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2016年8月 3日 (水)

「ロスト・バケーション」:サメこわー。

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映画『ロスト・バケーション』は、数あるサメ映画の中でも『ジョーズ』に迫るほどの怖さで引っ張る快作。 「サメこわー。」「サメこわー。」と十回ぐらい書いておけばそれでいい作品のような気もしますが、演出の腕もなかなか。

86分を贅肉なしで駆け抜けるサスペンスは、同じスピルバーグでも『激突!』を思わせます。あの作品の得体のしれない巨大タンクローリーの恐怖と、最後の「対決」(=原題の“Duel”)は、本作における巨大ザメの恐怖と、最後の対決にかなり似ています。

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大江戸は『オープン・ウォーター』だとか『フローズン』だとかのワン・アイディア、ワン・シチュエーションのサバイバル・スリラーって結構好きなんですけど、いや、本作はその中でも映画としてよく出来ておりますよ。限定された状況の中で、次から次へと「一難去ってまた一難」を繰り出していきます。ま、それらはどこかで見たことのあるようなクリシェばかりではありますが、上手に組み合合わせてありますし、演出も冴えていて、飽きさせません。

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時間の経過の表現が今一つだったり(突然腑に落ちない飛び方をしたり)、3日もあんな状態になっている割には主人公けっこう元気だぞとか、水を飲んでいないが大丈夫なのかとか、ツッコミ所はあります。でも、ちょっとそこらに目をつぶれば、よくできた娯楽作として褒めてあげられるレベルでしょう。

惜しむらくは、ラストのDuelの描写が「どういう位置関係で、何がどうなっているのか」を明確に伝えられていないこと。スピルバーグだったら、ここはバッチリだったろうと思うと、うーん、残念ですね。

(以降ややネタバレあり) ブレイク・ライヴリーは傷だらけの役柄で頑張ってますが、この主人公、利口なんだかバカなんだかわかりませんね。無茶し過ぎるし。 エピローグに至っては、「こんな目に遭いながら、懲りないヤツだなー」って呆れるしかない感じでした。

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