「テラフォーマーズ」:デート・ムービー厳禁
映画『テラフォーマーズ』は、三池崇史らしいdisgustingなエンタテインメント。原作ものではありますが、終始ゴキブリとか昆虫とかで攻めて来るので、特に苦手ではない大江戸でさえもだんだん胸クソが悪くなって来ます(こういうバッド・テイストは三池作品にありがちですね)。「ジャポニカ学習帳」の表紙からも(気持ち悪いと言う、虫が苦手な子供が増えたので)昆虫が消えるというご時世なのに、こんなのアリなんでしょうか(いや、蟻じゃなくてですね)? 宣伝的にはほとんど「ゴキブリ」を出さないようにしているので、間違えてデート・ムービーに選んでしまったカップルとかは、かなり悲劇ですね。いやー、そっちの顛末の方が恐ろしいです。好事家のカップルだったら、まあいいんですけど。
(←新宿バルト9にあったテラフォーマーの像)
タイトル・シーンで画面に出る文字は“TERRAFORMARS”。“Transfomer”のように“-mers”とはならず、“mars”(火星)となっているのは、原作コミックスの段階からなのですね。
各人が昆虫人間に変身する時に、その昆虫の特徴が映像と共に説明されるのが、図鑑感覚でご愛敬。なんか観ていて、小学生になったような気分です。 でも一人また一人と変身してるよりは、みんな一気に変身した方が、敵に圧勝できるのでは・・・?
まあ、VFXとか結構がんばっているのですが、最終的にそんなに面白い代物でもなく、観たらすぐ忘れてしまうような映画。ま、三池さんはそれでいいと思ってるんでしょうけれど。
続篇を意識したようなエンディングなんですけど、うーん、どうなんでしょうねえ? 大江戸は別になくていいです。
バルト9で観たのですが、新宿ピカデリーの1Fホールにも宇宙船のコックピットや隊員たちの特殊スーツの展示がありました。
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