きなのですが)、基本的に相性が良くないんでしょうね。

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霊感なるものとは無縁ですし、心霊現象などもほとんど一切信じていない大江戸ですので、描かれていることに興味もわかず、全然怖くもなく・・・という感じ。張り合いが無くて申し訳ないんですが、そもそも「怖さ」を目指してないですよね、この映画? じゃあ何を目指しているのかと問われても、さっぱりわからないのですが。

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(以降少々ネタバレあり) 竹内結子さんも橋本愛さんも妙に地味すぎて魅力がなくて・・・。やっぱり美人が思いっきりコワイ目に遭わないと、ホラーとして成り立ちませんよね。本作の弱点は、なぜかメインの人たちには危害が及ばず、周辺のどうでもいい人たちばかりが死んでいくことです。

こんな調子でけなすようなことばかり言ってると、祟られたりしそうなので、ここらでやめておきましょう。←って、信じてんじゃん!

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2016年2月 9日 (火)

セブンのドーナツたち+1

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昨年秋以降、セブンイレブンのドーナツがどんどん新しくなっています。

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新製品もどんどん投入されていますし、旧ラインナップも「素材も製法も見直して、もっちりふんわり」なのだそうです(CMで言ってました)。

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もともとセブンのドーナツが始まった頃の大江戸の評価としては、「甘さが足りない」だったのです。「コーヒーとの相性」がコンセプトだっただけに、単体のおいしさはミスドに負けていると思ったものでした。

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でも改良後は随分おいしくなりました。ミスドに迫っております。それでもなお、ミスドの方が上だとは思いますけれど。

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とはいえ、種類によってはミスド以上の味と言えるものも出ておりまして、例えば「濃厚キャラメルドーナツ」(茶色にチョコで3本線+ナッツ)あたりは、かなりいい線行ってます。

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で、ベストだと思うのは限定販売だった「濃厚ショコラドーナツ」。はい、この記事の一番左上の画像です。

写真のように、角切りの濃厚チョコレートがざっくざく付いてます。で、このチョコが本格派なのです。絶対うまいのです。これだけはミスドに勝ってます。クリスピー・クリーム・ドーナツにも勝てるかも知れません。ドーナツ・プラントともいい勝負できるかも知れません(いや、それはムリかも)。

1回食べたのですが、その後なかなか発見できないのが残念至極です。そこらへんも、希少価値感あおっているのかしらん?

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最後の赤いのは、昨年末に久々に行ったクリスピー・クリーム・ドーナツで食べた期間限定商品の「ハッピーストロベリー」。とにかくキレイ! ポップ! ビジュアル最高です。赤い部分の甘酸っぱいイチゴ感と、白いシュガーの甘さが相性良くって、さすがの一品でした。

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2016年2月 8日 (月)

「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」:都会派オトナ映画

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映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』は、ブルックリンを舞台に、オトナの役者たちによるオトナ感たっぷりの佳品。今やこういう映画を公開してくれるだけでありがたいって感じ、ありますよね。そんな映画状況になっちゃって、やれやれですけど。

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ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンですよ。まずもって配役が素敵です(ダイアンも今年で70歳かぁ。うーむ)。 彼らの若き日々は別の役者が演じるのですが、こういうのってアメリカ映画の場合、常に納得できる役者をもって来ますよね。ああ、この人が年取るとああなるよねって感じの。やはり役者の層が厚いってことなんでしょう。日本映画だとしばしば無理矢理な若作りメイクとかで同じ役者が演じて、非常に残念なシーンになってしまうんですけど。

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それにしてもニューヨークの不動産売買って、こんな感じが主流なんでしょうか? めんどくさー!! そういえば日本式の不動産屋さんって、あんまり無さそうですもんね。売る方も買う方も大変です。

作劇的には舞台劇のよう。もしかして原作は舞台用の戯曲?と思ったけど、そうではないようでした。でもこれ、ちょっとのアレンジで舞台化できちゃいますよね。

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ダイアンとモーガンがブルックリン・ブリッジの見えるベンチに腰かけているシーンなんて、まさにアレンの『マンハッタン』です。そしてメガネやら帽子やらおしゃれな着こなしやらのダイアンは、『アニー・ホール』のアニーがそのまま齢を重ねた感じ。 メガネといえばもう一人、メガネの少女が『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のフィービー的ポジションで出てきて、ちょっと面白いキャラクターだったのですが、最後には消えちゃって生かし切れなかったのが残念ではありました。

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2016年2月 7日 (日)

