« 「聲の形」:硝子の(マイ)ジェネレーション | トップページ | 今日の点取占い259 »

2016年10月 4日 (火)

「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」:生涯同じ歌を・・・

356479_002
映画『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』は、原題が“Un + Une”。まさにもう一つの『男と女』(Un Homme et Une Femme)です。クロード・ルルーシュ(79歳)とフランシス・レイ(84歳)の名コンビによる久々の作品です(『男と女、嘘つきな関係』以来20年ぶり)。まあ二人とも結局、同じ歌を歌い続ける人なのですね。おじいちゃんになってもラヴ・ストーリーです。フランス人ですから。

356479_001

それにしても『男と女』('66)から半世紀がたつのですね。それでもなお二人とも現役。考えてみればスゴイ話です。

エキゾチックで神秘的なインドの地が、本作の仕掛け。そこにフランス人の男と女を置いた時にどうなるか?という実験で、ラヴ・ストーリーを1本作りました!って感じです。

356479_004
劇中で男が言われるように、何とも「能天気」な二人なのですが、まあそういうところも含めて20世紀的なフランスの伝統を感じさせる作品ではあります。日本で言うなら、晩年の黒澤明が、『夢 DREAMS』とか『まあだだよ』を撮ったみたいな感覚でしょうか。

なので、ちょっとかったるい所があっても憎めないし、後半の展開などはなかなかに面白かったです。

356479_005
あの『グレイストーク』でターザンを演じた肉体派クリストファー・ランバートが、こんな渋い白髪の大使役を演じるなんて、いやー、人間は歳月を経て変わるものなのですね。

興行的にはあまり当たってはいないようですが、まあ、現在ルルーシュの名前には何の集客力もないってことに加えて、この邦題がねえ・・・。まったくどうでもいいような、というか、印象に残らないタイトルですよね(むしろ覚えられなかった)。

|

« 「聲の形」:硝子の(マイ)ジェネレーション | トップページ | 今日の点取占い259 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/42098/67799394

この記事へのトラックバック一覧です: 「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」:生涯同じ歌を・・・:

» アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲 [映画好きパパの鑑賞日記]
 フランスの大ベテラン、クロード・ルルーシュ監督が、インドを舞台に描いた愛の物語。音楽がフランシス・レイで、インドの悠久たる流れも感じましたが、若干、クラシックに感じました。フランス人にとってはいつまでも男と女がデーマなのね。  作品情報 2015年フラン…... [続きを読む]

受信: 2016年10月 4日 (火) 22時48分

» アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード) [映画的・絵画的・音楽的]
 『アンナとアントワーヌ  愛の前奏曲(プレリュード)』を渋谷のル・シネマで見ました。 (1)『男と女』(1966年)のクロード・ルルーシュ監督の作品ということで映画館に行ってきました。  本作(注1)の冒頭では、本作を監督したルルーシュが画面に登場し、「本作...... [続きを読む]

受信: 2016年10月 5日 (水) 05時13分

» アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲 [象のロケット]
映画音楽家のフランス人男性アントワーヌは、恋人アリスから結婚したいと言われ、返事に困ってしまう。 そんな時、ボリウッド版「ロミオとジュリエット」の音楽を依頼され、インドを訪れる。 歓迎の晩餐会で意気投合したフランス大使の妻アンナは不妊に悩んでおり、聖者アンマに会うためインド南部の村まで出かけるのだと言う。 アントワーヌがアンナの旅の同行を決意した頃、アリスはインドへ向かっていた…。 ラブ・ストーリー。... [続きを読む]

受信: 2016年10月 8日 (土) 08時15分

« 「聲の形」:硝子の(マイ)ジェネレーション | トップページ | 今日の点取占い259 »