今日の点取占い255
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コンビニ・ドーナツが苦戦しているなんて報道がありましたが、小生が最近食べたドーナツのご報告。
まずはセブンイレブンの『ポムドーナツ チョコ&バナナホイップ』。
ポムドーナツって、もちもちしこしこしていて、好きなんです。で、2つ割にしたドーナツの間にチョコチップまぶしのバナナホイップクリームが入っているって趣向。まあ、間違いのないおいしさですね。
続いてこちらは同じくセブンのポムドーナツの『塩キャラメルホイップ』。
こちらも間にクリームがはさまっていて、間違いのない感じ。しかも「塩キャラメル」が、ちょっぴりオトナ感を演出なのです。
こちらもセブンイレブンンの『レモンドーナツ』。見た目がキュートですよねー。浮き輪みたいだし。トラみたいだし。
爽やかなレモン味と、はちみつ風味のシュガーグレーズが相性もよろしく、きちんとおいしくできてます。
そして最後に、スターバックスのドーナツです。大ぶりです。 じゃん、季節のおすすめ、『パッションフルーツクリームドーナツ』です。
片面コーティングだけではなく、ドーナツの中にぐるりと1周パッションフルーツクリームが入っているのです。いやー、夏らしいお味です。セブンのドーナツの倍ぐらいの価格ですが(240円+税)、結構満足度高いっす。
カロリーや糖質は気になるけれど、みんなもたまにはドーナツ食べましょうよ。甘いもの嫌いの村上春樹さんも、ドーナツだけは好物ですよ。小生は昼食の量を減らしたり、軽いものにして、プラス・ドーナツ作戦に出ることがあります。
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ちょっと衝撃ですよね。コイケヤの『ポテトチップス みかん味』!
普通その発想はないですよねー。パッケージには「あまずっぱくて爽やかな味」と。 さて凶と出るか吉と出るか?
以外にも「吉」でした。ビールのつまみというより、あくまでも「お菓子」なんですよね(でもビールのつまみにしてましたけど)。さわやかなみかん味で、ほのかに甘いという、そこらへんがさりげなくって良いのです。
あ、色はあくまでも普通のポテチです。
こうなりゃ「いちご味」でも「メロン味」でもどんと来いって気になりました。
しばらく前に、カルビーの『ポテトチップス うなぎのかば焼き味』を紹介しましたが、まあ確実にそれ以上のインパクトとイノベーションだと思います。
で、うなぎつながりでご紹介しますのが、明星の『一平ちゃん 夜店の焼そば 蒲焼のたれ味』。これも蒲焼き味のチップス同様、かなりイマイチイマニです。どうでもいいけど、ポテチの方は「蒲焼き」ですが、こちらは「蒲焼」です。
いずれにしても、うなぎの蒲焼を感じません。一応「うなぎエキス」が入っているようですが、そしてふりかけにも山椒が入っているようですが、あまり感じません。そしてカップ焼きそばを蒲焼のたれ味にするよりも、普通のソース味の方がだんぜんおいしいという厳然たる事実。
ま、チャレンジが成功する確率は低いんですよね。それでも、失敗は成功の素。これからも冒険心を失わないでくださいね。
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映画『ヤング・アダルト・ニューヨーク』は、ノア・バームバック監督が『イカとクジラ』『フランシス・ハ』に続いて、現代ニューヨークの息吹と悩みを少々シニカルに描いた作品。ベン・スティラー、ナオミ・ワッツ、アダム・ドライヴァー、アマンダ・サイフリッドというアダルトとヤング二組のカップルを描いておりますが、監督としては当然自分の世代であるベン&ナオミ夫妻の方に、暖かい視線を寄せています。
これまで以上にウディ・アレン的なテイストを織り交ぜておりますが、アレンからはやはり30度ぐらいズレてます。主演のベン・スティラーと俳優ウディ・アレンの資質の違いということもあって、よりハードな印象を受けます。ただ彼以外のキャストに関しては、そのままアレン映画の中に入っていても、違和感ないと思います。アマンダ・サイフリッドなんて、最近アレンがお気に入りのエマ・ストーンと入れ替え可能な感じですもん。
本作って、ジェネレーション・ギャップや世代間の抗争を描いたみたいに言われてますけど、本当にそうなんでしょうかねえ。単に、AさんとBさんと・・・といった「個」の差の問題なのではないでしょうか?
(以降ややネタバレあり) 何はともあれ、ラストのベン&ナオミ夫妻の和解がなかなか良い味わいです。それがある種の諦念やほろ苦さを含んでいることが、効いているのです。
劇中曲としてポール・マッカートニー&ウイングスの『1985年』が使われています。1973年のアルバム『Band on the Run』に入っていて、「(12年後の)1985年にはもう誰も生き残っちゃいないよ」ってな曲。劇中の若いカップルは'85年生まれぐらいの設定なのでしょうか? 実際にアマンダ・サイフリッドは’85年生まれです。 同じくポールの『幸せのノック』(Let'em In)もエンドタイトルに使われていて、映画冒頭の言葉や本作の内容との符合を示しておりました。
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湘南BMWスタジアム平塚で、湘南ベルマーレvsガンバ大阪を観戦。残り8試合で、残留圏15位チームと勝ち点差7と、かなりヤバイ状況になっているベルマーレですが、大江戸は奇跡的残留を信じております。
で、ファーストステージは3-3で引き分けたガンバですが、宇佐美が抜け、今野が欠場し…と、今日は勝てそうな気がするんですよね。
天候はずーっと雨。ポンチョをかぶっての観戦です。このスタジアムは屋根が数百人分しかないので、ほとんどの人がポンチョで濡れながらの観戦。ガンバさんの吹田スタジアム(観客席全体に屋根がある)がうらやましいっす!(てゆーか、大抵のスタジアムがうらやましいのですけれど)
今日は「ベルミネーション開催」ってことで、つまり選手入場時にグリーンのライトで盛り上げる演出があるということで、エンブレムが光るペンライト(1,296円)を大江戸も買いました。他には200円の使い捨てライトもありました。 しかーし、肝心の入場時に照明が消えなかったんで、ほとんど効果なし。明るい中じゃ意味無いじゃん。ファーストステージのマリノス戦@日産スタジアムでは、ちゃんと照明消してましたよ。きれいに光ってましたよ。 わざわざ買ったのにがっかりな人も多かったのでは? まあいいや、何かのコンサートで使おう。
試合は、開始早々の3分に三竿の地をはうミドルシュートで、湘南が先制! しかし26分に、ガンバの長沢が個の力を見せつけて
