「残穢 住んではいけない部屋」:怖くない&面白くない
映画『残穢 住んではいけない部屋』は、昨年来(もしかしたら一昨年来)好調の松竹が、久々に「やっちまった」感いっぱいの面白くもおかしくもない作品・・・って、心霊ホラーみたいなもんだから当たり前かも知れませんが、かったるくって、全くノレませんでした。 ところがネットの意見などを見てると、なかなか評判いいんですよね、この作品。うーん、解せぬ。そもそも昨秋の東京国際映画祭でコンペティション部門に選出されたってことが、全く解せません。
まあ小生の場合、中村義洋がなんでこんなに売れっ子になっているのだろう?といつも訝しんでいる人間なので(そうは言っても、『ちょんまげぷりん』や『みなさん、さようなら』は好きなのですが)、基本的に相性が良くないんでしょうね。
霊感なるものとは無縁ですし、心霊現象などもほとんど一切信じていない大江戸ですので、描かれていることに興味もわかず、全然怖くもなく・・・という感じ。張り合いが無くて申し訳ないんですが、そもそも「怖さ」を目指してないですよね、この映画? じゃあ何を目指しているのかと問われても、さっぱりわからないのですが。
(以降少々ネタバレあり) 竹内結子さんも橋本愛さんも妙に地味すぎて魅力がなくて・・・。やっぱり美人が思いっきりコワイ目に遭わないと、ホラーとして成り立ちませんよね。本作の弱点は、なぜかメインの人たちには危害が及ばず、周辺のどうでもいい人たちばかりが死んでいくことです。
こんな調子でけなすようなことばかり言ってると、祟られたりしそうなので、ここらでやめておきましょう。←って、信じてんじゃん!
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