« 「ヴィクトリア」:全編1カットの衝撃 | トップページ | 今クールのドラマの感想 »

2016年6月16日 (木)

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」:北風から太陽への変化

355782_002
映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は、久々のマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー。久々なので、メガネも変わって少しやせて、「マイケル・ムーアじゃねーよ!」の近藤春菜とは似てなくなったし、作風もちょっと変わりました。今までのように、アポなしの突撃インタビューでアメリカの恥部をえぐるラディカルさは消えて、穏健なインタビューで他国(主にヨーロッパ)の素晴らしい制度を伝える手法を持ちています。まるで『北風と太陽』の、太陽みたいなやり方です。

355782_009
軽めで、それこそTV番組的ではありますが、軽い面白さがあることも確かです。それでも最後にはきっちりと考えさせる作品です。

アメリカのことを言っているわけですが、当然のごとく日本にもその矛先を向けることができます。いや、テーマによっては日本の方がアメリカよりもひどいものだってあるのです。休日と労働時間の問題だとか、女性登用の問題だとか・・・。

355782_004

驚くべき事実が次々と出て来るのですが、小生が一番感心したのはフィンランドの学校です。 どこの学校に入るかを選んだり悩んだりすることがない。ただ単に近い学校に行く。なぜなら、どの学校でもレベルが同じだから(私立学校を作ることは法律で禁じられている)。 うーん、なるほどねえ。そして出て来る先生方が、皆さん本当に素晴らしいのです。

355782_003
ムーアの作品って、いつも最終的にはリベラルでポジティブなので、大江戸は好きです。今回の結論も「忘れていた良きものを取り戻そう」ってことで、うん、良いではありませんか。 学びましょう。もちろん、我々も。

|

« 「ヴィクトリア」:全編1カットの衝撃 | トップページ | 今クールのドラマの感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/42098/66056230

この記事へのトラックバック一覧です: 「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」:北風から太陽への変化:

» マイケル・ムーアの世界侵略のススメ [佐藤秀の徒然幻視録]
「男性優位社会が諸悪の根源」 公式サイト。Where to Invade Next。マイケル・ムーア監督。【ムーア人に侵略された国】イタリア、フランス、ドイツ、フィンランド、スロベニア、ポルトガ ... [続きを読む]

受信: 2016年6月16日 (木) 23時43分

» 『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』 ムーアが日本に侵略に来ていたならば…… [映画批評的妄想覚え書き/日々是口実]
 『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』などのマイケル・ムーア監督の最新作。  マイケル・ムーアはある相談のためにアメリカ国防総省に呼ばれる。「アメリカの軍隊は第二次大戦以来負け続けているが、どうすればいいだろうか」というのが相談の内容。ムーアはそれなら自分がひとりで侵略戦争をしようと考える。何の兵器も持たないたったひとりの軍隊であるムーアは、他国に行ってその国の良...... [続きを読む]

受信: 2016年6月17日 (金) 18時57分

» マイケル・ムーアの世界侵略のススメ [象のロケット]
これまで、銃規制、対テロ戦争、医療保障、資本主義など、アメリカ国内に巣食うタイムリーな社会問題を題材にしてきた映画監督マイケル・ムーア。 彼は、多くの戦争をしてきたものの全然良くならない祖国を憂い、なぜか天敵であるはずの政府の代わって、世界各国へ出撃することにした。  今回の“世界侵略”の目的は、アメリカ人から見たら非常識な各国の「常識」を略奪し、アメリカに持ち帰ることだった…。 ドキュメンタリー。... [続きを読む]

受信: 2016年6月19日 (日) 13時46分

» 世界のからアレを略奪しましょ! [笑う社会人の生活]
6日のことですが、映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」を鑑賞しました。 度重なる侵略戦争が良い結果にならなかったアメリカ国防総省幹部から悩みを持ちかけられたムーア そこで自身が国防省に代わり「侵略者」となり 世界各国から「あるモノ」を略奪するために出...... [続きを読む]

受信: 2016年7月 7日 (木) 10時57分

« 「ヴィクトリア」:全編1カットの衝撃 | トップページ | 今クールのドラマの感想 »