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2016年7月10日 (日)

「存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48」:随分と変わりました

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映画『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』は、これまでの圧倒的に見事な4作品を手掛けた高橋栄樹監督から、元NHKプロデューサーで長年にわたりAKBを追い続けて来た石原真監督に代わったということで、作品の雰囲気もだいぶ変わりました。 

石原さん自身がカメラもインタビューもナレーションも担当し、画面にもしばしば登場します。まあそれでも出来が良ければいいのですが、うーん、高橋監督作に較べるとぐいぐい惹きこまれた場面や感動できた場面は少なかったですねえ。

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内容的には13、14、15期といった若い世代をかなりフィーチャーしていて、そこがコアメンバー中心だったこれまでの作品とは違うところ。まあ石原さんにしてみれば、「中心メンバーたちは今さら描くまでもないでしょ」ってことなのかも知れませんが、やはり作品の「強度」が減退してしまった感は否めません。JKT48を追ってジャカルタまで行ってるあたりは、頑張ってるんですけどねー。

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AKBの10年を追うって意味では、卒業して焼肉屋のオーナーをやっているメンバーだとか、お母さんになったメンバーだとかを描いたり、つんく♂やももクロのマネージャーや『文藝春秋』の記者に直撃インタビューをしたりして、かなり盛りだくさんな内容なのですが、逆に盛りだくさん過ぎて散漫な印象や「迫り切れていない」印象も・・・。あの“熱い”たかみなさんが去ってしまったのも、作品的には痛いところだと思います。

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6月18日に行われた「総選挙」の映像もたっぷり使われているあたりの鮮度溢れる「撮って出し」感は、これまで同様。でもやはり大江戸は、そんな舞台裏のスリルや悲喜こもごもの人間模様の方を見たかったのです。ええ、出来の良いマンネリズムは、結構好きなもので。

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