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2016年2月13日 (土)

「オデッセイ」:文系はサバイバルできない

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映画『オデッセイ』は、2時間22分なのに4時間ぐらいに感じられました。それだけ主人公と一緒に長い苦闘の日々を過ごしたような作品であり、一緒に疲れてしまいました。 共通点もある『ゼロ・グラビティ』は、一緒に身体を硬くして筋肉痛になってしまいそうな映画でしたが、こちらは何か心労でやつれてしまいそうでした。

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やつれたといえば、マット・デイモンのデニーロばりの(鈴木亮平ばりの?)肉体改造アプローチにも関心しました。いいじゃん、痩せたデイモン。太ったデイモンよりも精悍で知的に見えます。

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それにしても、こういう状況をサバイバルするには、理系のアタマや知識が必要なんですねえ。文系の大江戸は、すぐに命尽きてしまいそうです。いやー、持つべきは理系の友人なのでしょうか?

絵的にはリドリー・スコットの数年前の作品『プロメテウス』のようであり、『2001年宇宙の旅』みたいな場面もあり、砂の惑星でのマット・デイモンってのは『インターステラー』であり、終盤は『アポロ13』のようだったり『ゼロ・グラビティ』のようだったりしておりました。

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タイムリーと言っては何ですが、中盤に流れたデイヴィッド・ボウイの『スターマン』は素晴らしかったなあ。あそこばかりは船長のディスコ・ミュージック縛りから外れて、「良い趣味」となっておりました。映像との相乗効果が抜群でした。

(以降少々ネタバレあり) あと、中国の重要なポジションにはびっくり。考えてみれば『ゼロ・グラビティ』にも、中国の宇宙ステーションが出ていましたよね。その昔だったら、米ソで協力し合ってというところでしょう。映画は常に、その時代をよく表すメディアでもあるのです。

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