« CKBライブを初体験! | トップページ | 「あやしい彼女」:多部ちゃんの歌が見事! »

2016年4月 8日 (金)

「無伴奏」:この時代、この設定にした意味は?

354012_008
映画『無伴奏』は、学園紛争時代の学生と社会を描いた作品なのかと思ったら、途中から話はあらぬ方向に発展し、時代背景は割とどうでもよくなってしまいました。予備知識なしで観たので、結構驚きましたね。おお、そっちへ行くのか!って感じで。

354012_009

というわけで、何のためにこの時代背景でこういう作品にしたのかがよくわからない状態に陥っていると思います。うーん、矢崎仁司監督、好きだったんですよねー、『花を摘む少女 虫を殺す少女』『ストロベリーショートケイクス』の頃は。なので残念。

354012_004
画面がひどく暗いのも気になりました。だって、多くの場面で人物の顔が見えないんですよ。会話の声はすれども、表情などは全く分からず。しかも1-2ヶ所なら、何かの効果を狙ってのことか?と思うのですが、やたら多用してて、でもその意図は見えませんでした。

あと主人公たちが出入りする音楽喫茶「無伴奏」で、かなり大きな声でおしゃべりしてるのですが、あれは別の客から文句言われますよ、あの手の店では(ま、映画だから、黙ってるわけにいかないとは思いますが)。

354012_002
それにしても本作の成海璃子といい、『蜜のあわれ』の二階堂ふみといい、脱いでるのに不自然極まりない胸の隠し方(腕で押さえて)をしてるのが、何か興ざめですね。

そして池松壮亮のいつもいつもの、あの力を抜いた棒読み風エロキューション(やや訛ったような)は、いったい何なんでしょうね?

|

« CKBライブを初体験! | トップページ | 「あやしい彼女」:多部ちゃんの歌が見事! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「無伴奏」:この時代、この設定にした意味は?:

» 無伴奏 [象のロケット]
日本中で反戦運動や全共闘運動が起こっていた1969年、宮城県仙台市。 女子高3年の野間響子は、学校で親友らと制服廃止運動を開始した。 ある日、友人に誘われて入ったクラシック喫茶「無伴奏」で、彼女は大学生の渉、彼の親友の祐之介、祐之介の恋人エマの3人と出会う。 渉と付き合うようになった響子だったが、やがて衝撃的な事件が起こる…。 ラブ・ストーリー。 R-15... [続きを読む]

受信: 2016年4月 9日 (土) 05時18分

» 無伴奏 [映画的・絵画的・音楽的]
 『無伴奏』を新宿シネマカリテで見ました。 (1)予告編を見て良さそうに思えたので映画館に行ってきました。  本作(注1)の冒頭は、表紙に「DESIGN」とある大型のデッサン・ノートに、ポール・ニザンの言葉(注2)が書きつけられます。  次いで、「We shall Overcom...... [続きを読む]

受信: 2016年4月 9日 (土) 07時31分

» 無伴奏 [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。小池真理子原作、矢崎仁司監督。成海璃子、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、松本若菜、酒井波湖、仁村紗和、斉藤とも子、藤田朋子、光石研。「知的悪女」のエッセイで名 ... [続きを読む]

受信: 2016年4月 9日 (土) 09時28分

» 無伴奏 [映画好きパパの鑑賞日記]
 学園紛争を背景に高校生と大学生の複雑な愛を描いた小池真理子の自伝的小説の映画化。出演者は体当たり演技をしているのに、小規模公開であまり話題にならないのはもったいないです。  作品情報 2015年日本映画 監督:矢崎仁司 出演:成海璃子、池松壮亮、斎藤工 …... [続きを読む]

受信: 2016年4月14日 (木) 06時43分

» 無伴奏 [花ごよみ]
原作は小池真理子の半自叙伝的小説。 舞台は学生運動が盛んだった 1970年前後の仙台。 クラシック音楽喫茶「無伴奏」で 出会った男女4人の恋を描く。 主人公の高校3年生の野間響子役を成海璃子、 無伴奏で出会った響子の恋人、 堂本渉役を池松壮亮、 渉の友人、関祐之...... [続きを読む]

受信: 2016年4月19日 (火) 23時48分

» 無伴奏 ★.5 [パピとママ映画のblog]
直木賞作家・小池真理子の半自伝的同名小説を「武士道シックスティーン」「武士の献立」の成海璃子主演で映画化した青春ドラマ。学生運動が隆盛を極めた激動の1970年前後を舞台に、バロック喫茶で3人の男女と出会ったヒロインが、彼らと織りなすビターで官能的な青春模様...... [続きを読む]

受信: 2016年5月 2日 (月) 19時21分

« CKBライブを初体験! | トップページ | 「あやしい彼女」:多部ちゃんの歌が見事! »