同点ゴール。 後半にもコーナーキックから長沢が高さ(192cm)で決めて、1-2と逆転されてしまいます。
それでも時々湘南のチャンスが訪れるのですが、なかなかシュートに持ち込めず、もたもたしてるうちに相手ポールになってしまうような展開。最終盤にはジネイ、ウェズレーに加えてアンドレバイアまで上がって、「ブラジリアン3トップ」になっていましたが、それでもゴールを奪うことはできず、結局は悔しい敗戦となりました。
決して悪くないサッカーをやっていたりするのですが、決めきれず、守り切れずで、強豪との対戦が続いた7、8月に8連敗となってしまいました。
ただ大江戸の予想としては、対戦相手が比較的「勝てる」チームになってくる9月からは、勝ちまくることになっています。とはいえあと7試合しかないので、状況は厳しいのですが・・・。
そうそう、ベルマーレクイーンの5人も今日は透明ポンチョを着ての応援。去年今年と比較的雨のホームゲームが少なかったので、小生も久しぶりにポンチョを着ました。やっぱり雨の日の観戦は不自由だし、嫌なものです。
でも、いいことが一つ! 入場口で配られるマッチデイ・プログラムの来場者プレゼントに初めて当たりました! 「SUPER LUCKY!」というスタンプが押してあって、ベルマーレ特別バージョンのパイロット・フリクションペンをもらいました。
19年間このスタジアムで結構な数の試合を観てますけど、いつも「当たらないもんだなあ」と思ってました。でも、とうとう当たりました! こんなことがあるんだから、奇跡の残留だってきっとありますよね!←都合の良い解釈(ポジティヴとも言う)
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映画『火 Hee』は、桃井かおり主演作にして、桃井かおり2本目の監督作品。全編72分のほとんどが桃井かおりの一人芝居(というか、時々言葉を挟む医師へのほぼモノローグ)です。
桃井さん、とにかく自分がやりたい役を、自分でやりたいように演じてます。監督としては、女優桃井を自由に、心行くまで演じさせてあげてます。要するに、「だれも止める人がいない」状態です。女優としては、気持ちよかったでしょうねえ。クロースアップも多いし。
精神を病んだ女の役。おまけに売春婦。思いっきり作りこんで演じられる代表例です(だからこういう役を演じてオスカーを手にした女優は、何人もいるわけです)。でも、思いっきり桃井節全開ですから、観る人によって評価は分かれるでしょうね。大江戸はちょっとしんどかったですね。「勘弁してくれ」な思いにとらわれ続けました。ワン・ウーマン・ショーすぎて・・・。舞台劇だったら、完全に一人芝居にしてしまうところでしょうね。
桃井が話をする精神科医の奥さん役が藤谷文子。久々にスクリーンで見ましたが、彼女も今年36歳(二十代のころは何してたの?)。で、年齢以上に堂々たるオバさんになっていて、ちょっと残念。 それ言ったら、桃井さんなんか65歳なんですよね。若いなあ。SK-Ⅱの広告、説得力ありますよねえ。
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松屋銀座で開催中の『没後20年 特別展 星野道夫の旅』(~9/5)を観ました。もう20年・・・ですか。星野さんは1952年生まれだから、生きていたとしたら今年64歳。どんな仕事をしていたでしょうか。
この会場での星野道夫の展覧会は、もう何度も観ています。展示されていた作品も、傑作選的に有名なもののオンパレードでした。 まあ自然と動物の写真なので、古びることはありません。この普遍的な力を持つ星野さんの写真と若い世代が、新しい出逢いをしてくれるといいですよね。
会場内随所に配されている星野道夫の言葉も、これがなかなかいいんですよね。
最後の部屋で動画を上映していましたが、移動するカリブーの群れを空撮するところなんて、何という光景なのでしょうね! 大江戸は都会派なので、大自然への深い興味は無いのですけれど、こんな光景にはまさに「センス・オブ・ワンダー」を感じて、唸ってしまいますね。 柄にもなく、地球ってなんだろうとか動物とは?人間とは?生きるとは?みたいなことをちらっと考えてしまいます。
そして小生が好きなのは、枕みたいな形をした白いアザラシの赤ちゃんの写真なのでした。
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映画『健さん』は、高倉健LOVEなトリビュート映画。ほとんどの部分が内外の映画関係者へのインタビューで成り立っています。そのメンバーがマイケル・ダグラス、マーティン・スコセッシ、ジョン・ウーから降旗康男、山田洋次、梅宮辰夫、川本三郎まで(+実の妹や付き人さん)、なかなか豪華なのです。
その一方で、映画作品のフッテージは、任侠ものから少しだけ+『ブラック・レイン』、『友へ チング』ぐらいだったのが寂しかったですね。あまり聞いたこともないような独立プロダクションが制作しているので、大手映画会社が協力してくれなかったのでしょうか。だとしたら、ちと寂しいことですね。
本作で探求されている高倉健は、きっと彼のごく一部。「ある角度から見た高倉健」に過ぎないのでしょう。観終わってしばらくすると、「あれ?結局健さんの何が明らかになったわけでもないのだなあ」と気づきました。小田剛一(本名)がセルフ・プロデュースした「高倉健」って人は、最後まで「ザ・日本の男」を演じていただけで、その実像は最後まで謎のままなのです。
健さんがお酒を飲まないでコーヒー一筋の人だってのは有名なので知っていましたが、彼の淹れたコーヒーが実は激マズだったとか、酒を飲まなくなったきっかけが「酔ってタクシーの運転手をボコボコにしちゃったことがあったから」ってのは知りませんでした。てか、バラして良かったんでしょうか、それ?
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渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、『ピーターラビット展』(~10/11)を観ました。冠に「ビアトリクス・ポター生誕150周年」とついていて、ポスターなどにも150マークが入っております。
ビアトリクス・ポターの原画(10㎝四方ぐらいのものが多く、みんな小さいのです)を中心に、彼女の生涯と作品を網羅したオーソドックスな展覧会。夜7時までのところ6時から鑑賞したので、混雑によるストレスなしで観ることができました。
以前より『ピーターラビット』で一番衝撃的なのは、ピーターのお父さんがお隣さんにつかまってミート・パイになったのだという件りだと思っていましたが、会場内のパネルに、そしてよく見ればチラシにも出ているキャラクター一覧の中に、ありました!更なる衝撃!!
