「神聖なる一族24人の娘たち」:土俗的珍味
映画『神聖なる一族24人の娘たち』は、珍しやロシア連邦のマリ・エル共和国作品。珍味です。ここまでヘンテコなテイストの作品も久々です。
狙ったヘンテコではなくて、地味な土俗性から醸し出される奇妙な味。羅列されるエピソードは、話の展開もなくオチもなく、ただただポンと放り出されるのみ。まあ、ハッキリ言って面白くないというか、・・・面食らいます。
何らかの形で性に関わるエピソードがほとんどですが、全然エロティックではないし、何なんでしょう、この退屈な感じは? いずれにしてもブツブツと断ち切られて、次々と出て来るエピソードがあまりにマリ・エル的(?)で、大江戸ギブアップの巻でした。
それにしても森から出てきたあの巨大な野人女の異様さ! なんなんすか、あれは?! 夢に見そうな不気味さと異常さなのでありました。
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