科博の「ワイン展」

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上野の国立科学博物館で昨秋から開催している『ワイン展』(~2/21)をようやく鑑賞。ブドウの栽培やワインの醸造過程や歴史やボトル、ラベル、その周辺までの展覧会。科博も面白い切り口で新機軸の展覧会を仕立て上げたものです。ワイン漫画『神の雫』とも映像面でコラボしています。

会場の壁面も(部分的にですが)レンガ造りのシャトー風に見えるようにしてありますし、樽やらプレス機やら発行桶のダミーやら、工夫を凝らしたエンタテインメント性の高い展覧会に仕立てています。いちばんバカバカしく笑えたのは、ゴム製のブドウの上を靴で踏む体験ができるってやつ。確かにブニョブニョして面白かったけど。

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日本最古のワインだとか、海底の難破船から見つかった170年前のシャンパーニュのボトルも展示されていましたが、まあ、ボトルですからねえ。飲めるわけじゃないんで・・・。 それよりもデイヴィッド・リンチがデザインしたドン・ペリニョンのボトルとボックスだとか、シャトー・ムートン・ロートシルトの歴代アーティスト・ラベルがズラリだとかの方が楽しかったですね。

大江戸にしては珍しく音声ガイドを使ってみたのですが、うーん、解説文を熱心に読まなくて済んで悪くはないけど、ちょっと説明長過ぎって感じ。見ていくスピードと合わなくて、ちょっとイライラしました。

まあ科学博物館の展覧会としてはこんなところだろうというか、これ以上軽くはできないでしょうけど、ワイン・ファンの楽しみとしては、ちょっと物足りなくもあります。まあ、「科学」が中心にないといけないから、しょうがないのですけど。本当なら、「試飲コーナー」も欲しいところです。

第2部は多少のパネル展示+物販コーナー。各種グッズと共に、ワイン各種(展覧会オリジナルを含む)も販売しておりました。ま、それよりも帰りに街のワインショップにでも行かれた方がよろしいように思いましたけどね。

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会場を出ると、巨大なシロナガスクジラ。うーん、いつ見ても見事です。いいなあ。

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2016年2月 6日 (土)

「ブラック・スキャンダル」:重苦しいがコクは無い

353975_002映画『ブラック・スキャンダル』は、『ラスベガスをやっつけろ』以来久々のジョニー・デップのハゲ映画(あんのか、そんなジャンル?)。いやー、潔いですね。日本の俳優だと、絶対やりませんよね。事務所とかCMとかいろんな絡みがあるからなのかなあ。ジョニーの場合、「白塗り」と同じ地平のメイクアップとして嬉々として演じるハゲですもんね。

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しかもこの実在した主人公バルジャーが、冷酷非道な極悪人でして、役者としてはこういう役ってよだれがでちゃうところでしょうからねえ。仲間に対しても容赦ないから、怖くて足抜けできないってのがよくわかります。『仁義の墓場』の石川力夫的な「狂犬」ですからね。

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でも大江戸がむしろ注目したのは、バルジャーと昔からのやんちゃ仲間で、一線を越えてバルジャーとつるみ続けるFBI捜査官コノリーを演じたジョエル・エドガートン。この人、『華麗なるギャツビー』にしても『エクソダス 神と王』にしても、その地位にふさわしくない卑小な人物が板に付いてます。世界のナベアツに似てます。

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それにしてもコノリーがバルジャーと不純につるんで、彼をかばっているのは見え見えなのに、なんで周囲はあそこまで手出ししなかったのでしょうか? もっと早く問題視して、引導を渡せたはずです。そこになんか『セルピコ』的な闇を感じてしまいました。

気分の良い映画ではありません。いやむしろ気分の悪い、重苦しい映画です。間違ってデート・ムービーに選んだら大失敗しそうです。 それと、ギャングスターたちの裏社会ムービーとして較べると、やはりマーティン・スコセッシ作品の「コク」ってのは大したもんだなと再確認してしまったのでありました。

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2016年2月 5日 (金)

「クリムゾン・ピーク」:赤の美学も道半ば

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映画『クリムゾン・ピーク』は、ギレルモ・デル・トロ監督が撮った現代感覚のゴシック・ホラー的世界。でも、予告編なんか見た段階では、「あ、デル・トロらしいクリーチャーものね」と思ったのですが、本作を観ても中盤まではそうだと思っていたのですが、果たしてそうではありませんでした。ミステリー的で哀しみを湛えた人間たちのドラマなのでした。これには意表を突かれました。