他のキャラクターは当然ながらみんなウサギや猫やカルなどの絵なのですが、ピーターのお母さんの隣にはパイの絵があって、そこに平然と「ピーターのおとうさん」と記してあるのです。これにはなかなか度肝を抜かれます。英国式ブラックユーモアなのでしょうか? 小さい子には、ある種のトラウマになりそうな気も・・・。
カエルはチョウチョのサンドウィッチやテントウムシのソースをかけたバッタを、ネコはネズミのパイを食べたりもしています。まあリアルといえばリアルなのでしょうが、こちらもなかなかブラックですね。あと最後の方にあった昔の日本における本や雑誌のコーナーで、『ピーター兎』とあったのはともかく、『ピータロー兎』ってのには、ぶっとびました。ピータロー・・・。
会場最後のコーナーの英国ロケをした動画には、ディーン・フジオカがナビゲーターとして出演しておりました。彼は、会場の音声ガイドもやっているのですよね。
そして物販コーナーがWao!でした。思わず買いたくなってしまうような商品が、オリジナル品も含めて充実しておりました(必死に物欲を抑えて、買わなかったのですけど)。
あと、この展覧会、ポスターなど宣材や会場のデザインが実に良いですね。シンプルかつ、ピーター・ラビットやポターの世界をよくわかった展示や告知となっていると思います。洗練された良い仕事です。
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映画『ニュースの真相』は、『スポットライト』と2本立てにしたくなりますね。現代の報道最前線を描く実話ベースの映画として、報道を志す学生などには格好の教材となることでしょう。
それにしても上記の両作とか『トランボ』とか、こういう社会的テーマ性やメッセージ性の強いまじめな作品を作り続けている、しかもエンタテインメントとしてきっちり成功させているハリウッドには、やはり敬意を表したいと思います。
メディアの光と影両面を描き、そこから報道に関する普遍的な真実のようなものが立ち上って来ます。いや、それ以上に「会社」とか「社会」とか「人間」みたいなもののショー・ケースとしてもリアル。そんな世界をメインキャストとして立ち回るケイト・ブランシェットは、さすがに実力派ナンバーワン女優の貫禄と(いつもながらの)名演。
そしてロバート・レッドフォードが久々に「らしい役」で、良いです。近年のレッドフォードって「わあ、老けたなあ。シワだらけになったなあ。」って常に(今回も)思っちゃいますけど、ハンサムがそのままの顔で年取っちゃったがゆえの悩みですね(ま、悩んでないかもしれないけど)。スーツにレジメンタル・タイの姿を見ると、『候補者ビル・マッケイ』のウン十年後みたいです(あと、彼の監督作『クイズ・ショウ』のレイフ・ファインズの格好のようでもあります)。
事実とはいえ、苦い苦い結末です。でも作った人たちにしてみれば、報道関係者の人たちに「勇気を!」(Courage!)とエールを送っているのでしょうね。 やけに政権側の顔色を忖度するどこかの国の報道業界のことが、何度も頭に浮かびました。
やたらと「リベラル」という言葉が出て来る映画でもありました。リベラルの危機は日本ばかりではなかったのですね。
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映画『イレブン・ミニッツ』は、イエジー・スコリモフスキ監督78歳の新作。かなりアグレッシヴに実験しておりまして、新しいです。若々しいです。30代の監督みたいなタッチです。そして、えらく面白いです。
さまざまな登場人物たちの午後5時から5時11分を、行きつ戻りつ重層的に描きます。まあ実際は5時前から描かれている部分もありますので、厳密な11ミニッツではありませんが、とにかく「時間のキュビスム」とでも呼ぶべきこだわりと実験精神が、広く普遍的な意味での「人生」と、その偶然性をあぶり出していきます。その手さばきが実にスリリングなのです。
進行するに連れ、画面には不穏な、只事ではない空気が流れます。特に「音」が不安を掻き立てていきます。絶対この後でとんでもない事が起きると、観てる誰もが思うのです。何しろ広告にも「観客誰もが想像し得ない前代未聞、驚愕のラスト・シーン」とか書いてありますし。
(以降ネタバレあり) 大江戸は「飛行機がビルに激突するとか、街なかに墜落する」とか、あるいは「空に宇宙人の円盤か何かが現れて、どえらい事が起きる(阪本順治の『団地』みたいに)」とかを考えたのですが、さすがにそこまで突飛ではありませんでした。
でもやはり見たことのないラストではありましたし、ブービートラップ的に連鎖する悲劇(カタストロフィ)が、ある種の開放感(カタルシス)を伴っているという戦慄すべき事実。そして、それらが膨大なモニター画像の海に飲み込まれていくという現代的寓意性。我々も、世界と偶然と自分の関係を否が応でも考えざるを得なくなるのです。
これまで観たことのないような映画ですし、そういう新しいクリエイティヴィティに出逢うことは、映画ファンにとっていつでも刺激的な喜びなのです。
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リオ五輪、昨日の「男子50km競歩」はLIVEで見ました。大江戸は競歩が大好きで、むしろマラソンよりも好きなのです。夏の五輪の種目としては、サッカーの次に好きだと思います。まあ、やってる方々は「生まれてきたのを公開するほど苦しい」そうですけどね。
ゴールまで3時間40分ぐらいかかるんで、見てるのも大変なんです(ちなみに昨日の優勝タイムは3時間40分58秒)。
いやー、マラソンよりもいろんなドラマがあるのが競歩で、昨日のレースは反則(歩形違反)による上位選手の退場こそほとんどなかったものの、やはり多くのあっと驚くドラマがいくつもありました。
32㎞までトップを独走していたディニ(フランス)の突然のストップ→再開→倒れこみ→再開→へろへろよろよろ→再開・・・という、信じられない展開。それなのに最終的には8位でゴールしたという驚異の結果ですとか・・・。
そんな中で荒井の銅メダル獲得(日本競歩初!)にはやはり感銘を受けましたが、・・・朝起きて新聞を読んだら「失格で銅取り消し」と書いてあってびっくり! ただその後すぐネットの情報で「日本の再抗議で銅メダル確定」とわかり、ホッとした次第。 荒井選手、実に安定していましたもんねー。問題の抜き返したところだって、あの接触なら問題ありませんし。
表彰台でのメガネをかけたアスリートらしくない雰囲気や、インタビューでの柔らかな受け答えも良かったですね。
日本の競歩がオリンピックで初めて獲ったメダル! 2020東京ではもっと期待できそうですよね(見に行かねば)。
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横浜の赤レンガ倉庫1号館で開催中の『誕生60周年記念 ミッフィー展』(~8/24)に行って来ました。
1955年にミッフィー(ナインチェ)が誕生してから60周年ってことで昨年松屋銀座を皮切りに開かれた展覧会の巡回展。
(松屋銀座開催時のレポートはこちら↓)
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-c628.html
午後7時まで(入館は6:30まで)の展覧会で、6時過ぎに入ったので、ゆったりと観ることができました。
同じ内容でも展覧会場が違うと、また趣が違うものなのですね。そして、いつ見てもミッフィーはいいなあ。究極のデザイン性を持っています。
この展覧会は展示品もさることながら、物販コーナーの充実度がハンパじゃなくって。今回も2階の会場を出た所にもありーの、階段を下りて1階にもありーので、その品数の多さと領域の広さが圧巻でありました。
会場を出るともう薄暗くなっており、倉庫のライトアップが美しくなりかけているのでした。
で、日本大通り駅の方へ向かうと、なんだこりゃー! 「ここは日本なのか?!」と思うような建物が! これが開港記念館なのですね。いやー、ヨーロッパとかボストンとか、そんな感じです。
さすがは、ィ横浜です←横山剣さんの影響。イーネ!
