「団地」:THE EXTREME 怪作
映画『団地』は、驚くべき怪作ですね。阪本順治監督の映画を知っている人が観たら、あっけに取られてひっくり返ってしまいそうです。そして「阪本監督、頭がおかしくなったんじゃないか??」と思ってしまうような作品です。
変でも何でも面白ければ、結構小生の好みなんですけど、この作品は合いませんでした。まあ大江戸の場合、阪本作品で面白いと思ったのって『魂萌え!』ぐらいなので、よっぽど相性が悪いのでしょうね。なにしろつまらなくて呆れていた『大鹿村騒動記』が「キネ旬」2位になって、ぶっとんだのが小生ですから。
ネタは最初から想像できるように作ってありますが、本当にそのような「まさか」の展開になるので、あっけにとられます。いわゆる「四畳半SF」にがっぷり取り組んでおりますが、ぎくしゃくと異物感たっぷり。ヘンテコな笑いの要素も、あまり笑えなかったなあ。 終盤に主要登場人物2人+2人が大声で話し続ける場面などは、「もう勘弁してくれ」って感じに虚しかったです。撮影現場の光景を想像すると、さらに虚しくって・・・。
(以降ネタバレあり) でも『キネマ旬報』見ても、映画サイトをみても、本作の評判が良いんですよねー。またしても、です。阪本順治の支持され具合に、こっちにしてみれば、「えーー??」って気持ちです。もしかして、良い評価を書いた人って、みんな地球に潜入している宇宙人だったりして。
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コメント
何を隠そう、私も宇宙人です(笑)。
えー「大鹿村騒動記」ダメでしたか。これ私は原田芳雄の遺作という事もあって、大好きなんですが。
“阪本ワールド”にどっぷり嵌まってしまっているのかも知れませんです。
投稿: Kei | 2016年6月19日 (日) 01時26分
Keiさん、コメントどうも。
うーん、宇宙人多いですねー。てことは、むしろ小生の方が宇宙人だったりして(笑)。
まあ、映画の好まは人それぞれってことで。
投稿: 大江戸時夫 | 2016年6月19日 (日) 21時01分
「好ま」じゃないよー。「好み」だよー。
てへぺろ😜
投稿: 大江戸時夫 | 2016年6月19日 (日) 21時03分