「ピーターラビット展」@Bunkamura
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、『ピーターラビット展』(~10/11)を観ました。冠に「ビアトリクス・ポター生誕150周年」とついていて、ポスターなどにも150マークが入っております。
ビアトリクス・ポターの原画(10㎝四方ぐらいのものが多く、みんな小さいのです)を中心に、彼女の生涯と作品を網羅したオーソドックスな展覧会。夜7時までのところ6時から鑑賞したので、混雑によるストレスなしで観ることができました。
以前より『ピーターラビット』で一番衝撃的なのは、ピーターのお父さんがお隣さんにつかまってミート・パイになったのだという件りだと思っていましたが、会場内のパネルに、そしてよく見ればチラシにも出ているキャラクター一覧の中に、ありました!更なる衝撃!!
他のキャラクターは当然ながらみんなウサギや猫やカルなどの絵なのですが、ピーターのお母さんの隣にはパイの絵があって、そこに平然と「ピーターのおとうさん」と記してあるのです。これにはなかなか度肝を抜かれます。英国式ブラックユーモアなのでしょうか? 小さい子には、ある種のトラウマになりそうな気も・・・。
カエルはチョウチョのサンドウィッチやテントウムシのソースをかけたバッタを、ネコはネズミのパイを食べたりもしています。まあリアルといえばリアルなのでしょうが、こちらもなかなかブラックですね。あと最後の方にあった昔の日本における本や雑誌のコーナーで、『ピーター兎』とあったのはともかく、『ピータロー兎』ってのには、ぶっとびました。ピータロー・・・。
会場最後のコーナーの英国ロケをした動画には、ディーン・フジオカがナビゲーターとして出演しておりました。彼は、会場の音声ガイドもやっているのですよね。
そして物販コーナーがWao!でした。思わず買いたくなってしまうような商品が、オリジナル品も含めて充実しておりました(必死に物欲を抑えて、買わなかったのですけど)。
あと、この展覧会、ポスターなど宣材や会場のデザインが実に良いですね。シンプルかつ、ピーター・ラビットやポターの世界をよくわかった展示や告知となっていると思います。洗練された良い仕事です。
| 固定リンク
コメント