「オートクチュール展」と「MIYAKE ISSEY展」
まずは丸の内の三菱一号館美術館の『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』(~5/22)。
19世紀半ばのパリ・オートクチュールの誕生(ウォルトですね)から始まり、各年代の代表的デザイナーによる作品の数々を展示してあります。
おお、シャネル! おお、ディオール! おお、サンローラン! (中略) おお、ラガーフェルド! おお、ラフ・シモンズ!って感じなのです。
ディオールのドレスで、何千(何万?)というビーズが縫い付けてある細かい細かい手仕事の作品など、やはり生で見ると圧巻ですね。
会場内には1室だけ撮影OKの部屋がありました。
ファッション史を概観する上で、お勉強になる展覧会なのでありました。
で、もう一つは『MIIYAKE ISSEY展 三宅一生の仕事』@国立新美術館(~6/13)。
このタイトル、「三宅 一生(いっしょう)の仕事」と掛け言葉なのでしょうね。イッセイさんの初期から直近までの一生分の仕事を網羅した回顧展になっています。
会場は3つのルームに分けてあって、ルームA&Bは吉岡徳仁さん、ルームCは佐藤卓さんによるデザインです。
展覧会として隅々にまで注意、目配りが行き届いています。つまり、どんな部分のデザインにも手抜きが無いのです。イッセイの世界を表現するためのこだわりは、監視員のユニフォームや椅子にまで及びます。衣服を着せる各種のボディも、ほとんどアートですね。
こうしてまとめて見ると、そのパワーに、そのクリエイティヴィティに、圧倒されます。素材と平面性/立体性へのこだわり。いやー、やっぱり凄いですねイッセイ(まあ、川久保さんもヨージも、別の凄さがあるわけですけど)!
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