最近の良きビール
最近リッチ系のこだわりプレミアムビールが各社から発売されています。みんなそれぞれに、結構いい線行ってます。
その中でも一番の話題作、問題作かもしれないのがこちら。アサヒの『ドライプレミアム 豊醸』。「豊穣」ではなくて「豊醸」なのですね。「コク・香り・アルコール分 すべてが最大級」というコピーの通り、コクがあります。味が濃いです。つまり、従来のアサヒ路線=スーパードライ路線の対極にあるわけです。アルコール6.5%っていうのもなかなかお目にかかれない高さです。プレミアム感、ありますねえ。アサヒ路線が嫌いな大江戸としては、大いに気に入りました。
缶の色合いが似ているこちらは、サッポロの「ニッポンピルス」。「日本を味わうプレミアム」というコピーが示す通り、国産原料100%なのだそうです。小生が買ったのは最近なのですが、調べてみると昨年の12月から数量限定で販売しているようです。なかなか売れなかったのかしらん? 北海道産大麦「りょうふう」、埼玉県産大麦「彩の星」の麦芽、北海道富良野産ホップ「リトルスター」、東北産ホップ「信州早生」と言ったところを使っております。確かにピルスナーの味で、キレがあります。そして落ち着いてます。なかなか結構です。
同じくサッポロの『黒ラベル エクストラブリュー』。限定醸造です。あの超「古典」である黒ラベルの新たなチャレンジ。いやー、これはいいです。黒ラベルとはだいぶ違うんだけど、大江戸はこっちの方が好き。コク、キレ、まろやかさ、フルーティーさ、苦みなどが、丁度いいバランスで、うまいっす! 今回の6品の中では、一番好きです。
そこいくとアサヒのチャレンジである『アサヒ ザ・ドリーム』は、パッとしませんでした。糖質50%オフなのに、「究極のコクキレ」っていうコピーですが、そうかなあ? なんかどっちつかずで、コクもキレもそこそこ。ネーミングや缶のデザインも類例のない感じですし、勝負作って感じがしますが、五郎丸歩を使って宣伝攻勢をかけたりした割には、肝心の風味がそこまで凄くはないんですよねー。別に悪くはないし、「スーパードライ」なんかよりは、よっぽどいいんですけど。
キリンの商品も挙げておきましょうか。これまた限定醸造の『一番搾り 小麦のうまみ』です。一番搾りの路線で、まったりもっちり感がありながら、ムギの風味が一段と強いのです。まあ、悪くはないけど、そんなに大好きとも言えません。水色の缶はキレイで、牧歌的でもありますね。
最後にはビンもの。こちらもキリン一番搾りファミリーの『一番搾り シングルモルト』。こいつも昨年の12月から売られているようです。イギリスの単一品種のオーガニック麦芽だけを使用しているそうです。苦み走って、ストロングスタイルな風味。キリリとしたクールガイって感じです。でも「一番搾り」的な方向性とはちと違うような・・・。脂っこい料理に合わせたい1本ですね。
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