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2016年11月26日 (土)

「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」:真っ当な娯楽アクション

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映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は、ジャック・リーチャー・シリーズ第2弾。監督がエドワード・ズウィックに代わったためか、作品やキャラクターのトーンもある程度変化しています。悪い変化ではありません。『フレンチ・コネクション』の1と2の違いに多少似ていると言いましょうか(あそこまで異なってはいませんが)。ズウィック監督って、「職人」と「名匠」の中間ぐらいに位置する人だけに、古典的な面白さを持つ真っ当な娯楽作に仕上げてくれました。

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こういうVFXや超人やロボットに頼らない真っ当なアクション映画って、たまに見るといいもんですね。最近はめっきり無くなりつつあるジャンルの一つですので・・・。ドンパチがあっても、荒唐無稽な弾丸の数やSF的な光線砲ではありませんし、最終的な決着は拳(こぶし)でつけますし。重い格闘をするためなのか、トム・クルーズの肉体もシャープさを捨てて、がっしり方面に寄せています。

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まあ54歳だから当たり前なのですが、トム・クルーズの永遠の若さもついにあるラインを踏み越えたって感じです。もちろんジャック・リーチャー仕様の、武骨なキャラに合わせた顔と肉体ってこともあるのでしょうけれど、前作『アウトロー』や、昨年の『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』と較べても、急にガクッと来ましたね(「劣化」などという言葉は嫌いなので、使いませんが)。それでも重量感のある生身のアクションで、十分に健闘しております。

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ジャックと行動を共にするスーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)、日本版を作るとしたら絶対に吉田羊ですね! そうした場合、トムは誰かとなると、・・・いないんですよねー。岡田准一があと10年たったら、こういうことが出来そうな気もいたしますが。 女の子に関しては、日本でやった場合、こういう子じゃなくてもっと一般的にカワイイ子がキャスティングされるでしょうし、それでうまくいったりするんですよね。例えば、広瀬すずがやるとか・・・。

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