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映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は、脚本家ダルトン・トランボへのハリウッドの迫害を通して赤狩りの時代を描きながら、最終的には自由や人としての信念や家族愛をあぶり出す力作。社会派としてのメッセージを持ちつつも、娯楽映画として高いクォリティを持っていることに感心してしまいます。逆に言えば、娯楽映画としての質が高いがゆえに、作品のメッセージ性も観る者に無理なく届くのです。
それにしても、『ザ・フロント』『真実の瞬間(とき)』『グッドナイト&グッドラック』、そして本作と、忘れ去ることなく「赤狩り」告発映画を作り続けるハリウッドって、なんだかんだ言って懐が深いと思います(まあ時にはコーエン兄弟の『ヘイル、シーザー!』みたいなわかのわからん作品もできちゃいますけど)。やはり、ものを表現する人間としては忘れてはいけない、歴史上の大きな過誤ですからね。
とにかく役者たちの芝居合戦になっていて、それぞれに味わい深い演技を見せてくれます。ブライアン・クランストンのトランボが主演男優賞ものの素晴らしさなのは言うまでもなく、奥さん役のダイアン・レインがさりげなくも味のある芝居で魅せてくれます。彼女ここのところ『マン・オブ・スティール』と本作とで、遂に名(助演)女優になりました。 そして、常に出演作の価値を1~2割は高めてくれるジョン・グッドマン。彼もここに来て、『10 クローバーフィールド・レーン』と本作とで、これまで以上の名優へとステップアップした感があります。 ヘッダ・ホッパーを演じるヘレン・ミレンの憎々しさも、さすがとしか言いようがありませんね。
トランボが復権を果たしていく終盤は、やはりハリウッド的な娯楽映画の作りが上出来で、感動できます。 これまで『オースティン・パワーズ』とか『ミート・ザ・ペアレンツ』なんかを作っていたジェイ・ローチ監督が突然こんな傑作をものにしたことに、正直驚きました。まあ、それほど「脚本が大事」ってことの証みたいなものですけどね(本作はTV畑出身のジョン・マクナマラが書いた初の映画脚本)。
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映画『ターザン:REBORN』を『ジャングル・ブック』の後にすぐ「はしご」で観たのですが、いやー、かぶるかぶる。ジャングル、動物たち、動物に育てられた主人公、動物と意思疎通のできる主人公、水牛の群れの疾走、密林の中の高速アクション、etc. しばらくたったら、印象も映像もみんなごっちゃになってしまいそうです。
さらに、つる植物を渡り飛んでの高速滑空ビュイーン!なんて、かなり『スパイダーマン』ではありませんか。 更には(いくら木製とはいえ)汽車の壁面ぶっ壊しちゃうなんて、どんだけ力が強いんでしょう。 そう、「生身のマーヴェル・ヒーロー」って感じですね。
ターザン役アレキサンダー・スカルスガルドの「見せる筋肉」(特に6パックス)が凄いっす。これに較べると往年のターザン役者ジョニー・ワイズミュラーの筋肉なんて、いったい何なんでしょうと思わざるを得ません(オリンピックで金メダルを獲得した水泳選手なのに)。でも、アレキサンダーがアップになるたびに、親父さん(ステラン・スカルスガルド)が二重写しになって困りました。
ジェーン役は売り出し中のマーゴット・ロビー。来月公開の『スーサイド・スクワッド』(ハーレイ・クイン役)の予習として、本作の彼女を観ておいて良かったです。
一応(オマージュ的にではありますが)、あの「ア~アアー!」の雄叫びめいたものが聴けました。あれがなくっちゃ「ターザン」じゃないって思う小生みたいな人が結構いますもんねえ。え、いない??
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映画『ジャングル・ブック』は、主人公の少年以外動物たちも、そしてジャングル自体もすべてCGだってことで、びっくり。ほとんど「天地創造」レベルではありませんか。ってか、ロケして実写撮った方がよっぽどラクでしょうに。ま、それほどまでに全てをコントロールした作品ってことで、いやー『マレフィセント』とか『シンデレラ』とか、近年のディズニー実写路線って、ハイ・クォリティですよねー。
まあ、ウォルト・ディズニーの時代にCG技術があったら、ウォルトだって最初から(アニメーションではなく)こうしていたって気もしますもんね。
そして、「動物たちがしゃべる」なんてリアルな嘘を上手に(違和感少な目に)ついているのです。
『アイアンマン』のジョン・ファヴローが監督してるだけに、アクションのスピード感と強度が実にしっかりしています。 一方で、ハードに傾きがちな物語に柔らかさを与えるコメディリリーフ的なクマのキャラクターがいいですね。字幕版で観ましたが、これビル・マーレイによる吹き替えなのです。それを言ったら、巨大ザルはクリストファー・ウォーケンで、歌まで歌っちゃいますし、妖しい大蛇はスカーレット・ヨハンソンでした。ベン・キングスレーやルピタ・ニョンゴも動物を演じていて、稀に見る(いや、まれに聞く)豪華な配役ですね。
『ジャングル・ブック』の本のページから動物たちが飛び出すエンド・タイトルがユニークでした。よく出来てます。
実はこの作品の30分後にはしごで『ターザン:REBORN』を観たのですが、いやー、かぶるかぶる。ほとんどごっちゃになってしまいそうでした。
映画『ゴーストバスターズ』は、1984年の同名作のリメイク。思えば、3年前に『あまちゃん』で杉本哲太が「ゴーストバスターズ!」と歌った(?)時から、その胎動は感じられたのです(ウソ)。 予告編を観た段階から、あのテーマ曲、あの幽霊禁止マーク、あのゴーストたち・・・と、かなり原作に忠実なリメイクだということが分かりました。そして、一番の興味であり一番の不安材料でもあったのが、マシュマロマンをどうするかということでした。
(以降ネタバレあり) で、マシュマロマン好きとしてはダメでした。一応の敬意を示すために「違う形で」登場させてはいるものの、本来のマシュマロマン登場のクライマックスは用意されず、なんともがっかりなことになっておりました。なんなんでしょう、あのブサイクな巨大ゴーストは? そもそも前作も大した映画じゃなくって、むしろ「無能アイヴァン・ライトマン」らしい面白くもない作品なんですけど、マシュマロマンの愛嬌でもっていたような所があります。マシュマロマン登場の前フリとしてのダン・アイクロイドのボーイスカウト話も最高なのですが、そこらも無いんじゃねえ・・。
そしてもう一つの違いはゴーストバスターズたち4人が女性だってこと。小生は別に女性だって面白ければ構わないと思っていたのですが、・・・これがまた面白くないんですねー。アメリカ的にはこれって面白いんでしょうか?? ゲスト出演的にビル・マーレイが出て来ますし、カメオでダン・アイクロイドも出て来ますが、まあコメディアン(エンヌ)としての格が違うというか、味わいが全然違うんですよねー。 これに較べたら、「あ、’84年版って結構面白かったのかな」なんて思ってしまいそうです。とはいえ、『ゴーストバスターズ2』ほどの超絶最悪ゾーンにまでは至りませんけどね。
前作になかったポイントといえば、クリス・ヘムズワースの「観賞用バカ男子」の存在。まあ、ちょっとは笑わせてもらいました。エンド・タイトルまで独占しちゃうし!