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(以降少々ネタバレあり) 確かに恐ろしげな幽霊は一人(とかぞえていいのでしょうか?)出て来ますが、それは結構象徴的なのでありまして、終盤に至ってようやく「あ、本当にバケモノ出て来ないんだ」とわかった時には、やっぱり何だか物足りない気がしたものです。デル・トロなのに・・・と。

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それにしても典型的なタイプ・キャスティングですね。ミア・ワシコウスカがこんな役で、トム・ヒドルストンがあんな役で、もうモロです。モロ師岡です。ジェシカ・チャスティンも今後は、こういう役が増えていくことでしょう(だって、ピッタリだったもん)。まあ、大江戸的には、女性二人が好みではないので、そこで作品への興味がぐっとダウンしてしまったのですが・・・。

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でも本作の見どころは耽美的な映像。お屋敷のプロダクションデザインやら衣装やらの凝り方は、魅せてくれます。そして雪が降ると赤土が濡れて、血のような赤になる場面の鮮烈な美学(赤と白のコントラスト!)。真っ赤な液体の入った大樽なども含めて、紅(クリムゾン)が印象的に使われています。こんなに赤/紅の美学にこだわった人って、ニコラス・ローグ(『赤い影』)、張芸謀(『赤いコーリャン』『紅夢』など)以来なのではないでしょうか? でもまだ先輩たちほどの鮮烈さ、危険なまでの美しさには届いてないと思いますけどね。

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2016年2月 4日 (木)

「デヴィッド・ボウイ・イズ」:巨星墜ちて、追悼上映

66056e_a1992955f3a941b6ad4c9ec0d224映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』は昨年1月に日本公開されていた作品なのですが、先日のボウイの死去を悼む形で再上映となりました。去年は見逃していたので、新宿ピカデリーの大きなスクリーンで観ることができて良かったです。それにしても「巨星墜つ」ですねえ。

2013年3月からロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館 (V&A)で開催された、デヴィッド・ボウイの50年に及ぶ音楽活動の集大成的な大回顧展『デヴィッド・ボウイ・イズ』の会場にキャメラを持ち込んでの展覧会ドキュメンタリー。こういう映画って、そういえば今まで無かったですよね。展覧会を観る機会がない人にとってはありがたいものかも知れません。また、これを観て展覧会も観れば、重層的に楽しめること請け合いです。

展覧会場の描写に加えて、多くの写真、そして歌うボウイや演技するボウイの映像もあり、クロージング・ナイトのイベントで語るゲストたち(含・ブロークン・イングリッシュで堂々と語る山本寛斎)がボウイを称えます。

まああくまでもデヴィッド・ボウイのファン向けの作品ではありますが、評価しつつもさほどファンとは言えない大江戸も、それなりに楽しめました。

この展覧会、2017年の春に日本にも来るようです。それはやっぱり行かないと、ですよね。

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2016年2月 3日 (水)

「サリンジャー」(角川書店)をようやく読了

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ようやくです。昨年8月に購入してから、半年近くかかってようやく読了したのがこちら。デイヴィッド・シールズ/シェーン・サレルノ著『サリンジャー』(角川書店・4,200円+税)。742ページ+αという分厚い本なので、その重量や鞄に入りにくいことから、持ち歩くのも大変なのです。だから、つい持ち歩くのを躊躇したりしましたし、それ以前にいろんな本や雑誌を「割り込み」で読んで、こいつはちびちびちびちびと呼んでいたので、あきれるほどの月日がかかってしまいました。でも裏を返せば、それだけ長持ちしたってことであり、日割りにするとコストも結構安い計算になるので、これはこれで良かったんじゃないでしょうか。

決定版的なサリンジャー伝なのですが、ほとんど全てが200人を超える人々へのインタビューで成り立っているということ(インタビューには9年以上かかったそうです!)。しかも、インタビューの断片を少しずつ組み合わせていく手法で、時系列に沿って詳細に彼の生涯を浮かび上がらせていきます。 これ実はアメリカでは同時進行的に制作されたドキュメンタリー映画になっているのだそうです(2013年公開)。観てみたいなあ。日本公開希望です!

