ポール・スミス展@上野の森美術館
仕事帰りに上野の森美術館で『ポース・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH』(~8/23)を観ました(金曜日は夜8時までやっているので)。
近年ファッション関連の展覧会が多くなっていますが、現役バリバリの、しかもメンズを中心にしたデザイナーの大規模展となると、おそらく初めてではないでしょうか?
会場内は全部撮影OKってことでした。撮影OKの展覧会ってここ5年で急激に増えましたが、まだ「一部作品のみOK」とか「NGの箇所あり」が主流の中で、全部OKにしたあたり、思い切りました。ってゆーかSNS時代の対応としては、極めて真っ当だということかも知れません。
また入口で全員にピンクのイヤフォンがプレゼントされます(片方に“HELLO”、もう片方に“GOODBYE”って書いてあります)。で、会場内随所にあるQRコードをスマホで読み込んで、このイヤフォンで解説を聞けるってことなんですけど、大江戸がやってみたら、読み取れて動画が見られる(はずの)画面が出るんだけど、見られませんでした。聞こえませんでした。何が悪かったのかしらん? でも、普通に展覧会を見ればいいやと思っていたので、ノー・プロブレムです。
最初の部屋は、壁面の上から下まで全体に大小さまざまな額がかかっています。ポールの持っている絵画や写真のコレクション約500点なのだそうです。一つ一つは大したものじゃないんですが、こういう集合体でその所有者を表現する試みって、なかなか面白いですね。
その後のコーナーにはポールの仕事場が再現されており、ゴチャゴチャ感がリアルでした。
ポールらしいカラー・ストライプで塗装した自動車があったり。
壁一面にぎっしりとボタンが・・・!! カラフルなモザイクのよう。
そのほかにも多くの趣向があり、多角的にポールのデザイナー人生を表現しよとしようとしていました。
最後の部屋には、メンズ、レディース、日本限定版の過去のコレクションが。ポール・スミス的デザインを概観できます。ショップのようなラックに吊るしての展示です。
中でも一番「これこれ!」と思ったのは「裏地」の展示。ジャケットを裏返して吊るしてあり、派手でユニークなライナーがバッチリと主張していました。まあ裏地といったら「エトロ」でしょうけど、ポール・スミスもなかなか(しかもカワイイ)。
反対側の壁面では、ファッションショーの映像をソニーの4Kのクリアーな映像で上映していて、じっくり見ちゃいました。
出口の壁では、ポールさん(のパネル)がお見送り。
うん、なかなか軽快で楽しい展覧会でありました。
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