最後の方ではシガニー・ウィーバーも出て来ました。この夏は『ファインディング・ドリー』と本作とで、時ならぬ「シガニー・ウィーバーまつり」ですね。 あと、エンドクレジットでハロルド・ライミスが亡くなっていたことを知りました。合掌。
あと’84年版ではできなかったことって意味で、3Dで観たのですが、飛び出し感も奥行き効果もまったく無くて、損しました。これは2Dで十分です。
それにしても、8月11日から先行公開してるわけですけど、正式公開日は8月19日。原則、劇場が変わるわけでもなさそうですし、どういうことなんでしょうねえ、最近多いこのパターンって??
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仕事帰りに上野の森美術館で『ポース・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH』(~8/23)を観ました(金曜日は夜8時までやっているので)。
近年ファッション関連の展覧会が多くなっていますが、現役バリバリの、しかもメンズを中心にしたデザイナーの大規模展となると、おそらく初めてではないでしょうか?
会場内は全部撮影OKってことでした。撮影OKの展覧会ってここ5年で急激に増えましたが、まだ「一部作品のみOK」とか「NGの箇所あり」が主流の中で、全部OKにしたあたり、思い切りました。ってゆーかSNS時代の対応としては、極めて真っ当だということかも知れません。
また入口で全員にピンクのイヤフォンがプレゼントされます(片方に“HELLO”、もう片方に“GOODBYE”って書いてあります)。で、会場内随所にあるQRコードをスマホで読み込んで、このイヤフォンで解説を聞けるってことなんですけど、大江戸がやってみたら、読み取れて動画が見られる(はずの)画面が出るんだけど、見られませんでした。聞こえませんでした。何が悪かったのかしらん? でも、普通に展覧会を見ればいいやと思っていたので、ノー・プロブレムです。
最初の部屋は、壁面の上から下まで全体に大小さまざまな額がかかっています。ポールの持っている絵画や写真のコレクション約500点なのだそうです。一つ一つは大したものじゃないんですが、こういう集合体でその所有者を表現する試みって、なかなか面白いですね。
その後のコーナーにはポールの仕事場が再現されており、ゴチャゴチャ感がリアルでした。
ポールらしいカラー・ストライプで塗装した自動車があったり。
壁一面にぎっしりとボタンが・・・!! カラフルなモザイクのよう。
そのほかにも多くの趣向があり、多角的にポールのデザイナー人生を表現しよとしようとしていました。
最後の部屋には、メンズ、レディース、日本限定版の過去のコレクションが。ポール・スミス的デザインを概観できます。ショップのようなラックに吊るしての展示です。
中でも一番「これこれ!」と思ったのは「裏地」の展示。ジャケットを裏返して吊るしてあり、派手でユニークなライナーがバッチリと主張していました。まあ裏地といったら「エトロ」でしょうけど、ポール・スミスもなかなか(しかもカワイイ)。
反対側の壁面では、ファッションショーの映像をソニーの4Kのクリアーな映像で上映していて、じっくり見ちゃいました。
出口の壁では、ポールさん(のパネル)がお見送り。
うん、なかなか軽快で楽しい展覧会でありました。
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リオ五輪男子サッカー、日本vs.スウェーデンを朝7時からTV観戦(TBS)。うーん、思った通り日本が勝ち、1勝1敗1分けとなりましたが、勝ち点差でグループリーグ突破は果たせませんでした。
やはり初戦って大事ですね、と今更ながらに言うしかありませんね。もはやナイジェリアの「6-7時間前到着」ってのも、奇策としか思えません。「たられば」で言えば、「初戦を引き分けにできていれば」ってのが、一番大きいところでしょう。
そしてこういう短期決戦の大会では、「守りから入る」のが鉄則だということも、改めて身に沁みました。過去、フル代表にしてもオリンピック代表にしても、日本が好成績を残した時ってのは必ず「守り重視」のチームの時でした。逆にタレントが多くて「攻め重視」で「自分たちのサッカーをやるんだ」なんて言ってる時は、ジーコやザッケローニの時のW杯みたいに悲惨な結果になってしまうのです。
そういった意味からすれば、今回のチームはノー・スター軍団ですし、守りも堅いはずだたのですが・・・ナイジェリア戦の打ち合いで、おかしなことになってしまいました。そこが残念でなりません。 今日のスウェーデン戦の守備はきちんと機能していただけに、攻めに関しては3試合とも素晴らしかっただけに、何とも口惜しいグループリーグ敗退です。
18人中岩波だけは最後までピッチに立てませんでしたけど、まあ故障あがりですしね。 この秋からは、A代表に名を連ねる選手が(既に選ばれている)遠藤、大島以外にも出てくることと思われます。楽しみです。 一方では、櫛引、藤春あたりの重い気持ちは、察するにいたたまれないものがありますよね、
遠藤や亀川がベルマーレにいる時代にこの大会が開かれていたら、もっと違う感慨があったろうなあとも思う大江戸なのでした。
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有楽町の東京国際フォーラム・ホールAで開かれたコンサート『THIS! 2016』に行って来ました。『THIS』といえば、佐野元春が1990年代に、注目する若手ミュージシャンを迎えて対バン的に行ってきたイベント。その復活版なわけです。
今回は佐野元春&THE COYOTE BAND、中村一義&海賊、GRAPEVINEの3組によるライヴ。はっきり言って、大江戸は佐野さん以外の両名を聴いたことがりません。6時半スタートでしたが、客席は後ろのほうが結構あいていて、ゆとりのある状態。 5分押しの開始で、まず佐野さんが登場し、口上を述べます。今日の公演は、祝・選挙権ってことで18歳・19歳の人を無料で招待しているのでした(でも全体的にはやはり年齢高めなのですが)。
そしてまずは中村一義&海賊の登場。麦わら帽子に野球アンダーシャツにデニムっていう格好からも見て取れるとおり、純朴なタイプのアーティストであり、ストレートなタイプの楽曲でした。MCでしきりに佐野さんへの感謝とリスペクトを語っていました。約30分のステージ。
続いてはGRAPEVINEのステージ。楽器の交換・セッティングに15分ほどかかりました。その昔の新宿コマ劇場だったら、回り舞台ですぐに交換できるのになあなどと思った次第。GRAPEVINEは思索的かつ通好みの演奏を見せ、世界観も大きく厚みのあるものでした。ギターもカッコイイっす。MCは少な目で、こちらも30分ほど。
でも、両バンドの演奏中って、立ってるお客さんが結構限られていたんですよねー。真ん中の前の方は結構立っていましたが、左右ブロックになると、ごく少しだけで、大江戸の周りはほとんど立っていなかったので、立とうにも立てない状況。これがこういうメイン・アクトのいる合同ライヴ(オーディエンスの年齢高め)の難しいところですね。 そもそもチケットの案内がメールで来た時も「佐野元春 THIS!2016 ~NEW ATTITUDE FOR JAPANESE ROCK」という情報しかなかったので、てっきりデビュー35周年記念のホール・ライブなのかと思って申し込んだのです。うーん、でも確かに「THIS」って言やあ、そういうのでした(と後から気づくのでありました)。でも、小生と同じような人たちって、きっと多かったと思いますよ。だから立たない率も高かったのでは?
