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2016年4月11日 (月)

「バット・オンリー・ラヴ」:ロマンティストの苦悩

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映画『バット・オンリー・ラヴ』は、下咽頭癌で声帯を摘出した佐野和宏監督が18年ぶりに撮ったという作品(今世紀1本目)。脚本、主演も兼ねています。

主人公は佐野本人同様に、下咽頭癌で声を失っている設定。家族や周囲の人たちとの会話も、口からは息と小さくカポカポいう音が出るだけ。筆談ボードで意思疎通を行います。その主人公の愛ゆえの混乱と苦悩と、その末の悟りにも似た復活を描いています。

でもこの主人公、あまりにも絶望し過ぎだよなー。大江戸だったらここまで悩まないように思いました。もっと早くに現実を受け容れただろうに、と。佐野さんって、とってもセンティメンタリストにしてロマンティストなんでしょうね。

(以降少々ネタバレあり) ラストは佐野の顔のアップで、その表情の変化を見せるだけという手法が効いてます。正解です。ただ、少し芝居し過ぎかも。もう少し早く、表情が少しだけ変わった所で切って溶暗にした方が良かったのでは・・・。その後の海に光がさすラストカットも、ちょっと説明的すぎてねえ・・・。

音楽では、珍しや水琴窟の使用がなかなか結構でした。

で、終映後にスクリーン前にプロデューサーの寺脇研さんと佐野さん本人が登場し、(予定にはなかったのに)急遽ご挨拶。佐野さん、映画同様に筆談ボードをお持ちでした。寺脇さんによると、佐野氏は次回作を撮りたがっていて、東宝と組んで『マタンゴ2』を作りたいのだとか(笑)。それはともかく、確かに次回作も観たいです。お元気で、是非また撮ってください。

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