小生は英文学科出身で、大学の卒論が『J.D.サリンジャーの作品におけるイノセンス』でしたので、卒業後もサリンジャーの名が出るたびに読んだり買ったりしていたのですが、ここまでの資料はかつてありませんでした。新発見や初めて聞く話も多かったですし、これがあると、今の学生は随分研究がやりやすくなったり密度が濃くなったりしそうですね(かえって大変なのかも知れませんが)。

ただ、全体的には彼の秘められたダークサイドも、かなり白日の下にさらされてしまっているので、かの「無垢なる聖人」が「堕ちた偶像」になってしまうことは覚悟しなければなりません。正直、かなり面倒くさい人ですし、人格的にも精神的にも問題の多い人だったことが、これまで以上にはっきりわかりました。

写真も豊富で、これまで見たことのないものが多数含まれていました。戦争従軍中の写真など貴重ですし驚きです。 本書で一番読み応えのある部分は、この戦時中のあれこれと、彼の女性(特に少女たち)関係でしょう。

そして最後の最後に書かれている、サリンジャーが隠遁中に書き続けた多くの作品がこれから死後出版されていくという情報! 本当なら凄いことです。なにしろ学生時代からそれらを読める日が来ることを願っていただけに、いよいよ本当にと思うと、うーん、感無量です(でも本当に読めるのかなあ・・・)。

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2016年2月 2日 (火)

「さらば、あぶない刑事」:チョイワルおじさんたちのフィナーレ

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映画『さらば、あぶない刑事』は、いよいよ定年退職になる鷹山&大下の最後の数日間を描いた劇場版(たぶん)最終作。大江戸はこのシリーズに何の思い入れもないので、これまで観た時も評価は低かったのですが、今回もそれが覆ることはありませんでした。久々の村川透監督作品だったので、ちょっと期待しないでもなかったのですけどねえ。

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1986年のTVシリーズ開始からちょうど30年なんだそうです。実年齢でも舘ひろし65歳、柴田恭兵64歳なんですもんねー。そりゃ定年にもなるわな。 ですけど、この二人の若いこと! 体型といい、容貌といい、動きといい、とても引退する方々とは思えません。基本、30年前とほぼ変わらないって感じ。驚異ですね。

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この二人に加えて吉川晃司という、かっこいいチョイワルおじさんたちが活躍しまくる映画でした。銃をぶっ放すし、バイクでウィリーするし・・・。一番笑えたのは、吉川が十八番のシンバルキックのように中華ランタンを蹴り落とすシーン。やっぱり『下町ロケット』の大企業の部長よりも、こっちのワルの方が本領発揮ですよね。

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(以降少々ネタバレあり) 終盤には、『明日に向って撃て!』のパクリ・シーンもあります。だからどうってことはない(作品の中で意味を持って生かされているわけではない)んですけど。

それにしても女の人の年の取り方って、男以上に難しいですよね。浅野温子はもうイタくてイタくてしょうがないし、木の実ナナさんは「こんな犬いるよね」って感じになっちゃいましたし、瞳ちゃんは押しも押されもしないオバサマになってしまいました。諸行無常の響きあり、です。

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2016年2月 1日 (月)

「の・ようなもの のようなもの』:ちょっとあっさりし過ぎでは?

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映画『の・ようなもの のようなもの』は、森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』への追悼トリビュート作。長年森田組で助監督を務めた杉山泰一監督の劇場用デビュー作でもあります。

『の・ようなもの』は’81年の公開時に渋谷の東急名画座で観て、あまりの新しさにぶっ飛んだ、大好きな作品。でも35年後のこの続編、松竹映画になったおかげで、ある程度拡大公開になっていますけど、大丈夫なんでしょうか? 作品の柄としては、都内3-4館ぐらいがちょうどお似合いだと思うのですが・・・。

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確かに前作よりもだいぶ松竹映画の匂いが出ています。まあ、杉山監督も己の資質の中に森田のポップさはないと思って、こういう映画を撮ったのでしょうけれど。でも逆に松竹映画としては、少々人情味のコクが足りないというか、さっぱりしすぎてます。ちょっとそこらが正直食い足りないのです。『の・ようなもの』の103分に対して、本作は95分。ここまであっさり終わらせなくても良かったのに・・・。

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35年後の伊藤克信が体重2倍?ぐらいになっているのに、相変わらず栃木弁丸出しで、芝居がヘタなのに驚いちゃいます。ほぼ「怪優」の域に達しております。 一方の松山ケンイチはねえ・・・。いつも、「何でこの人が主役やってるんだろう?」と思っちゃいます。←まあ、これは個人的な好き嫌いの問題なのでしょうけれど。

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志ん魚が天ぷらそば食べる場面一つとっても、前作は面白かったなあ。伊藤克信が「エビはうまいっすねえ。」と言うだけで、なぜかおかしかったものです。それに較べると・・・って、あんまり較べちゃいけないんでしょうけれど、でも較べたくなっちゃいますよねえ。

それにしても尾藤イサオさんの相変わらずの若さ!! いま72歳ですって!! 35年前から、そんなには変わっておりません。ドリアン・グレイかっ?! 

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