そしてまた15分ほどの楽器交換を終えると、いよいよお待ちかね佐野元春&THE COYOTE BANDの登場です。現金なもので、(休養十分の)観客は総立ち。 アレンジを効かせた『君を探している(朝が来るまで)』でスタートした後は、昨年のアルバム『BLOOD MOON』からの曲が続きます。バンドの演奏、キレが良いです。 そして中村さんとGRAPEVINEのフロントマン&ヴォーカル=田中和将さんを呼んで、2曲をみんなで歌います。2曲目は18歳、19歳に捧げますってことで、『約束の橋』。やはり良いですね。中村、田中両氏も、レジェンド佐野との共演がかなり嬉しそうでした。
二人が去った後に、18歳、19歳にもう1曲捧げるってことで、『NEW AGE』。 最後には(「打ち合わせなし」と言ってましたが)再び中村、田中両氏と彼らのバンドを引っ張り出して、『SOMEDAY』と『アンジェリーナ』。いやあ、さすがに盛り上がりました。 ただ、アンコールはナシ。9時15分頃の終了だったので、2時間40分。セッティング時間を除けば2時間10分。佐野さん(だけ)を聴きに行ったファンには、少し物足りなかったのではないでしょうか。ただ、なんか爽やかではありました。佐野さんは『THIS!』を来年以降も続けていくという発言をしておりました。
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リオ五輪サッカー男子の2戦目、日本vs.コロンビア戦は結果を知ってから見ましたが、なんとも惜しい引き分けでした。あの流れ、あの攻撃なら、あと5分あれば逆転できたのでは?ってゆーか、2-2にした後の時間帯(まだ試合終了までは20分ぐらいあったのに)になぜもう1点決められなかったのか? 勝ち点2を損した気分です。
前半の頭から、アグレッシヴに複数名でプレスをかけ、奪い取ったらスピーディーにゴールに向かう、このチーム本来のサッカーができていました。その上、選手間の距離が近いことによるパスワークの良さ、攻撃のアイディアの豊富さに加えて、技術でもコロンビアを上回って、「これだ!これなんだよ!」って感じでした。つくづくこれが初戦からできなかったことが、悔やまれます。
先発を4人替えてきたわけですが、その4人=GK中村もMF井手口もMF矢島もFW浅野 みんなが素晴らしかったですよ。まあ、ここらの選手起用の機微に関しては部外者がどうのこうの言ってもしょうがないので申しません。でも、初戦からこういうコンビネーションの良さであってほしかったとは言っておきたいです。今日は目立ったミスがほとんどありませんでしたから(あのオウンゴール以外は)。
交代選手のパフォーマンスの良さが1戦目、2戦目と目立ちます。1戦目=浅野、矢島、鈴木武蔵。2戦目=南野、大島、亀川。 早くもメンバー18人中ピッチに立っていないのは、DF岩波ただ一人となりました。総力戦ですね。
このチーム、スウェーデンには勝てると思うんです。あとはコロンビアがナイジェリアに負けるか引き分けだったらって展開になりました。ナイジェリアがもう決勝トーナメント進出を決めて、流して来るのが心配ですが、まあこれで日本が生き残ったら、いかにもこのチームらしいではありませんか。
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いやー、予想以上の傑作ではありませんか! まさに庵野のゴジラであり、3.11後の日本にしか作りえなかった見事なゴジラ映画になっていました。
この情報量の多さ! それをキャストが抑揚を抑えた猛烈な早口で語り(ネイティヴ日本人でさえ、頭をフル回転させ続けないと、音から意味を掴むのが難しいほど)、かなり多めのカット数で他面的に描いていきます。編集も見事です。なので、2時間(正確には119分)の映画なのに、2時間半ほどと誤認してしまうほどの密度なのです。
なのでダレ場は一切なし。しかもいきなり事件が勃発し、収束とともにエンドマークとなるので、本当にムダのない筋肉質な作品なのです。むしろ意図的に「お安いドラマ」や「ウェットな情緒」の入り込むスキをなくしたのでありましょう。そのソリッドでドライで、とにかくリアルな(作品の)佇まいが、たまらなく魅力的なのです。そしてとにかく面白い。徹底したリアリズムが、なぜかえらく面白い。庵野さんって、あんなようでいて実は娯楽映画ってもんをよーくわかっている方なのだと思います。
小さめの第1形態ゴジラが現れた時には、なんだこりゃ?と思いました。『ラドン』におけるメガヌロンのようなものなのかと・・・。ブサイクだし。 しかも『ふきげんな過去』と並んで、本作も「北品川映画」になっておりました。そうか、『ふきげんな過去』におけるワニは、ゴジラの登場を暗示しておったのか!!(両作を観ないとわからない衝撃の符合)
ま、最終的には第1作(1954)同様に、得体の知れない巨大で共謀な「荒ぶる神」のごときゴジラとして造形されていたので、大いに納得なのです。とはいえ、時々エヴァのビースト・モードや巨神兵のようでもありましたよね、このゴジラ。
石原さとみはちょっと笑っちまうんですけど(ま、英語の発音はお見事な線まで練習してありましたが)、長谷川博己が「昭和の役者」っぽさに磨きかけておりましたね。そして、市川実日子さんの無表情な早口と時折こぼれ出る人間味がかなり良い感じでした。
音楽に伊福部昭を多用してくれたのが、嬉しく心躍るところ。いやー、やっぱりファンとしてわかっていらっしゃる、庵野総監督。そう来なくっちゃ、です。 また鷺巣詩郎が音楽なもので、『エヴァンゲリオン』のあのティンパニーを使ったような音楽も随所に鳴らしておりました。
VFXのレベルもワールド・クラスですし、良い「絵(ビジュアル)」がたくさん観られて、眼福でもあり、興奮もしました。政治的な深読みもできましょうけど、制作者の意図はそこではないと思いますので、まずは目の前の事象(ゴジラ)を堪能すればいいのです。きっとまた観に行っちゃうんでしょうねえ。本年度ベストワンの有力候補です。「まだまだこの国はやれる」だったのですねえ。
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リオ五輪は始まりましたが、Jリーグは中断するわけではありません。今日のベルマーレは埼玉スタジアムでレッズと対戦です。 いつも思うんですが、浦和美園駅からスタジアムの間を歩いてると、ほとんど黄緑の人はいません。見渡す限り赤い人しかいません。ベルサポは平塚からバスで乗り込んだり、駅からバスを利用したりするからなのでしょう。
練習時からゴール裏の狭いスペースだけを与えられているアウェイ・ゾーン(通称=出島)は、大変な盛り上がり。ホームよりもアウェイの方がサポーター純度が濃くなるので、ホームでは結構冷静に試合を楽しんでいる小生も、アウェイでは立ちっぱなしでチャントを歌いながら応援せざるを得ないのです。この蒸し暑さですから、正直疲れますよ、結構。
わざわざ埼スタに毎年足を運ぶわけは、いつかここで、赤い人たちの前で、ジャイアント・キリングを見せつけたいから。これだけ順位に差がついていても、サッカーってのは時として番狂わせが起きるものですから。その日を楽しみに、通い続けるのです。と思いながら、毎年「あーあ」と思いつつ、重い足取りで帰るのですけれど・・・。
今日も負けましたー。1-4の完敗です。8分に村山の判断ミスとも言えるプレイで先制点を献上し、ちょっとゲームプランが狂ったのではないでしょうか。その後も追加点を奪われましたが、前半終了間際に大槻のゴールで1点差に詰め寄ったことで、まだまだやれる!感が漂っていました。
ところが63分に槙野に決められ1-3と苦しい状況に立たされてしまいます。その後も一進一退の攻防で、惜しい場面もありましたが、結局はA.T.にも失点し、3点差での敗戦となりました。 高山もずーっと不調ですし、三竿は相変わらず良いプレイができませんし・・・困ったものです。
うーん、とにかく勝ち点がほしいのに、つらいですねー。遠藤も興梠もいないレッズだから、もしかしたら・・・と思いましたが、まあそう甘くはなかったようです。レッズさんの「ホーム500試合目」に花を持たせちゃった感じです。
ベルマーレは今後も広島、鹿島、ガンバと、強敵との連戦が続きます。それでも勝ち点を少しずつでも重ねていくしかないのです。今日の戦いを見てても、悪いサッカーではないのです。降格するチームじゃないのです。 新加入のジネイが後半途中出場して、なかなか良かったのが光明です。残り10試合、今後のジネイの活躍に期待です。
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リオデジャネイロ・オリンピックの開会式も明日に迫りましたが、いつも通り先駆けてスタートしているサッカー。U-23日本代表の初戦は対ナイジェリア。ナイジェリア・チームが試合の7時間前に現地に到着したと聞けば、こっちとしては「もらった!」と思いますよね。ところがねえ・・・。
結果はご存じのように、5-4でナイジェリアの勝利。一時は5-2と3点差だったのを、あと一歩の所まで追い上げたのは立派ですが、ちょっと本気出すの遅すぎたんじゃないの?(まるで先週土曜の湘南-川崎戦のような・・・)
というよりは、とにかく「雑な試合」でした。両チームともミス多過ぎ。9点入った撃ち合いの試合ってことからもわかるように、両チームとも守備がザルですし、パスのミスやクリアのミスなど、とにかく穴だらけ。本大会レベルではないですよねえ。
そうなると、身体能力でガンガン押して来るナイジェリアの方に分があります。とにかくリーチが長くて、足元にしてもロングパスにしても、ナイジェリアの足がグーンと伸びて届いてしまうのです。しかも高さがあって、スピードもあって。かなり良いチームではありませんか(直前の到着も「計画通り」という説もありますし・・・)。
日本は「入り」の時間に、ちょっと「受け」ちゃった印象。ベルマーレみたいに、もっとガンガンプレスかけて、アグレッシヴにやってほしかったです。結果論ですが。 前の方の選手は(交代選手も含めて)悪くなかったのですが、後ろの方の選手がかなりひどかったです。いつもならしないようなミスがボロボロ出てました。両サイドバックも、攻撃はかなり良かったんですが、守りのミスが多くて、実際それが失点に結びついてましたから・・・。そして、GK櫛引が自信なさそうでしたねえ。プレイのミスが多いし、足元おぼつかなくて狙われるし、点取られるたびに気落ちしていくのが見えちゃうし。大江戸はGKにOA枠を使うのもアリだと思ってましたが、なにせ故障選手続出でしたから、しょうがありません。今大会のOA3人の選び方は、それなりに納得できると思っています。とはいえこの試合で見る限り、物足りないことも確かでした。
そういえば、中島翔也も(ついでに言えば、交代で入った矢島も)力が発揮できませんでしたねえ。守備に追われ、そこでミスを重ね・・・って感じでした。2戦目以降の奮起に期待します。 あとは興梠(PKだけど)、南野、浅野、鈴木武蔵と、FWの取るべき選手が点を取ったことが明るい材料。本当に、守備の手直し(どこまで可能なのだろう?)が喫緊の修正課題ですね。
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スターバックス・コーヒーが日本に入ってから20周年なんですって。
日本第1号店は有名ですよね。銀座3丁目の松屋銀座裏(松屋通り沿いの方ね。マロニエ通り沿いにもあるので注意)にある2階建てのお店。ご覧のとおりガラス窓が手描きでデコられてます。
思えばスターバックスの登場以来、日本のコーヒー事情も随分変わったものです。
その1:カフェ・ラテが一般化し、グルメ・コーヒーが増えました。
その2:トールだグランデだと、随分大量のコーヒーを(ちびちびと、たっぷりと)飲むようになりました。
その3:店でタンブラーに入れてもらって、オフィスのデスクで飲む文化が定着しました
その4:喫茶店がほとんど無くなりました。
その5:コーヒー店から紫煙が消えました。または分煙が進みました。
で、お隣の松屋銀座では、スターバックス日本上陸20周年を寿ぐイベントを実施中中(~8/7)。
1階の特設スペースに、過去からのさまざまなタンブラーやマグカップが展示してあったり、限定グッズを売ったりしているようです(トートバッグは毎日行列で、すぐ売り切れのもよう)。ま、ちょっとあっさりした展示、あっさりしたスペースではありますが・・・。
さらに地下のコンコースでは、両サイドのショーウインドウを使って、スターバックスの世界を展開。
こうなると、スタバって一つの「文化」ですよね。だから鳥取に出店した時に、あんなにニュースになったのかあ。
思えば、1号店ができてしばらく後にスターバックス・ラテを飲んで、衝撃的なうまさに「おお!」と思いましたもんねー。あれから20年ですかあ。うーむ。
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映画『ロスト・バケーション』は、数あるサメ映画の中でも『ジョーズ』に迫るほどの怖さで引っ張る快作。 「サメこわー。」「サメこわー。」と十回ぐらい書いておけばそれでいい作品のような気もしますが、演出の腕もなかなか。
86分を贅肉なしで駆け抜けるサスペンスは、同じスピルバーグでも『激突!』を思わせます。あの作品の得体のしれない巨大タンクローリーの恐怖と、最後の「対決」(=原題の“Duel”)は、本作における巨大ザメの恐怖と、最後の対決にかなり似ています。
大江戸は『オープン・ウォーター』だとか『フローズン』だとかのワン・アイディア、ワン・シチュエーションのサバイバル・スリラーって結構好きなんですけど、いや、本作はその中でも映画としてよく出来ておりますよ。限定された状況の中で、次から次へと「一難去ってまた一難」を繰り出していきます。ま、それらはどこかで見たことのあるようなクリシェばかりではありますが、上手に組み合合わせてありますし、演出も冴えていて、飽きさせません。
時間の経過の表現が今一つだったり(突然腑に落ちない飛び方をしたり)、3日もあんな状態になっている割には主人公けっこう元気だぞとか、水を飲んでいないが大丈夫なのかとか、ツッコミ所はあります。でも、ちょっとそこらに目をつぶれば、よくできた娯楽作として褒めてあげられるレベルでしょう。
惜しむらくは、ラストのDuelの描写が「どういう位置関係で、何がどうなっているのか」を明確に伝えられていないこと。スピルバーグだったら、ここはバッチリだったろうと思うと、うーん、残念ですね。
(以降ややネタバレあり) ブレイク・ライヴリーは傷だらけの役柄で頑張ってますが、この主人公、利口なんだかバカなんだかわかりませんね。無茶し過ぎるし。 エピローグに至っては、「こんな目に遭いながら、懲りないヤツだなー」って呆れるしかない感じでした。
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映画『ルドルフとイッパイアッテナ』を試写会で観ました。年初からTOHOシネマズのオープニング・フィルムでゴジラに踏みつぶされそうになっていた連中なので、もう古くからのなじみのような気がしてしまいます。また、当初はタイトルからの想像で「外国製のアニメ」だと思っていたので、春ごろにチラシを見て国産だとわかった時には多少驚きました。
まあ海外輸出も考えているでしょうから、日本製と言っても3DCGで、万国受けしそうな感じです。かわいい猫キャラクターは、マーチャンダイズ化やタイアップにももってこいですしね。
ラストの感じからすると、十分に続編ができそうな雰囲気でした。まずは本作がヒットすれば、ですけどね。
子弟ものにして、バディものと言えます。凸凹コンビの愛すべきキャラクターと、心優しき周辺の猫や犬たち。メイン・ターゲットは子供たち(つまり家族連れ)でしょうけれど、教育的な要素もたっぷりで、親が子供を連れていくにはぴったりの作品になっています。「ほら、猫ちゃんもちゃんと勉強するでしょ」とか「ルドルフだって勉強して漢字が読めるようになったんだから」とか言いやすいお話ですし、そもそも言われる前に子供自身がモチベーション・アップすること確実な気がします。
終盤、岐阜近くまで行ってから、妙に簡単に家に着き過ぎちゃったきらいがありますが、その他はダレ場もなく、89分の中にコンパクトに娯楽性たっぷりに、手堅くまとめた作品です。実際クライマックスでは、多くの大人の観客がハンカチで目元を押さえていらっしゃいました。
2Dでの試写でしたが、いかにも飛び出す3D効果を狙った絵柄が多かったので、3Dでご覧になるのもよろしそうですね。
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先週は2泊3日で初めての金沢を堪能しましたので、「東京温度」番外編としてご紹介を。
まずはお決まりの兼六園。しかしこのシーズンは歩いていると蒸し暑さに閉口します。
「金沢21世美術館」に行くのが、この旅で一番やりたかったことかも知れません。
前庭には半透明のカラー・フィルターのような、歩いて入れる作品(オラファー・エリアソン)。
有名なプールの作品(レアンドロ・エルリッヒ)は、上から見ると眼下を人々がゆらゆら。
でもって、下から眺めると水面の上に人影が。上の人からは自分が見られてるんでしょうね。やっぱり素晴らしい体験です、これ。
館内には直島のベネッセ地中美術館で見たのと同じようなジェームズ・タレルによる空が開いた部屋の作品も。4つの壁に囲まれて座りながら、大気を感じられる哲学的空間です。
金沢城近くの白鳥路という小道には、彫刻作品が多く設置されておりました。その中の一つ、この作品に大江戸は何の迷いもなく、『ヘビー・ローテーション』というタイトルを献上したいと思います。
旧石川県庁舎を利用した「しいのき迎賓館」には、ポール・ボキューズのレストランなども入っています。レトロ・モダンな美しい建築です。
小体(こてい)ながら、美しさにかけてはこちらの金沢文学館(2階は五木寛之文庫)も負けてはいません。窓からの灯りも素敵ですね。
水に浮かぶシンプルな小屋。これは鈴木大拙記念館です。禅の研究で有名な仏教哲学者・鈴木の記念館だけあって、徹底的に削ぎ落としたタテ線とヨコ線だけのデザインです。設計はモダニズム建築の大家、谷口吉生さんです。ミニマムな美しさですね。
鈴木大拙記念館を出てしばらく歩くと、こんな滝。小ぶりですけど、滝好きとしてはうれしかったですね。
ちなみに泊まったホテルは、「大正ロマンの宿」と言われる所。部分的な擬古体ですが、内部の佇まいは悪くありません。しかもお風呂が温泉なのがグッドです。
その他、茶屋街や武家屋敷の通りをレンタル着物(夏でも涼しい能登上布)で歩いたりもしたのですが、そういう古き良き金沢は当たり前なので、今回はカットです。あしからず。でも最高でしたよー、やっぱり。
あ、申し遅れましたが、行きも帰りも飛行機でした(残念ながら北陸新幹線利用ではありません)。で、行きも帰りも窓外の雲海に、富士山が頭を出していたのでありました。
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